プロジェクトマネジメントでは、体系的な知識やノウハウが成功を左右します。資格の取得は必須ではありませんが、プロジェクトの計画や進行、トラブル対応など実務で役立つ基礎知識を効率よく学べます。また資格はスキルや実績を客観的に証明できるため、転職や昇進といったキャリアアップにも効果的です。
この記事では、プロジェクトマネジメントに役立つ資格の種類や具体的なメリット、マネージャーとして必須のスキルを詳しく解説します。また後半では、プロジェクト管理を効率化するツール「Backlog」の魅力もご紹介します。
プロジェクト管理に課題を感じている方や、マネジメント力を高めたい方はぜひ最後までご覧ください。
目次
プロジェクトマネジメントの資格は必要か
プロジェクトマネジメントの資格取得は必須ではありませんが、実務経験に加えて資格があることで、より効果的なキャリアアップが可能です。
実際のプロジェクトでは、現場で培った経験が最も重視されます。ただし企業によっては、プロジェクトマネジメント資格の取得が求人の条件になっているケースもあり、資格を持つことで自身のスキルを客観的に証明できます。
また資格取得の学習を通じて、プロジェクト管理の手法や理論を体系的に理解できるため、自身の業務効率や問題解決力を向上できます。日々の業務で身につけた知識を整理し、不足するスキルや改善点を見つける機会にもなります。資格取得による知識の習得が、実務を円滑に進める助けになるでしょう。
プロジェクトマネジメント資格を取得するかどうかは、現在の業務内容やキャリアの目標を踏まえ、総合的に判断するのがおすすめです。
プロジェクトマネジメントの資格を取得するメリット
プロジェクトマネジメントの資格取得には、以下のようなメリットがあります。
- プロジェクトマネジメントの知識を体系的に習得できる
- スキルや実績の証明になる
- 転職や昇進に有利になる
それぞれについて、詳しく解説します。
プロジェクトマネジメントの知識を体系的に習得できる
資格の取得を通じて、プロジェクトマネジメントの知識を体系的に習得できます。プロジェクトマネジメントには、計画立案から予算やスケジュール管理、トラブル対応まで幅広い知識が求められますが、実務だけで全体像を把握するのは困難です。
資格取得の勉強を通じて理論的に学ぶことで、これまで個別に対応していた業務を体系的に整理し、抜け漏れなく理解できるようになります。
資格取得を通じて、プロジェクトマネジメントの本質を深く理解し、日々の業務をより効率的に進められるようになるでしょう。
スキルの証明になる
プロジェクトマネジメントの資格を取得することで、自分の持つスキルや専門性を客観的に証明できます。
実務経験だけでは、自分の能力を客観的に評価してもらいにくい場合があります。特に新しいプロジェクトや未経験の分野に取り組む際には、資格があると第三者から見ても能力を正しく判断してもらえます。
資格取得により自身の強みを明確に示すことができ、キャリアの幅を広げるきっかけになります。
転職や昇進に有利になる
プロジェクトマネジメント関連の資格は、転職や昇進時に有利に働きます。企業によっては、資格をプロジェクトマネージャー採用時の必須条件や、管理職への登用要件として定めていることもあるからです。
また、資格取得に向けた学習を通じてプロジェクト管理に必要なスキルを体系的に身につけられるため、実務能力や課題解決力の向上につながります。資格を取得することでキャリアアップや昇進のチャンスを広げられるでしょう。
プロジェクトマネジメントの関連資格一覧
プロジェクトマネジメントに関する資格は多岐にわたり、それぞれ証明できるスキルが異なります。
<プロジェクトマネジメントの関連資格一覧>
資格名 | 資格区分 | 勉強時間の目安 |
プロジェクトマネージャ試験 | 国家資格 | 200時間程度 |
P2M | 民間資格 | 試験による(後述) |
PMP® | 国際資格 | 100~200時間程度 |
PMOスペシャリスト | 民間資格 | 25時間程度 |
ここからは、各試験について詳しく解説します。
資格情報は本ページ公開時のものとなりますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
