参加者、史上最多!? #JBUG 東京#6「プロジェクトマネジメントを “習慣化” しよう!」レポート

こんにちは、Meggyです。10月より毎週行われてきたJBUGオフラインイベント。10/12(福岡#6)10/20(岡山#1)10/26(札幌#2)と続き、今回がラストの11/2(東京#6)回です。毎週どこかで、Backlogユーザーさん主導のイベントが行われるという素敵な1ヶ月でした。すべてに参加させていただき、ありがとうございました。

さて、このブログでは、秋の全国行脚のラストを飾るにふさわしい、JBUG史上最多の参加人数で盛り上がったJBUG東京#6「プロジェクトマネジメントを “習慣化” しよう!」をレポートします。(1週間も空いてしまってすみません)

なお、JBUG 東京#6は、日本経済新聞社の西馬さんが主催でオフラインイベントを計画してくださいました。西馬さんは、JBUG 東京の運営のみならず、Backlog World 2019運営コアメンバーとしても活動されています。

Togetterのツイートまとめはこちら

JBUGは、ハッシュタグ「#JBUG」を用意しています。JBUG東京#6の関連ツイートまとめを、「Togetterまとめ枠」でご参加くださった株式会社mgnの齋木さんがトゥギャってくださいました。ありがとうございます!

レポートブログはこちら

さらに、ご参加いただいたあぶさんが、レポートブログを音速で公開してくださいました。ぜひお読みください!

  • JBUG (東京#6) プロジェクトマネジメントを “習慣化” しよう! に参加してきました/ @kabukawa
    • “プロジェクト管理ツールは、導入しても定着するまでに結構手間と時間がかかるのでそのあたりの知見が得られるといいな、と。”
    • “なんか聞いてて思ったのは、こういうコミュニティイベントで得られるものは「正解」ではなく「選択肢」だなぁ、ということ。もちろん、いい意味で。正解なんて初めから無いからこそ、引き出しの多さが大事、と言うか。”

会場のご提供はABEJAさん

会場は、白金高輪駅直結と行って差し支えない場所にあるABEJAさんにご提供いただきました。とても綺麗でおしゃれ、そして充実したファシリティに感激しました。しかも、ABEJAのぎょりさんにはご登壇も頂きました…!重ねて本当にありがとうございます!

一瞬で定員オーバー、からの二度の増枠

実はJBUG東京#6は、公開と同時にわわっと参加申し込みが入り、会場ご提供のABEJA:ぎょりさんに確認をし二度、増枠しています。ご登壇いただく方々の話が面白そう!という側面もさることながら、東京での開催が5ヶ月ぶりというのも影響しているかもしれません。金曜日(プレミアムフライデー)の夜だというのに、40名以上の方が参加してくださいました。スタッフ入れてほぼ50名、みたいな規模は初!とても賑やかな夜になりました。

セッションプログラム

 セッション1. 名村 晋治氏 / チケットシステムを知らない企業でもBacklogを使ってもらえる為の設定への工夫

まずは、株式会社サービシンク 代表取締役の名村 晋治さんのセッション「チケットシステムを知らない企業でもBacklogを使ってもらえる為の設定への工夫」です。20分のご登壇時間に対し、スライド80枚。それだけで中身の詰まりっぷりが想像できるのではないでしょうか。

実は、数ヶ月前に私、Meggyが名村さんにお会いしBacklogの使い方についてヒアリングする機会がありました。その際、名村さんにお教えいただいた「徹底したルール設計」「クライアントが”Backlogを使いたい”と思うための設計」に感激し、「それをぜひ、Backlogユーザーの皆さんに共有してください」とアプローチ。今回のJBUGでのご登壇が実現したという流れがありました。

セッションでは、「Backlogを使ってもらう理由を作る」「Backlogを使う上で重要視していること」「実際の運用の流れ」と3つの章に分けて詳しく解説いただきました。特にご参加者の反応が大きかったのは「“種別”を利用した進捗管理」。

進捗管理を課題の詳細で行うことに慣れていないクライアントでも、先頭に色分けした進捗が書いてあれば一目瞭然、とのこと。こうすることで、「ここだけはチェックしてくださいね」と言いやすくもなったそう。

また、驚きだったのは「Backlogを見ていない人を切る」という施策。徹底した「Backlogで進めます!」の姿勢を続け、「Backlogを見てないとヤバイ」とクライアントに思ってもらうそうです。

また、「体言止め禁止」「指示代名詞禁止」など、文章を書く際のルールも徹底されています。こうすることで、無駄な会話のキャッチボール(「どこのページでしょうか?」「具体的に何をすればいいでしょうか?」など)のコミュニケーションコストを減らせます。

これが秀逸すぎたので、「公開していただけないかなぁ」と厚かましいツイートをしてみたところ、なんと!快く公開してくださいました!!こちらからぜひ確認してみてくださいね。Wikiに貼り付けてお使いいただけます。名村さん、重ね重ねありがとうございます🙇🏽‍♀️🙇🏽‍♀️

名村さんは、こちらでは到底ご紹介しきれなかったテキストルールについて、全国各地でセミナーを行っていらっしゃいます。「誰がどう見てもそうとしか受け取れない文書術」ご興味がある方は、ぜひチェックしてみてください!

