世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
今回はなんと!!Backlogのユーザーグループ、JBUG(ジェイバグ)が仙台で初めて開催されました!2019年にヌーラボが数量限定で販売した「プロジェクトテーマパーク」というボードゲームの体験会をしたので、その様子をレポートします。
プロジェクトテーマパーク体験会
様々な場所でファシリテーションをした事がある宮地さん、以前からこのゲームの大ファンであったそうで、今回の体験会の進行を担当くださいました。
ルール説明とゲーム進行だけではなく、初めてゲームを体験する方にとって、ゲーム自体の難易度を下げる為にルール調整も行ったこともあり、結果は大盛況。
初対面同士の方々もゲームを通して打ち解けていたのが印象的でした。ボードゲームは交流にも効果がありそうです。
参加者からは下記のようなお声もいただきました!
- ぜひまたやりたい!
- 再販して欲しい!
- 研修やチームビルディングに適している
- 楽しみながらメンバーとすぐ仲良くなれる
プロジェクトテーマパークについて、詳しくは、ブログ「Backlogをボードゲームにしたら「プロジェクトテーマパーク」が生まれた話」をご覧ください。
LT1:プロジェクトテーマパークはいいぞ 2 宮地さん
プロジェクトテーマパークの体験会でファシリテーションをした宮地さんに魅力を教えて頂きました。ゲームの良さは以下の3点だそうです
- 楽しい
- PMの勉強になる
- 仲良くなれる
「楽しい」- プロジェクトのあるあるネタが詰まっていて、共感できたり思わず笑える要素があります。ゲーム性もチームで戦略を立てる部分と、サイコロやカードの配布による偶然性のバランスが絶妙です。
「PMの勉強になる」- 「マネージャー」や「エース」などの役割カードが配布されるのでロールプレイングができます。その中でチームメイトと見積もりや期日についてコンセンサスを取る必要があります。
「仲良くなれる」- ゲームを通して初対面同士やチームビルディングにおいても役立ち、その楽しさから仲良くなれます。仮にゲームオーバーでも心理的安全性が担保されているので学べることも多く、素直に楽しめます。
僕自身、宮地さんが楽しそうに話す姿を見て嬉しくなりました。このゲームの魅力はゲーム自体にもありますが、周りを巻き込みながらみんなで盛り上がれるという所にあります。
仮にゲームに参加せずに周りからその様子を見ていてもとても楽しい気分になれるのはいいところですね。
LT2:ハッカソンで鍛えられるPMスキル くーらさん
UXデザイナーのくーらさんは、ハッカソンに参加した時に「プロジェクトマネジメント」を体験したそうです。
デザイナーとして新人だった時はあまり現場に入れてもらえない為、「プロジェクト」や「マネジメント」といった意識はなかったとのこと。
しかしハッカソンに参加したことで「チーム」+「商品開発」することで「プロジェクトマネジメント」を体験したんだとか。
結果的に職種を超えた交流が生まれ、それぞれの業務内容が分かり、立場を理解したコミュニケーションが取れるようになったそうです。
経験を通して、「プロジェクト」や「マネジメント」がどういうことなのか、解像度も高まり、理解も深まりますよね。
実際にプロジェクトを進めていく中でマネジメント力がどんどん身についたそうです。
LT3:フルリモートワークで利用しているツールの使い方例 野呂さん
大手Slerにてエンタープライズ系システムの開発を中心にPM / SE として働いてきた野呂さんは2018年よりSRIA社の代表に就任されました。
今回は「フルリモートワークで利用しているツールの使い方例」というタイトルで自社での業務効率化についてお話しいただきました。
以前勤めていたSlerにてBacklogを使用していたそうですが、現在は別のツールを使い、クリティカルパスを用いてプロジェクトマネジメントをしているそうです。
また、「コミュニケーション」、「実務」、「バックオフィス」とそれぞれで使用しているツールをうまく連携させることで業務の効率化を図っているのだとか。
クライアントや社内連携など、様々なツールを跨いで使うことはよくあります。
そのためツールを一つにまとめたいという話は僕もよく聞きます。
ただ、ツールとしてそれぞれの特性が違う中で無理に一つにまとめようとするのは、ツールとしての機能が活かされず、かえって非効率的になり得ます。
そのため、野呂さんのようにツールの特性を活かしつつ、共存していく中で連携することはとても大切です。
LT4:API 連携開発効率化のために Backlog API Postman Collection を自動生成した話 杉本さん
APIを使用して様々な仕組みを構築することが趣味の杉本さんのLTです。
今回はCData社より提供いただいている、Backlog API と簡単に連携できるCData Drivers for Backlogの開発時の話です。
まず、CData Driver と併せてPostman Collection でAPIの仕様を共有、開発されたそう。