プロジェクトマネージャ試験(PM)
プロジェクトマネージャ試験(PM)は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)によって運営される国家資格です。システム開発におけるプロジェクトマネジメント力を問う試験で、プロジェクト計画の作成から実績の分析まで幅広い知識やスキルが問われます。
出題形式は多肢選択式・記述式・論述式の3つで、なかでも論述問題は実務経験を持つ受験者にとっても高い難易度の問題です。その分、合格すれば高度なプロジェクトマネジメント能力を持っていることを証明できます。
資格名 | プロジェクトマネージャ試験(PM) |
資格区分 | 国家資格 |
合格率 | 12〜15% |
出題形式 | 多肢選択式、記述式、論述式 |
勉強時間の目安 | 200時間程度 |
(参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA) | プロジェクトマネージャ試験)
P2M
P2M(Program & Project Management)は、日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が主催する民間資格です。個々のプロジェクトはもちろん、複数のプロジェクトを統括するスキルも重視されるので、大規模な案件に携わる機会が多い方におすすめの資格です。
P2Mは大きく以下5種類に分かれており、各試験によって内容・出題形式などが異なります。自分のレベルに応じて選択でき、合格率も50〜70%と比較的高めの傾向にあります。
資格名 | P2M |
資格区分 | 民間資格 |
合格率 |
|
出題形式 |
|
(参考:特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会( PMAJ) | P2M資格試験について)
また、各試験には受験資格が定められている点に注意が必要です。
試験名 | 受験資格 |
プロジェクトマネジメント・コーディネーター(PMC)資格試験 | PMC講習会修了者 |
PMSプログラム試験 |
|
プロジェクトマネジメント・スペシャリスト(PMS)資格試験 | なし |
プログラムマネジャー・レジスタード(PMR)資格試験 |
|
プログラムマネジメント・アーキテクト(PMA)資格試験
※2025年3月時点で未実施 |
PMR資格登録者 |
PMP®
PMP®は、米国のプロジェクトマネジメント協会(PMI®)が認定する国際資格です。プロジェクトマネジメントの世界標準であるPMBOK(ピンボック/プロジェクトマネジメント知識体系ガイド)をもとに作成されており、計画・進行・リスク管理など、プロジェクトに必要な知識を体系的に学べます。
PMPの受験には、3年以上の実務経験が必要です。そのため、資格を持っていること自体が実務能力を証明できるといえます。グローバル企業や外資系企業では、プロジェクトマネージャーの採用要件としてPMP®を重視するケースも少なくありません。
資格名 | PMP® |
資格区分 | 国際資格 |
合格率 | 非公表 |
出題形式 | 四肢択一式 |
勉強時間の目安 | 100時間~200時間程度 |
(参考:PMI日本支部 | PMP®資格について)
PMOスペシャリスト認定資格
PMOスペシャリスト認定資格は、一般社団法人日本PMO協会(NPMO)が認定する民間資格で、「PMO」に関する専門的なスキルや知識を証明します。
「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)」とは、組織内のさまざまなプロジェクトを横断的にサポートする専門部門です。PMOは、個々のプロジェクトマネージャーを支援することで、組織全体のプロジェクト遂行能力の向上や効率化を目指します。
PMOスペシャリスト認定資格には、以下のように3段階のランクが設けられており、取得者のスキルや経験レベルに応じて認定されています。
- PMOスペシャリスト(★)™:PMOの基礎知識を証明する資格
- PMOスペシャリスト(★★)™ :PMOの知識と技術を証明する資格(PMOマネジャーレベル)
