『チーム』になるための環境をつくる5つのポイント

こんにちは。ヌーラボのアジャイル・ライダーの長沢です。前回の記事「あなたのチームは本当に『チーム』?チームとグループの違いを理解しよう」では、チームで同じ景色を見ることの大切さとチームとグループの違いにも触れました。グループと異なり、『チーム』の立ち上げには醸成が必要で時間もかかります。

そこで本記事では、『チーム』になるための環境をつくる5つのポイントを考察します。

同じ景色を見られるようにする

前回は、同じ景色を見ているひとを探すという一人からできるアプローチを紹介しましたが、組織の多くは、本来同じ景色を見ていた方が良いのでそうなるように仕向けていきたいところです。

「仕向ける」と書くと何か作為的な嫌な臭いがしてきてしまいますが、環境を整えると言えば、とてもポジティブな取り組みであることを感じ取れるでしょう。

目的を定める

同じ景色をみて『チーム』になるには、目的が一致している必要があります。まずは共通の目的を明確にして周知しましょう。これは部門長やリーダーの役目になることが多いですね。プロダクトの開発であれば、プロダクトの事業目標(売り上げや利益率、MAU/DAUなど)を目的に据えるのが理想的です。

難しい場合は、事業に貢献できる開発部門の目標(リードタイムや「定時で帰る」など定性的なものでも良いかもしれません)を据えましょう。

目的への道を描く

目的が定まったら、そこに向かっていく道筋(フロー)を描きましょう。まずは理想的なフローより現場の実状をフローとして描いてみることにしましょう。

フローは VSM (Value Stream Mapping) のようにモノと情報の流れと時間がわかるものが理想的ですが、そこまで厳密なものでなくても構いません。一番大事なのは関係者でコンセンサスを得ることと捉えて、□と→で表現できる程度で構わないことが多いです。

一人ひとりにフローを描いてもらい、それらを一斉に見せ合うと、如何にひとによってフローが違うことがわかります。それだけコンセンサスが得られていないという証拠になります。

それを悲しむよりも、コンセンサスが得られていないことを知ることの方が大切です。気が付けたのですから、コンセンサスを得られるようなフローをみんなで描くことができるからです。それが理想的なフローにもつながります。

お互いの強みと弱みを知る

フローを描いてみると「ここは特定のひとしかできない」という箇所が浮き彫りになってきます。それはこのチームの弱みになることが多いです。ただし、特定のひとができるのであれば、そのひとから学んだり、一緒に仕事をして体得したりすれば、特定のひとに依存していたことをチームでこなせるようになるかもしれません。

このように、ひとには強みも弱みもあるので、これらを人単位で見るのではなく、チームとして見ると弱みは強みになるし、強みは弱みにも見えるわけです。

共通の目指すべき目的があり、そこにいくためのフローを描き、お互いの強みと弱みをフォローしあいながら進めていければ、それは立派な『チーム』ですね。

でも冷静になってみてください(もしくはツッコミを入れてみてください)。上述していることってお仕事として活動している以上、あ・た・り・ま・え なことではないでしょうか?

当たり前なことを愚直に見つめ直す

これを「当たり前だからやれ!」としてしまうと、暗黙の了解がコンセンサスのズレにつながっていってしまいます。当たり前なことに「そんなの当然」と思わずに、立ち返る、一旦立ち止まってもう一度考えてみるだけでも、改めてチームになるきっかけは転がっています。

まとめ

チームがチームになるには醸成が必要なので一長一短にはいきません。しかし、当たり前なことを当たり前にやることができれば、最短で強いチームに近づけるはずです。良い結果が待っているのにも関わらず、やらないという選択肢をとってしまうというのは機会損失ではないでしょうか。「あの時始めていれば・・・」と後悔するくらいなら、すぐにでも始めてみましょう。もし、あなたの現場にチームが必要ないとわかったら、それはそれでチームという幻想を捨てる良いきっかけになるかもしれませんね。

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