
このたび、長らくご要望をいただいていた「孫課題」がリリースされました。これにより、Backlogの課題管理が親・子・孫の3階層に広がります。
この記事では、どんなときに孫課題を使うのか、そして使い始める前にチームで決めておきたいことをご紹介します。
対象プランなどの詳細は、「『孫課題』で課題を3階層で管理できるようになりました!」をご確認ください。
目次
1つの子課題を複数人で分担したい!が実現
これまでのBacklogでは、課題の階層は親課題・子課題の2階層でした。
そのため、プロジェクトの規模によっては子課題の粒度が大きくなり、「1つの子課題を3人で分担している」という場面もあったかと思います。
しかし、1つの課題に対して設定できる担当者は1人だけです。複数人で手分けしていても、誰がどこまで進めているのかBacklog上では見えづらく、ステータスも「処理中」のまま動かなくなりがちです。
こうした点から、「本当はもう1階層細かく分けて、それぞれの進捗を管理したい」というご要望を多くいただいていました。
「孫課題」は、子課題のもう一段下
孫課題は、ひとことで言えば「子課題のさらに1階層下に課題を追加できる」機能です。実際の担当者ごと、あるいは作業ごとといった、これまでより細かい単位でタスクを分割できるようになります。
(例)親子課題一覧の表示
もちろん、ガントチャートやボード、モバイルアプリにもそのまま反映されます。どの画面から見ても、親・子・孫のつながりが崩れることはありません。
(例)ガントチャートの表示
すでに登録済みの課題を、あとから孫課題として整理し直すことも可能です。現在動いているプロジェクトを止めることなく、運用しながら少しずつ階層を整えていけます。
「孫課題」の利用方法
プロジェクト設定から「孫課題」を有効にする
管理者またはプロジェクト管理者が、プロジェクト設定画面より孫課題を「有効」にする必要があります。
プロジェクト設定>基本設定より、「親子課題に3階層目を使用する」にチェックを入れてください。

孫課題は初期設定では「無効」になっており、プロジェクトごとに管理者が有効・無効を切り替える仕組みです。Backlogが大切にしてきた「シンプルで使いやすいUI」はそのままに、より自由度が高く、幅広いご要望に応えられるようになりました。
①親子課題の一覧から新規で孫課題を登録する
親子課題一覧の右上の「子課題を追加」ボタンを押すと、「2階層目に追加」「3階層目に追加」という選択肢が表示されます。子課題を追加したい場合は「2階層目」、孫課題を追加したい場合は「3階層目」をクリックすると、新しい課題が登録できます。

②親課題を設定する際に、子課題を選択する
課題の編集画面で「親課題を設定する」をクリックし、ダイアログで紐づけたい子課題を選択すれば、その課題は「孫課題」として登録されます。
「親課題を設定する」から、紐づける親課題または子課題を選択できます

「親課題を設定する」で子課題を指定した場合、このように親課題>子課題が表示されます
「2階層では足りない」で、Backlogを見送った方へ
過去にBacklogを検討して、「うちの管理のしかたには、階層が足りない」という理由で見送った——そんな方にこそ、今回のアップデートを、ぜひ知っていただきたいと思っています。
このような理由で、導入を見送った経験はありませんか?
- WBSを別で作るしかなかった
大項目・中項目・小項目の粒度で組んだWBSは表計算ソフトに、日々の課題はBacklogに。二重管理になり、更新漏れが起きたり、どちらが最新かわからなくなったりする。 - エピック・ユーザーストーリー・タスクを表現できなかった
課題種別やカテゴリー、マイルストーンを疑似的な上位階層として代用するか、一部のタスクを別のツールに逃がすしかなかった。
3階層になったことで、どちらもBacklogの中だけで完結できるようになりました。見送った理由が解消されているか、あらためて確かめてみてください。
すべてを3階層管理にする必要はありません
孫課題ができたからといって、すべてのタスクを3階層にする必要はありません。判断の目安となるのは、「担当者や進行スケジュールが分かれるかどうか」です。これは、親課題と子課題を分けるときの基準と同じです。
- 孫課題に分割したほうが便利なケース
複数の担当者が並行して作業を進める場合や、スケジュールが個別に動く場合 - 子課題のまま(チェックリスト)が適しているケース
1人の担当者で完結する場合や、スケジュールを個別に管理しなくてよい場合
階層は、増やせば増やすほど便利になるわけではありません。深くなるほど登録の手間が増え、現場の負担になってしまいます。ルールが複雑化して運用が形骸化するのを防ぐためにも、「必要なプロジェクトで、必要なぶんだけ階層を深くする」。それが、チームにとってちょうどいいバランスだと考えています。
使う前に、チームでルールを決めておこう
使い始める前におすすめしたいのは、チーム内で運用ルールを決めておくことです。
「どんなときに孫課題を使うのか/使わないのか」の共通認識がないと、有効にしただけで使われないままだったり、逆にばらばらの目的で孫課題がつくられて、かえって混乱を招いたりしかねません。
難しいものは要りません。たとえば「担当者が分かれるときだけ孫課題にする」のように、管理者が短いひとことをドキュメントに書いておくだけでも、定着のしかたは変わります。
ルールがひとつ決まれば、あとは普段どおり課題を登録していくだけです。大項目から小項目までの構造も、そこに至った判断の経緯も、気づけばBacklogのなかに残っています。
30日間、無料でお試しいただけます
Backlogは、チームで働くすべての人のためのプロジェクト・タスク管理ツールです。課題管理はもちろん、ガントチャート・ボード・ドキュメント・ファイル共有・Git・Subversionまでを、1つの場所にまとめられます。
孫課題を含むプレミアムプランの機能は、30日間の無料トライアルでお試しいただけます。
まずは、いま「子課題が大きくなりすぎているな」と感じているプロジェクトから、試してみてください。