- PMOスペシャリスト(★★★)™ ⇒ PMOの知識・技術・経験を証明する資格(現在策定中)
PMOは大規模な企業やプロジェクト数が多い組織で重要性が高まっています。プロジェクトマネジメントの専門家としてのキャリアパスを広げたい方におすすめの資格です。
資格名 | PMOスペシャリスト認定資格 |
資格区分 | 民間資格 |
合格率 |
|
出題形式 |
|
勉強時間の目安 | 25時間程度 |
(参考:一般社団法人日本PMO協会HP | PMOスペシャリスト™認定資格シリーズ)
プロジェクトマネジメントに役立つ資格
ここではプロジェクトマネジメントの専門資格ではないものの、プロジェクトマネジメントに役立つ関連資格を紹介します。
資格名 | 資格区分 | 合格率 | 出題形式 | 勉強時間の目安 |
基本情報技術者試験 | 国家資格 | 約40% | 四肢択一式、多肢選択式 | 200時間程度 |
ITストラテジスト試験 | 国家資格 | 約15% | 多肢選択式、記述式、論述式 | 200時間程度 |
ITコーディネータ試験 | 民間資格 | 約65% | 多肢選択式 | 50時間程度 |
システム開発やITを活用したプロジェクトに関わる場合、基本的なIT知識や戦略的な視点を持つことが必要です。それぞれについて、詳しく解説します。
資格情報は本ページ公開時のものとなりますので、最新の情報は各公式サイトをご確認ください。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、ITエンジニアの基礎的な知識やスキルを認定する国家資格です。システムの企画・要件定義から設計、プログラミング、運用までIT業務に関する幅広い内容が問われ、「ITエンジニアの登竜門」とも呼ばれています。
試験はパソコンを使って実施するCBT方式(コンピューターを用いた試験方式)で、合格率は約40%と比較的高めです。ただし試験範囲が広く、プログラミングやデータベース、ネットワークなどの知識を網羅する必要があります。
取得後の次のステップとして、応用情報技術者試験に挑戦すれば、さらに高度な知識やスキルの習得につながります。
資格名 | 基本情報技術者試験 |
資格区分 | 国家資格 |
合格率 | 約40% |
出題形式 | 四肢択一式、多肢選択式 |
勉強時間の目安 | 200時間程度 |
(参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA) | 基本情報技術者試験)
ITストラテジスト試験
ITストラテジスト試験は、経済産業省が認定する情報処理技術者試験のひとつです。高度なIT人材が受験対象で、ITを活用した事業戦略の策定やシステムの導入計画、リスクマネジメント、IT投資の評価などの能力が問われます。
本資格を取得すれば、企業経営の視点からプロジェクトを推進するスキルを身につけることが可能です。IT技術をビジネスの成長に活かせる人材だと証明できるため、キャリアアップの機会が広がるでしょう。
なお、合格率は約15%と低めで、受験では実務経験が求められます。合格するには200時間程度の勉強が必要になりますが、CTO(最高技術責任者)やCIO(最高情報責任者)のほかITコンサルタントを目指す方には最適な資格です。
資格名 | ITストラテジスト試験 |
資格区分 | 国家資格 |
合格率 | 約15% |
出題形式 | 多肢選択式、記述式、論述式 |
勉強時間の目安 | 200時間程度 |
(参考:独立行政法人情報処理推進機構(IPA) | ITストラテジスト試験)
ITコーディネータ試験
ITコーディネータ試験は、NPO法人ITコーディネータ協会が主催し、経済産業省も推進する民間資格です。企業の経営改善や業務効率化を目的として、ITの導入や活用方法に関する実践的な知識が問われます。
本資格の取得を通じて、経営課題の解決や業務プロセスの改善にITをどう活用すべきかを体系的に学べます。プロジェクトマネージャーとしてIT導入プロジェクトを担当する際にも、本資格で学んだことが役に立つでしょう。
プロジェクトマネジメントを経営の視点から強化したい方や、IT導入を積極的に推進したい方におすすめの資格です。
資格名 | ITコーディネータ試験 |
