BacklogとCacooの併用で、効率的なタスク管理とチーム連携を実現しよう

by Backlogブログ編集部

2024年8月22日

近年、複数の部門や社内外の多くのステークホルダーを巻き込むプロジェクトが増えています。このようなプロジェクトを成功に導くためには、さまざまな環境や文化を持つメンバーが集まるチームで、全員の認識を統一するための情報共有が非常に重要です。

特に、システム構成図や業務フロー図などの視覚的な情報が必要なプロジェクトにおいて、作図ツールは欠かせません。Backlogはプロジェクト・タスク管理ツールの中でも珍しく、作図ツールとのシームレスな連携が可能なツールです。

Backlogでプロジェクト・タスク管理をしている方にぜひおすすめしたいのが、Cacooとの併用です。Backlogと連携してCacooを活用することで、作図の効率化だけでなく、チーム連携の強化につながります。

この記事では、BacklogとCacooを併用することで得られるメリットや具体的な活用方法、効果について事例を交えてわかりやすくお伝えします。

ヌーラボが提供するツールの概要

概要: Backlogはプロジェクト管理とコラボレーションのためのツールで、課題管理、ガントチャート、Wiki機能、バージョン管理などを提供します。
特長:
- プロジェクトの進捗状況を可視化し、タスクの優先順位を明確にすることで、チームの生産性を向上させます。
- Backlogではタスクを「課題」と呼び、やるべき作業（タスク）が発生したら課題を登録します。課題の進捗はコメントでやり取りが可能なので、相談内容や経緯の履歴を蓄積し、プロジェクトの進行をサポートします。
- Wikiやファイルなどの保管・管理にも優れており、チームメンバー同士の意識の統一や知見の共有に役立ちます。
参考資料：3分で分かるBacklog

概要: Cacooはオンラインでの図作成とコラボレーションを支援するツールで、AWS構成図、フローチャート、UML図、ネットワーク図などを簡単に作成・共有できます。
特長:
- システム構成図や業務フロー図などを、誰でも簡単に作成できるアイコンやテンプレートが豊富に取り揃えられています。
- リアルタイムでの共同編集機能により、チームメンバーが同時に図を作成・修正することが可能です。
- 画面共有、フォローモード、ビデオ通話など、リアルタイムコラボレーションに特化した機能が備わっており、ミーティングや振り返りの場で活用できます。

ヌーラボが提供するBacklogとCacooはいずれも、チームの連携を円滑にするためのツールです。これらはチームでの共有を前提にしているため、複数人での利用に最適です。また、ツール同士の連携も強化されており、BacklogとCacooを併用することでシームレスな情報連携が可能になります。

それでは、具体的な連携方法を見てみましょう。

Backlogの課題にCacooで作成した図を添付することで、プロジェクトメンバーに視覚的な情報を提供します。システム構成図はもちろん、ワークフロー図や席次表など、図解が必要な情報をわかりやすく伝えます。

Backlog課題にCacooのリンクを貼る課題詳細やコメント欄にリンクを貼ると、サムネイルが表示される

BacklogのWikiにCacooの構成図リンクを貼ることで、知見を蓄積し、必要な時に迅速に参照が可能です。Cacooの内容が更新されてもURLは変わらないので、常に最新の情報が参照できます。

BacklogのWikiに、Cacooのリンクを埋め込む決定した事項など、残しておきたい情報や共有したい情報はWikiにまとめる
Cacooの内容が更新されてもリンクは有効なので、常に最新状態を維持できる

Cacooの付箋に書いた内容をBacklogに連携し、課題を作成することができます。振り返りやブレスト中に出てきたアイデアやタスクを、そのままBacklogのプロジェクトに課題として追加できます。

Cacooの付箋からBacklog課題を起票それぞれの選択肢を選んで、Backlog課題を作成できる

Cacooの付箋からBacklog課題を起票付箋から課題を作成すると、Cacooのリンクが貼られた状態になる

※詳しくはブログやサポート記事でもご紹介しています

BacklogとCacooは、共通のヌーラボアカウントを利用するため、アカウントの管理や権限付与もスムーズです。

また、ヌーラボアカウントには複数のメンバーをチームとして設定できるチーム機能があるので、チーム単位で権限を付与することが可能です。

新しいメンバーが増えた場合も、チームにユーザーを追加すれば、そのユーザーには自動的にチームのすべてのBacklogプロジェクトやCacooの図への権限が付与されます。

公開範囲の設定や管理をスムーズに行う BacklogもCacooも、同じチーム単位で権限を付与することが可能

BacklogとCacooとの連携は一見シンプルですが、一緒に使うことで大きな相乗効果を感じることができます。

共通のアカウントでログインできる
BacklogとCacooは共通のヌーラボアカウントで利用可能です。アカウント管理はもちろん、ツールの契約・更新などの手間も軽減できます。
視覚情報を交えたコミュニケーションができる
Backlogは、課題の詳細・コメント・WikiなどにCacooのリンクを貼ると、自動でサムネイルが表示されます。それによって、情報が視覚的に整理され、関連する内容をすぐに見つけることができます。
更新がリアルタイムに反映されるので、常に最新版が把握できる
Cacooは図を更新してもURLは変わりません。添付ファイルと違って資料が先祖返りすることなく、常に最新の資料が開けます。
相談や共有の場での進行がスムーズになる
Backlogの課題にCacooのリンクを貼っておけば、業務の内容だけでなく成果物（システム構成図やフロー図など）もその場で共有できるため、会議のスムーズな進行が可能です。
プロジェクトに関する情報を一元管理できる
Backlogに必要な情報を集約しておけば、メンバーが増えても、後から振り返りたいときにも、経緯から成果物まで全体を把握することができます。