セッション2.永淵 恭子(ぎょり)氏 / 職種も社内外も関係なく巻き込みたいんだけどまじ卍

続いて、ABEJAのぎょりさんのご登壇です。みなさまご存知の通り、ABEJAさんといえばAIです。日本最大級のAI活用イベント「SIX 2019」で、イベントの進捗やタスク管理にBacklogをご利用いただいているそうです。(SIX 2019のサイトめちゃくちゃかっこいいな)

しかし!うまくいったこともあれば、うまくいかないこともあるとのことで、そのあたりをあけすけにお話しいただきました。たとえばABEJAさんでは、導入した最初にやったこと。

  • 関係する人、役員含めて全員参加(Backlogは現在ユーザー数課金ではないので)
  • アイコンを設定させる
  • コミュニケーションルールを整備
  • 使い方の説明
  • Slackへの通知

質疑応答では、セッションの中であがった「うまくいかないこと」へのアンサーとして「課題の担当者=最終責任者でなく、今どっちがボールを持っているかというだけ」などのアドバイス(!)が出ました。担当者を変えづらいというのは意外でした。

名村さんも「根付くまで半年くらいは待つ」とおっしゃっていましたし、やはりBacklogほど分かりやすいインターフェースでも時間はかかるもの。ちなみに、Backlogの兄弟プロダクトのTypetalkは、チャットからチェックボックスにチェックするだけで課題を起票できたりするのでとってもオススメですよ。

阿部 みなみ氏 / SmartHRとユーザーを繋げるBacklogの使い方レシピ

最後のセッションは、株式会社SmartHR 阿部みなみさん。SmartHRさんでカスタマーサクセスを担っています。SmartHRさん、私も大好きなサービス。もはや知らない方はいないのでは?と思いますが、人事労務の煩雑さを解消するサービスです。この時期だと「年末調整」のラクさに驚くユーザーさんが多いと思います(我もそう)

このテレビCMを2回流してくださいました。「オリーブオイル、もちろん要りません。

さてSmartHRさんでは、ユーザー企業さんへのサービス導入の際、サポートの一環で「オンボーディング」に力を入れています。SmartHRをちゃんと使ってもらうための浸透施策としてのコミュニケーションを、Backlogを介して行っていらっしゃるのです。

クライアントごとにプロジェクトを作り、招待して使っていただくそうです。SmartHRの需要の拡大にカスタマーサクセスチームの体制が追いつかず、情報が溢れて属人化してしまい、チームでサポートができていない時期があったということですが、それをBacklogで解消できたと。とっても嬉しいですね。

今後は、再オンボーディングや季節イベント(新年度、年末調整など)のプロジェクト管理、親子管理によるホールディングス運用などにトライしていきたいとのこと。Backlogがお力になれるよう、頑張っていきたいなぁと思います。

なお、SmartHRさんは以前、事例取材の協力もいただいています。ぜひ読んでみてください!

急成長中のSmartHRカスタマーサクセスから学ぶ!Backlogによる導入支援の効率化

LTもお腹いっぱいコンテンツ

運営の西馬さんと、ヌーラボ 東京事務所のアンヂェラ・吉澤、計3名がLTをしてくれました。

  • アンヂェラ / 検証 Angela的働き方改革
  • 日本経済新聞社 西馬一郎氏 / システム障害の報告をBacklogにしたら随分負担が減った話
  • 吉澤つよし / Backlogにおすすめするチャットツールのご紹介!

アンヂェラは月50~60時間残業していた営業時代から、人事になってからの残業時間は10時間ほどになったと話しています。メールの数も激減したそう。

西馬さんは、システム障害の報告をBacklogに変え、テンプレート機能を駆使したことで、スピードが増したり記入ストレスが無くなったりと良い影響があったとお話いただきました。日本経済新聞社さんのIT化、もはや「新聞社って堅そう(古そう)ですね」というイメージを完全払拭してくれますね。

西馬さんは資料もアップいただいています。

最後は、再びヌーラボより、Typetalkプロダクトオーナーの吉澤が登場です。Backlogと相性最高なチャットツール「Typetalk(タイプトーク)」、意外と知らない方が多いんですよ。

チェックボックスからチェックしてまとめを作り、Backlogに投稿する」っていうのが便利すぎるので、Backlogを使っているみなさんはぜひ騙されたと思って一回試していただきたいものです。ぜひお試しください!!!!!

最後はお決まりの集合写真

ご登壇いただいたみなさま、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!いやあ盛り上がりましたね。ブログもめっちゃ長くなった。少しでも情報や温度感が伝わればいいなと思います。ぜひ次はあなたもご参加、いやご登壇を!

どんどん別館」でどんどん食べた

で、大好きな懇親会です。白金高輪…っていわゆるシロガネーゼですよね、高級そうなお店しかないのでは、と思っていたら、JBUG向きの串焼き屋さんがありました。おいしかったー。西馬さん、手配ありがとうございます!!

これにて、秋のJBUG全国行脚は幕引きとなります。ありがとうございました。


あなたの住む地域でも開催したくなりましたね?

そのお気持ち、よく分かります!!!プロジェクトマネジメントについてのノウハウや知見をシェアし合うオフラインイベントは、今後も日本全国いろんなところで開催できたらいいなと思っています。今狙っているのは、名古屋、大阪あたりです。(実はまだ開催したことがないのです)

Backlogユーザーのみなさん、ぜひ呼んでください〜!基本どこでも、飛んで行きます!

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