資格区分 | 民間資格 |
合格率 | 約65% |
出題形式 | 多肢選択 |
勉強時間の目安 | 50時間以上 |
(参考:NPO法人ITコーディネータ協会 | ITコーディネータ試験について)
プロジェクトマネジメントに必要なスキル
プロジェクトマネジメントを成功させるためには、資格取得だけでなく実務で活かせるスキルをバランスよく身につける必要があります。特に、次のようなスキルが重要です。
- リーダーシップスキル
- 問題解決スキル
- マネジメントスキル
- コミュニケーションスキル
ここからは、それぞれのスキルがなぜ必要なのか、具体的に解説していきます。
リーダーシップスキル
プロジェクトマネージャーには、チームメンバーをまとめ、目標達成に導くリーダーシップが求められます。
プロジェクトでは、メンバーの役割や責任範囲が不明確だと進行が停滞し、目標達成が困難になります。そのためプロジェクトマネージャーは、各メンバーが何をすべきかを明確に伝え、メンバーが安心して業務に集中できる環境を作ることが重要です。
また、メンバーとの信頼関係を構築するためには、一方的な指示ではなくメンバーの意見を取り入れ、支援やフィードバックを行うことも大切です。
明確な目標を示し、メンバーが協力しやすい環境を作ることが、プロジェクトの成功につながります。
問題解決スキル
プロジェクトでは、トラブルや予期せぬ問題が発生します。そのため、問題の原因を正確に特定し、迅速に対応する「問題解決スキル」が重要です。
例えば、納期遅延が起きた場合は、遅延の原因を冷静に分析し、スケジュール調整や人員の再配置など具体的な対策をすぐに実施する必要があります。問題の本質を掴んで素早く行動することで、プロジェクトの遅れや影響を最小限に抑えられます。
マネジメントスキル
マネジメントスキルとは、プロジェクトの目標達成に必要な要素を計画的に管理する能力です。予算やスケジュール、人員配置、リスク管理などを的確におこなうことで、プロジェクトを円滑に進める役割を果たします。
特に重要なのはスケジュール管理です。進捗が遅れると、関係者の信頼を失ったり、コスト増加につながったりします。そのため、各タスクの優先順位を明確に決め、チームメンバーに適切に割り振ることが欠かせません。
マネジメントスキルがあれば、限られた時間や資源を効率的に活用し、チームの生産性を高められます。
コミュニケーションスキル(交渉力)
プロジェクトマネージャーには、チームメンバーだけでなくクライアントや関連部署など、さまざまな立場の人とコミュニケーションをとる能力が求められます。
特に予算やスケジュール変更など、利害が対立しやすい場面では交渉力が不可欠です。例えば、納期を調整したり、追加予算を求めたりする際には、相手の要望を尊重しつつ、自社の制約や現状を伝え、現実的な合意を得る必要があります。
大規模プロジェクトほど調整や再交渉が頻繁に発生します。日頃から円滑なコミュニケーションを心掛けておけば、関係者との良好な関係構築ができ、プロジェクトの円滑な進行につながります。
プロジェクトを成功に導くためには、多くの関係者やタスクを適切に管理し、トラブルが起きても迅速に対応できる体制が必要です。特に、次の4つのポイントを押さえることで、プロジェクトマネジメントの成功確率を高められます。
- 目標を明確に設定する
- リアルタイムに進捗管理をおこなう
- チームワークマネジメントを強化する
- プロジェクト管理ツールを利用する
それぞれ詳しく解説します。
目標を明確に設定する
プロジェクトを成功させるためには、目標を明確かつ具体的に設定する必要があります。目標が曖昧だと、プロジェクトの方向性がぶれたり、メンバー間で認識のズレが起きたりする可能性があります。
目標設定には、次の5つの要素を含んだ「SMARTの法則」が有効です。
- 具体的(Specific)
- 測定可能(Measurable)
- 達成可能(Achievable)
- 関連性がある(Relevant)
- 期限が明確(Time-bound)
例えば、「3カ月以内に新規ECサイトを立ち上げ、初月に売上100万円を達成する」といった具体的な基準を示すことで、メンバーの役割やスケジュールが明確になり、プロジェクトが円滑に進みます。