Postman は Web API のテストや検証・開発をGUIベースで手軽に実施することができるアプリケーションで、管理しているリクエストをサービス単位等でまとめたものがPostman Collectionです。
BacklogのAPIが多く、海外チームに共有して手軽に同じAPIを試せるようにしたいと思ったのが開発の経緯です。
結果的に認証方法など、様々な情報が共有でき、とても便利にAPIの検証・開発を行えたそうです。
詳しくはCData社のブログ「backlog API のための Postman Collection を公開してみました」からご確認ください。
公開されているAPI情報を元に新たな仕組みを構築するのはとても素晴らしいですね。
もっとチーム内でスムーズに、簡単に、同じ環境で情報を共有したい。と考えたのがキッカケのようですが、結果的には外部の方も使えるようになったのは素晴らしい成果です。
このようにご自身の課題や原体験から開発することが同じ境遇で同様の課題を抱えている方を助けることに繋がります。
Githubでも公開しているのでぜひ参考にしてください。
LT5:人力SecureNavi誕生までの軌跡 -極小メンバーの会社でISMSを爆速取得したマネジメント 菊池さん
株式会社ヘプタゴンで事業開発をしている菊池さんは「人力SecureNavi誕生までの軌跡」と題して、少ないメンバーの会社でISMSを爆速取得したマネジメントについて伺いました。
ISMS(ISO/IEC 27001)は情報セキュリティの国際規格です。
その為、取得までには定めるべき規定や揃える書類が多くあり、とても時間がかかります。
予めその大変さを理解していたので、どのようにプロジェクトを推進していくかを決めました。その上でステークホルダーの同意を得て下記のことを心がけてISMSの取得に臨んだそうです。
プロジェクトを推進するにあたって心がけたこと
- 情報をとにかく収集する
- ざっくりとゴールを決めて、逆算でやることを考える
- スコープを定めて「やらないこと」を明確化する
- すべて自分一人でやろうとしない
- 会社の未来を想像し、共生できるあり方を考え抜く
結果、ヘプタゴン社は「3人」で「5ヶ月間」だけで、「必要とされる全ての文書類」を揃えてISMSを取得したそうです。
全員がISMS取得を経験したことがないメンバーだけでの挑戦だったということなので、この短期間で完遂できたことは凄いことです。
まず、情報収集とゴール設定後に逆算してタスクを割り出したようです。
しかし、これだけでは長期間かかるプロジェクトをこれだけ短縮することはできません。
菊池さんがセッション時に言っていた「リスケのリスクを恐れないこと」や「100点を取ることが目的ではない」という考え方がチームで共有できているからこそ、心理的安全性を生み出し、各自が与えられた役割に集中できたのだとか。
一人で抱え込んだりすることもなく、互いに許容と共感ができていたのでチームがうまく回り、このプロジェクトの成功につながったのだろうと思います。
クロージング
各登壇者のセッションが終わった後の会場では、登壇者と他の参加者の方々との交流で盛り上がりました。プロジェクトテーマパークで仲良くなり、セッションで学びを得て、交流会で盛り上がることができたのでJBUGとしてはとても良い流れで開催できたようでした!
開催や登壇に向け準備された、宮地さん、くーらさん、野呂さん、杉本さん、菊池さんありがとうございました!とても楽しかったですね。
また次回もよろしくお願いします。
レポートブログ
今回登壇頂いた菊池さんにレポートブログを書いて頂きました。ありがとうございました!
ブログはこちらから
JBUGについて
JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています。
プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。
Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。
実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。
あなたの街でもJBUGのイベントを開催しませんか?
これまで、北海道、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。
いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にJBUGのフォームからご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!
Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。
それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!
パートナー制度について
ヌーラボではヌーラボサービスの導入 / 技術 / 運用支援を行う企業とアライアンスを組んでおります。
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