金融業の案件推進・見込み管理はなぜブラックボックス化するのか? エクセル運用の限界と解決へのアプローチ

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「営業店から送られてきた進捗表を見ても、今どのステータスなのか結局電話で確認している」「過去の交渉経緯が担当者のメールに埋もれて追えない」

金融機関の営業推進や本部管理において、このような課題を抱えている方は多いのではないでしょうか。

高度なシステム化が進む金融業界ですが、営業店と本部の間や部署間の進捗・見込み管理においては、今なおエクセルによる手作業運用が残り、情報が見えなくなる「ブラックボックス化」が頻発しています。

本記事では、金融現場の実態調査から見えてきた課題を基に、エクセル運用が限界を迎える構造的な原因と、情報を可視化するための一元管理アプローチについて解説します。

調査データから見える金融業の案件推進・プロジェクト管理の実態

ヌーラボでは、金融業に従事する方100名を対象に、「仕事(プロジェクト管理・情報共有)」に関する調査を実施。その結果を踏まえて、金融業で発生しやすい問題について考察しました。

調査結果によると、過去のトラブル対応内容や改善活動の過去のトラブル対応や改善活動の記録を「ある程度見返せる状態にない/探しにくい」と回答した人は74%にのぼりました。

案件の経緯や判断理由が後から追えない状態が、金融の現場に広く残っていることがうかがえます。

また、業務を進める中で「エクセルファイルだけでは進捗が把握できず別途確認を行う手間」や、「手作業での転記ミス」に課題を感じている現場も少なくないことが分かっています。

調査結果につきましては、下記資料にてご覧ください。

なぜ推進管理のエクセル運用は破綻に向かうのか?「3つの原因」

進捗表を共有しているにもかかわらず負担が減らない背景には、エクセル運用特有の問題が潜んでいます。エクセル運用が破綻に向かう3つの原因を見ていきましょう。

タスクと最新データが別々になり、つながりが見えなくなる

案件の進捗表は共有フォルダのエクセルで更新されていても、最新の提案資料や見込みデータは担当者のメールに添付されたままというケースが少なくありません。作業(タスク)とデータが別々に管理されることでプロセスのつながりが見えなくなり、リアルタイムの状況を把握するために電話やチャットでの個別の問い合わせが発生してしまいます。

交渉の経緯や「判断履歴」がメール・口頭に埋もれる

金融業務では「なぜその条件になったのか」「誰の承認待ちか」といった交渉の経緯や判断理由の記録が極めて重要です。しかし、やり取りがメールや口頭に閉じてしまうと、エクセル管理簿には「最終結果」しか残らず、後から経緯を追跡することが困難になります。

更新項目や進捗の判断基準が統一されていない

営業店や部署ごとに進捗の判断基準や更新タイミングが異なっていると、本部に集約する際にデータの整合性がとれなくなります。フォーマットやルールを揃えるための手作業による取りまとめや転記が常態化するだけでなく、最終的に集計されたデータの信頼性までも低下してしまいます。

 

案件推進のブラックボックス化を防ぐ「3つの改善方針」

これらの課題を根本から解消するためには、現場の注意や手作業に頼るのではなく、情報が一元管理される仕組みへと転換することが不可欠です。ここでは、プロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」を活用した一元管理のコンセプトと3つの改善方針をご紹介します。

案件単位で「すべての情報」を一元管理する

エクセルの行ごとに散乱していた情報(タスク・担当者・期限・ステータス)を、1つの案件(課題)として集約します。関係者全員が常に同じ最新情報にアクセスできる環境を作ることで、「誰のところで止まっているか分からない」といった滞留を防ぎます。

交渉の経緯や関連資料を案件に紐づけて蓄積する

メールや口頭に分散しがちな交渉経緯や判断理由、最新の提出資料を、案件のタイムライン上に直接紐づけて記録します。やり取りと資料がセットで残るため、担当者の異動や過去のトラブル対応時にも、後から確実に関係者が経緯を追える状態を作れます。

ステータスと更新ルールを標準化し、手作業の転記・取りまとめをなくす

進捗ステータスや更新項目、確認期限のルールを全社・全店で統一します。現場が各自でステータスを更新するだけで最新状況が同じ場所に集まる状態をつくることで、本部の取りまとめ作業や転記ミスをなくし、報告のタイムラグを削減できます。

なお、Backlogは30日間無料でお試しいただけます。トライアル開始時の支払い情報入力も不要ですので、案件推進・見込み管理のブラックボックス化解消にぜひご活用ください。

体制構築と脱エクセルで案件推進の透明化へ

金融機関における案件推進や見込み管理のブラックボックス化は、結果のみを記録するエクセル運用の限界によって引き起こされています。

案件単位で「タスク」「交渉経緯」「関連資料」を1か所に集約し、更新ルールを標準化することで、確認作業の手間を削減し、営業推進のスピードと透明性を高めることが可能です。

今回ご紹介した調査結果や改善方針に加え、金融機関の導入事例、現場に無理なく定着させるための「4つのステップ」、稟議書・監査チェックリストなどの具体的活用イメージを解説したダウンロード資料をご用意しました。

自社の案件推進・見込み管理の脱エクセル化や業務効率化を進めるための実践的なガイドとして、ぜひダウンロードしてお役立てください。

【調査概要】※本コラムでは「金融業」のみに対象者を絞った結果を掲載しています
調査名:仕事に関するアンケート
調査対象:勤務先を「金融業」と回答した方(n数=100)
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年6月
調査機関:株式会社ネオマーケティング

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