\よっ!/ 日経新聞がテクノロジーメディアを目指した開発プロジェクトや、 #PRLT さんによる「コラボレーションの秘訣」など #JBUG @東京#4レポート

Backlog ユーザーの えい です。2018年3月19日(月)に、東京・神保町で開催された「JBUG (東京#4) – Backlog World reCapミートアップ –」に参加したところ、ヌーラボのコミュニティマネージャーのMeggyさんとJBUG運営のジョージさんに捕捉いただきw、ブログレポーターとして寄稿することになりました。よろしくお願いいたします。


【JBUG (東京#4) – Backlog World reCapミートアップ -】に行ってきました。

2月18日(日)に代官山で行われた、「プロジェクト管理に関わる全ての方のための祭典 Backlog World」。申し込んでいたのに、体調不良で不参加。聞きたかったセッションの再演や運営の裏話などを聞けるという事で、参加してきました。

セッション1. [広報LT大会を2年運営して気づいた会社を超えたコラボレーションの秘訣] / 吉田ハルカ 氏、山川 空 氏

#PRLTの運営お二人(吉田ハルカ さん、山川 空 さん)によるセッション。
お二人共熱量が凄い!これまで続けられて蓄積された知見を、運営に掛ける想いを熱く語られていました。

これはセッションの終わりの方に出てきた事ではあるけれど、大事な事なのでまず最初に。

”ドタキャンは悪!”

これは、どこの勉強会でも同じこと。個人的にも「面白そうだな〜」ってなくらいの軽い気持ちで申し込む事は良くある事。だからといって、予定に入れるのを忘れちゃったり「まあいいか」で黙って不参加は、そもそも人間的にダメだよね。仕事で行けなくなるのは社会人だから仕方の無い事ではあるけれど、”ドタキャン”だけはしないようにしないと。これは自戒も込めての話、だけじゃなくてホント大事な事。

さて、発表の中で細かく気になった点は多かったけれど、

・平均満足度(97.2%)が凄く高く維持出来ている
・2年で90回イベントを行えている

回数/内容共に高いレベルを維持出来ているというのは、そうあるもんじゃ無いですね。

それが実現出来たのは、やはり開催前の準備もさながら、開催後のフォローアップ、打上げ・反省会をきちんとしっかりしてきたから故と。でも「言うは易く行うは難し」で、継続して実施出来るのかってのが問題。出来ているからこそ続いているんだろうけれど、支えたのは強い気持ちと「質の高い勉強会運営=それすなわち、勉強会”経営”」と言う考え方なのかな。

そして話の中で出てきて、セッション終了後の質疑応答でも出てきた「マーケティングへのテクノロジーの利用」というテーマについて。

勉強会運営に必要なツールは?と言う事で、Backlogを導入する事になったという事。でも、システム屋の目線からすると「今更、そこから?」って印象がどうしてもある。システム開発ってのは、常にプロジェクト管理があっての仕事になるし、逆に管理優先になったりする仕事。そういう観点からすると、 ”人が集まって何かを動かす”≒”プロジェクト”だとしたら、勉強会運営でプロジェクト管理ツールを使うってのは、むしろ自然な流れなんじゃないのかなぁ。(この話は、次の西馬さんのセッションの話にも続くし、全体を通してのテーマだとも思う)

しかし、広報・マーケターさんの発表を聞く機会はそう多く無いだけに、新鮮で刺激的でした。
プロジェクト管理って何、って考えるきっかけにもなったしね。
「一人の経験がみんなの学びへ」というのも、良い言葉だな〜。

セッション2. [レガシーな新聞社が本気でテクノロジーメディアを目指す開発プロジェクト] / 西馬 一郎 氏

本日、この為に参加したと言っても過言では無い、西馬さんの発表。
「日経電子版」の中のヒトの「何故”レガシーメディア”である日経が、テクノロジーメディアを目指すのか」というお話。そこには、外部環境の変化・ユーザーニーズのキャッチアップ・自己変革の必要性ってトリガーがあったという。

日経が変わる為に課題だったのは、プロジェクト管理。ありがちなExcelで行っていたものの、出来た気がしていただけ…という自己分析(^^;;

Excelでの管理は、まぁ最初はどこでも誰でもやる事だね。線表が引けると出来た気になるし。

でも、Excelって”高機能な”表計算ソフト。出来るのは表計算であって、プロジェクト管理じゃ無い。スプレットシートという用途以外に使っちゃうと、高機能なメモでしか無いんだよね。下手に高機能な故に、みんな文書書くのに使っちゃったり(神方眼紙)、プロジェクト(スケジュール)管理に使っちゃったりする。中途半端に高機能なのって、逆に罪だ…