リアルタイムに進捗管理をおこなう
プロジェクトを円滑に進めるためには、進捗状況をリアルタイムで管理することが重要です。常に最新の状況を把握できていれば、スケジュールの遅れや予算超過といった問題を早期に発見し、すぐに対処できます。遅延や予算オーバーが起こる前に適切な対応策を打てるため、プロジェクトのリスクを最小限に抑えられます。
リアルタイムの進捗管理には、プロジェクト管理ツールがおすすめです。プロジェクト管理ツールで進捗状況を視覚的に把握することで、迅速かつ正確な意思決定が可能になります。
チームワークマネジメントを取り入れる
プロジェクトを成功させるためには、部署や組織を越えたメンバーの協力が不可欠です。多様なスキルや経験を持つメンバーが効果的に連携するためには、「チームワークマネジメント」の考え方が役立ちます。
「チームワークマネジメント」とは、ヌーラボが提唱する「チームワーク」と「ワークマネジメント」を組み合わせた考え方です。共通の目標を設定し、メンバーそれぞれの役割を明確にします。そのうえで、タスクをスキルや経験に応じて適切に割り振り、各メンバーが自律的に業務を進められる環境を作ります。
メンバーが役割をはっきり理解していれば、コミュニケーションの齟齬や業務の重複を防げます。また、進捗状況や課題をリアルタイムで共有することで、問題発生時も迅速に対処できるようになるでしょう。
チームワークマネジメントを導入することで、プロジェクトの生産性が高まり、組織全体の競争力強化にもつながります。
チームの力を最大化し、組織の競争力を高める 「チームワークマネジメント」
プロジェクト管理ツールを利用する
プロジェクトを効率的に進めるには、専用の管理ツールを導入することが重要です。管理ツールを利用することで、各タスクの担当者や進捗状況を視覚的に把握でき、メンバー間の情報共有や連携を円滑に進められます。
また、プロジェクト全体の進行状況がリアルタイムで共有されることで、メンバーが自分の役割や次に何をすべきかを明確に把握できます。その結果、作業漏れや遅延といったリスクを防ぐことにもつながります。
プロジェクト管理ツールを選ぶ際は、進捗管理や情報共有に加え、メンバー間のコミュニケーションや作業時間(工数)管理のような必要機能を備えたものを選ぶことが重要です。自社の課題や目的に合ったツールを導入することで、プロジェクトの効率が向上します。
プロジェクトマネジメントで効果的なBacklogの魅力
プロジェクトマネジメントを効率化するには、適切なツールの活用が欠かせません。ヌーラボが提供する「Backlog」は、業務の可視化やチームのコミュニケーション促進を目的としたプロジェクトマネジメントツールです。
ここでは、プロジェクトマネジメントに効果的なBacklogの魅力を以下の4つに分けて解説します。
- チーム間の情報共有が活性化し、コミュニケーションロスを防げる
- 直感的に操作できるUIで、導入後すぐに成果を実感できる
- プロジェクト全体を俯瞰して、進捗をリアルタイムに確認できる
- 充実したサポートと豊富なドキュメントを利用できる
それぞれについて、順番に解説します。
チーム間の情報共有が活性化し、コミュニケーションロスを防げる
プロジェクトをスムーズに進めるには、チームメンバー間の情報共有が不可欠です。Backlogには、タスクごとにコメントを残せる機能や、メンバーへの通知機能があり、最新情報を常にリアルタイムで共有できます。
さらにBacklogには「Wiki」機能も備わっています。これはプロジェクトのルールや業務フロー、議事録などをチーム全員で共同編集できる機能で、メンバーが常に同じ情報を見られるようになります。そのため「情報がどこにあるかわからない」といったトラブルが起きにくくなります。
Backlogを活用すれば情報の抜け漏れや伝達ミスが減り、チーム間のコミュニケーションを円滑にすることが可能です。
直感的に操作できるUIで、導入後すぐに成果を実感できる
BacklogはシンプルでわかりやすいUIを採用しており、ITツールに詳しくない方でも迷わず操作できます。
