Backlogは通知方法を刷新します!課題詳細欄やコメントなどで特定の相手を指名して通知することで、課題のやり取りを一目でわかりやすく、スピーディにする新機能「メンション」を2020年9月上旬にリリースします!
通知を刷新する背景、メンション機能の操作の仕方、リリースにともない変わること・変わらないことなど、ユーザーのみなさまに知っていただきたいことをご説明します。
目次
Backlogの通知でメンションが使えるようになります
課題詳細とコメントの本文中で通知相手を指名できる「メンション機能」を2020年9月上旬に公開する予定です!
メンション機能を使うと、文章を入力しながら自然な流れで通知したい相手を指名できるようになり、読むだけで「この文章は誰に読んでもらいたいのか」を理解しやすくなります。
またメンション機能は、オンライン作画ツールCacoo、そしてビジネスチャットツールTypetalkで既に搭載されている機能ですので、ヌーラボのプロダクトで統一された方法を使って通知機能を利用できるようになります。
既存の通知UIを廃止します
本機能のリリースに際し、通知先の指定に利用していた既存のUIを廃止する予定です。リリース後、課題関連の通知はメンション機能を利用していただく予定です。新しい通知方法のメンション機能の詳細をお伝えします。
Backlogの通知を刷新する背景
メンション方式のメリット
本文の中で通知相手を指名するメンション方式は「この文章は誰に読んで欲しいのか」「返答を求められているのか、関係者として通知されているのか」という通知に文脈を与えられるというメリットがあります。また本文を入力中に通知相手を追加したくなった際には、本文入力欄と通知欄を行き来することなくスムーズに通知を追加できます。
Backlogをシンプルに保つため
今回の刷新に関しては、ユーザーの皆さまが慣れ親しんだ通知欄を廃止せずに、既存の方法と新しい方法どちらでも通知できるようにする案もありました。しかし議論を重ね熟考したた結果、私たちはこれまでの通知欄を廃止することを決めました。廃止を決めた最も大きな理由は「Backlogの機能をシンプルに保つため」です。継続的に機能を更新し続けるWebサービスが複雑になり続けることを防ぐには、意識的に機能を整理していくことが重要だと考えています。
これまでのUIはメールを念頭においたもの
「まず宛先を決め、本文を書き、送信ボタンを押す。」これまでのBacklogの通知UIは電子メールを送信する際の操作を念頭に置いたものでした。
Backlogが誕生した2005年当時、ビジネス現場におけるWebを介したやりとりの主流は電子メールだったからです。以来15年の間、Backlogは通知に関するUIを大きく変えずに維持し続けてきました。その間に、Webを介した仕事のやり方は変わり続けています。SNSやチャットツールが普及してきた今日、本文の中で通知相手を自然に指名できるメンション方式が通知をする操作の主流になりつつあります。
そうした世の中の業務用ITツールの使い方の変化にBacklogも対応するために、通知機能を刷新することにいたしました。
大きな変更に対するサポート
通知方法の刷新は大きな変更であり、ユーザーの皆さんにもこれまで慣れ親しんできた操作の変更にご協力いただくものです。
メンバーへの通知はプロジェクト管理ツールであるBacklogの数ある機能の中でも、コミュニケーションに関わる重要な機能ですから、サービスを利用する人々が使いにくいものになっては本末転倒です。ユーザーの皆さんが新しい操作に戸惑うことのないようにサポートをいたします。
メンション機能の使い方
通知相手を指名する
メンション機能は課題詳細やコメントの本文で@を入力することで利用できます。通知したい相手をリストから選択し、そのまま本文を登録してください。名前やメールアドレス、ユニークID/ユーザIDで通知相手を絞り込めます。通知相手の指名には、これまで通りチームやこの課題の参加者をまとめて指名することもできます。
通知した相手を確認する
通知した相手は、これまでと同じようにコメントの右下で確認できます。また、課題詳細画面では入力したメンションがハイライト表示され、マウスカーソルをあてることで相手の情報(ユーザー名・メールアドレス)を確認することもできます。
通知について変わらないこと・変わること
通知方法の刷新はユーザーのみなさまにとって影響の大きいリリースだと考えています。メンション機能を円滑にご利用いただけるように、メンション機能によって、変わらないこと・変わることをまとめました。
メンション機能がリリースされても変わらないことから紹介していきます。ご確認ください。
変わらないこと
- これまで通知相手として指定できた、プロジェクトのメンバー、チーム、この課題への参加者、プロジェクトメンバー全員への通知は、これまで通り利用できます。
- 通知相手を指名する際、候補リストにはこれまで通りユーザー名も表示されます。
- 通知相手を指名する際、これまで通りユーザー名で候補を絞り込むことができます。
- 通知した相手の一覧とそれぞれの既読状態は、これまで通り確認できます。
- 自分への通知一覧は、これまで通り確認できます。
- Webhookや各種連携でBacklogから取得できる情報に変更はありません。
- Backlog APIによる通知相手の指定方法に変更はありません。
- プルリクエストの詳細・コメント欄は、今回の改修の対象外です。
変わること
- 課題更新画面・通知エディターの通知指定欄が廃止されます。
- コメントや課題詳細内の文中で、@の後に続けてユニークID/ユーザIDを入力することで、プロジェクトメンバーに通知できるようになります。
- 通知入力をサポートする@mentionボタンが追加されます。
- 通知相手が文中でハイライト表示されるようになります。(一部画面を除きます)
- ユニークID/ユーザIDを利用して通知相手を指名するようになります。
- チームへの通知はチーム名を利用し、ユーザー単位に展開されなくなります。
- ヌーラボアカウントと連携しているスペースでは、招待されたユーザーが実際にプロジェクトに参加するまで通知対象として指名できなくなります。
ユニークID/ユーザIDとは
メンション機能で通知相手を指名する際に利用するIDです。Backlogの登録時に全てのユーザーが設定済みなので、新しく設定いただく必要はありません。
なお、このIDは既にメンション機能が搭載されているヌーラボのプロダクト(オンライン作画ツールCacoo、ビジネスチャットツールTypetalk)で利用するIDと同じものです。
クラシックプラン以外のスペース
ヌーラボアカウントと連携しているスペースでは、Nulab Appsの設定画面で確認できるユニークIDを利用します。
クラシックプランのスペース
ヌーラボアカウントと連携していないクラシックプランのスペースでは、個人設定で確認できるユーザーIDを利用します。クラシックプランでは一度設定したユーザIDを変えることは出来ませんでしたが、メンション機能のような使い方を想定していないIDを設定したユーザーを考慮し、いつでも変更できるように改修する予定です。(2020年8月19日追記:ユーザID変更機能をリリースしました)
リリースに先駆けてユニークID/ユーザIDを表示します
これまでBacklogはメンバーの名前の表示が基本であったため、ユーザーのみなさんにとってユニークID/ユーザIDは馴染みが薄いものと考えています。そこで本機能のリリースに先駆けて、プロジェクトメンバーのユニークID/ユーザIDを事前に確認できるように通知候補一覧にユニークID/ユーザIDも表示する予定です。
2020年9月上旬リリースに向けてメンション機能の開発を進めていきます
本件に関するご質問やご要望は問い合わせより受け付けております。ぜひお気軽にご連絡くださいませ。
それでは、今日も楽しいBackogライフを!