さて、セッションの内容に話を戻すと。

でも本当の課題は、「プロジェクト管理ではなく、組織・体制の問題だった」という事。
それを解決する為に、開発の体制・方向性を見直して、”環境作りとツールの見直し”をし、そこから”開発スタイル・マインドの変化”に繋げた結果が実質的な”成果”に結びついたと。一つ一つの見直しが出来、それを生かした反映が出来たからこその成果。

興味深かったのは、お客様の声を、 slack / Backlog に連携、さらに kibana に流すという流れ。これ、さっきの広報・マーケターさんが使えるネタに直接結びつけられるんじゃ無いのかな?まぁプロジェクト管理、には直接関係無いけれど(^^;;

それとは別に成果の中の”決算サマリー”の話の中に、ILUの名前が(^^) 関わりのあった会社さんの名前が出ると、嬉しいねぇ〜
(あ、コレはもうセッションの内容と直接関係の無い、個人的な関心だけの話www)

その他、 Backlog の使い方という話で Wiki でのドキュメント作成って…やっぱりみんな同じような使い方してるんだなぁ(^^;;
だけど、もっと低レベルなところで、マークダウン記法が使い辛いんだよなぁ、個人的に。一々タグを入れるんじゃなく、もっと画面上で編集できるといいんだが…今でも出来るけど、箇条書きの階層化が上手く行かないんだよ。それか、一般的なマークダウン記法に統一してくれると有り難い。じゃないと、ドキュメント書くのが面倒で仕方無い。と思っているのは、オレだけなのかな?(-_-;)

一番のポイントだったのは「社内旅行、宴会幹事も Backlog!」w
社内旅行や宴会は、意外と管理しなきゃならないタスクが多いしプロジェクト管理ツールが生きるイベント。少人数を一人で廻すくらいであればまだしも、数十人のイベントで予算も期間も掛けて動く物は、きちんとした管理が必要。だったら既にプロジェクトだよね。

と言うか、宴会もプロジェクト!\(^ω^)/というのがツボだったな〜www

セッション3. [Backlog World 総まとめっ!] / Meggy 氏

【BacklogWorldって】
・プロジェクト管理に関わる全ての方のための祭典
・参加者は200名超
あれ?思ってたよりも少ない…(^^;;
申し込んであったのに、体調崩して行けなかったんで、ありがたいセッション。

【背景】
2017年にユーザとの触れ合いが増えた事で、もっとプロジェクト管理について学び合う場があったら…との思い

【Backlog Worldコンテンツの目玉】
”Good Project Award”「田舎の木材工場で起きた奇跡」ペーパーレスとかUIの改善…どころの話じゃなくて、会社が変わる(変わった)プロジェクトの話は、是非生で聴きたかった話。ちょっとだけでも聴けたのが有り難かったなぁ。

さてセッションの3つ目も、やっぱり”プロジェクトって何?”、”プロジェクト管理って、どういう事?”って話に戻ってきていたかな。全てのセッションに共通して、結局は同じ話をテーマにしていたように思う。

「プロジェクト管理」はディベロッパーだけのものではない。
「誰かと何かをする全ての人に」プロジェクト管理、の考え方を。
「プロジェクト管理」は何故民主化されないのか。

”プロジェクト”って言葉に対して”難しい物”というイメージの壁が出来ちゃっているのかもしれないね。西馬さんの話にもあった、旅行・宴会の運営も”プロジェクト”で良いはず。広報の話でもちょっと書いたけど、何らかの目標を達成するのに計画を立てて動くのであれば、それはプロジェクト。何かを”作る”だけの為にあるわけじゃ無いし、決まった制限があるんでも無い。”プロジェクト”って言葉が、やたらと一人歩きしているんじゃ無いかな。
何故プロジェクトと言う言葉が重くなるのか…って思ったら、これはセッションの質疑応答でも出ていたけれど、某国営放送の番組が「プロジェクト」に対するレベルを上げ過ぎたんじゃない?(^^;;

それと、プロジェクト管理のレベルを上げるだけじゃなくて、裾野を広げる事も重要なんじゃないのかなぁ。
それこそが「「誰かと何かをする全ての人に」プロジェクト管理、の考え方を。」という【Backlog World】の思い、に繋がるんじゃないかと思った次第。

あ、そうそう。
ミートアップの休憩時間でも懇親会でも出ていた話だけど、「プロジェクト管理のテンプレート」があったら良いよね、って。
システム構築・管理だけじゃなくて、その他のプロジェクトに使用を広げていくのなら「こういう風に使ったらどうですか?」ってのがあったらとっつき易いよね。とりあえずイメージだけで話しただけで、どんなものが良いのかってのは全然なんだけど(^^;;


JBUG(Japan Backlog User Group)は、今後も東京や福岡を中心に開催地を増やしていきたいとのこと。開催情報はFacebookページConpassページで随時お知らせするそうなので、チェックしてみてくださいね。「私の住む○○県でもイベントを開催してほしい!」というご意見も受け付けているそうですので、Facebookページなどからぜひ連絡してみてください。

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