ドラッグ&ドロップでタスクを直感的に移動したり、ガントチャートで視覚的にスケジュール管理ができたりと、操作に特別な知識を必要としません。そのため、導入時の研修やマニュアル作成にかかる手間も少なく済みます。
プロジェクト全体を俯瞰して、進捗をリアルタイムに確認できる
Backlogに搭載されたガントチャートでは、プロジェクト内の各タスクの進捗状況やスケジュールが視覚的に表示されます。そのため、誰が何の作業を担当しているのか、どの作業が遅れそうなのかなど、プロジェクトの全体像を一目で把握できます。
また、ボードでは、タスクを「未対応」「処理中」「完了」といったステータスごとに整理でき、各タスクの最新状況がリアルタイムで共有可能です。これにより、チーム内で進捗状況や問題を迅速に共有し、即座に対応が取れるため、作業遅延や抜け漏れを防げます。
Backlogの活用により、常にプロジェクトの状況を正確に把握し、迅速な意思決定が可能になります。
充実したサポートと豊富なドキュメントを利用できる
公式ドキュメントやFAQが充実している点も、Backlogの大きな特徴です。なにかわからないところがあっても、公式サイトから解決方法を見つけることができます。
また、Backlogの導入を円滑に進めるための「Backlog導入支援プログラム」も提供されています。これは導入目的やプロジェクトの規模、抱えている課題に応じて、専任スタッフが具体的な使い方や運用のアドバイスを行うプログラムです。利用メンバーの範囲に制限はなく、プロジェクトに関わるメンバーなら社内外問わずサポートを受けられるのも大きな特長です。
こうした充実したサポートにより、チーム全体がBacklogをスムーズに使いこなせるようになります。
プロジェクトマネジメントに役立つ資格を取得して、キャリアアップを目指そう
プロジェクトマネジメントの資格を取得することで、自分の実務能力や専門性を客観的に証明できます。転職の際にスキルや経験を具体的にアピールできるほか、昇進や管理職への登用など、キャリアの選択肢を広げることができます。
また、資格取得で得た体系的な知識を実務に活かすためには、日頃のプロジェクト管理にも工夫が必要です。プロジェクトの進行をよりスムーズにするために、タスクやスケジュールを一元管理できるツール「Backlog」を活用するのがおすすめです。
Backlogには以下のような基本機能が搭載されており、プロジェクトのスムーズな進行を可能にします。
<基本的な機能の一覧表>
機能 | 特徴 |
ガントチャート | 各タスクやプロジェクト全体の進捗を可視化。ドラッグ&ドロップで簡単にスケジュールを調整。 |
ボード | プロジェクト内の課題の進捗を一覧で表示。ドラッグ&ドロップでタスクの進捗を素早く更新。 |
ファイル共有 | プロジェクトごとのファイルを一元管理。関連する課題ページやWikiにリンクを設置することで、簡単にアクセスできる。 |
ドキュメント機能 | リアルタイムの同時編集とリッチテキスト対応で、議事録やマニュアルの作成・共有を効率化。自動保存・変更履歴・階層管理も可能。 |
Wiki | 議事録や業務フローなど、プロジェクトに関するナレッジを集約。メンバーが自由に追加・編集可能。 |
バーンダウンチャート | プロジェクトの進捗をマイルストーンごとにグラフで表示。タスクの遅延を瞬時に把握。 |
親子課題 | 依存関係にあるタスクを親子課題としてまとめて管理。 |
課題ごとのコメント | タスクごとに円滑なコミュニケーションを促進。 |
お知らせ機能 | プロジェクトに関する更新情報をメンバーに通知。 |
モバイルアプリ | スマートフォンからタスク管理が可能。プロジェクトの進捗確認のほか、コメント返信やWikiにも対応。 |
Backlogを体験していただくために、30日間の無料トライアル期間を設けています。こちらをお試しいただくことで、実際にBacklogを操作した上で導入をご検討いただけます。
さらに、Backlogの特長や機能、料金プラン、実際の業務改善事例を網羅した資料をご用意しました。以下のリンクから資料をダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。
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