Backlogを社内に広めるコツって何?第3回 JBUG @東京 Backlogを活用し尽くそうレポート

はじめまして。Backlogユーザーの廣瀬 大(@ohirose1)です。2017年11月29日に神保町のTAMのコワーキングスペースで開催された「 # JBUG 3回目 -Backlogの機能を活用し尽くそう- @東京」に参加してきました。

当日のイベントの要点をまとめていたところ、JBUG運営メンバーの方に本ブログに声をかけていただき、寄稿することになりました。

BacklogユーザーグループJapan Backlog User Group #JBUG 第3回目を開催しました!

※当日の熱狂をリアルタイムで感じたい方は、Togetter 「【東京】 #JBUG 3回目 -Backlogの機能を活用し尽くそう- @東京」をご覧ください!

JBUGに参加して得た気づき

今回JBUGに登壇したのは、イジゲン株式会社の家長 真大さん、テモナ株式会社 CTO(ちょっと楽しいおじさん)の中野 賀通さん、株式会社INDETAILの巻 宙弥さん。3年以上使っているユーザばかりで中身が濃かったです。

「Backlogの機能を活用し尽くそう」というお題のもと、みなさん自社・ご自身ならではのBacklogの活用例を共有しました。

発表テーマ

イジゲンの家長さんは「初Backlogで、試行錯誤。最終的にこうなった!」というテーマでインフラエンジニアという観点からBacklogの活用例について共有。テモナの中野さんは「グローバルでのバックログ使い倒し術」というテーマでオフショア開発と人事評価という観点から独自の活用例を共有。INDETAILの巻さんは「Backlog で実現した作業効率化」というテーマでニアショア開発とクライアントワークという観点からBacklog活用例についてお話ししてくださいました。(巻さんはなんと北海道からリモートプレゼン!)

私が特に勉強になったのは以下の項目でした。

◆文化醸成の話(エモい話)

  • 参加規模が小さいうちにBacklogのタスク管理文化を作る
  • タスク報告で嘘はつかない、つかせない文化を醸成する
  • Backlog以外の仕事依頼禁止
  • スター機能をモチベーションに活用(上司がスターつけると部下は喜ぶ^_^)

◆Backlogの運用方法(で参考になりそうな話)

  • Backlogで子課題たくさん作成した後からでも親課題作ってガントチャートを見やすく
  • マークダウン記法 – [ ]  で1つの課題の中にチェックボックスを作りどんどん追記する
  • Backlogger(バックロガー)というスクラムマスターの役割を順繰り当番で回す
  • Backlogの見積もりと実績を活用して人事評価に組み込む
  • テモナさんのBacklogユーザーインタビューに詳細あり

テモナ backlogテモナ株式会社 CTO(ちょっと楽しいおじさん)の中野 賀通さん「グローバルでのバックログ使い倒し術」

◆設定(しておくとよさそうな話)

  • Backlogで通知する際にグループメンションを活用して報告漏れを防ぐ
    (=Backlogのメンションをする際に、個人だけでなはく特定のメンバーがまとまったグループも選択できる。グループは管理者のみ作成できる)
  • 種別「その他」は削除する

INDETAILの巻さんは「チャットで埋もれたり気づかない…」といったコメントスルーによる管理コスト増大を防ぐための取り組みとして、BacklogとIntergromatというサービスを連携して業務の効率化をしているそうです。

  • 初めて知ったZapierやIntegromatで、BacklogのWebhookを利用

https://qiita.com/makky_tyuyan/items/7802bec3a941c5184034

またBacklogの課題をスプレッドシートから一括登録できる機能も活用しているそう。

  • Google ドキュメント(スプレッドシート)を基に、Backlogへ課題を一括登録

https://github.com/ikikko/backlog-template-issue-gas/wiki

INDETAIL Backlog株式会社INDETAILの巻 宙弥さん「Backlog で実現した作業効率化」

◆その他雑多な話題

Togetterにまとまっているようです。

自社のBacklog運用にも取り入れられそうなこと

①子課題・親課題

導入当初に課題を投入しすぎて視認性が落ちてしまった事例紹介でした。対処として子課題をグルーピングして親課題を設定するTipsが紹介されました。勉強会の時は親課題から子課題を作成していたのと逆に関係する課題は親課題を後から設定するのは目から鱗。

参考資料:親課題を設定する/解除する – Backlog (Japanese)

JBUGイジゲン株式会社の家長 真大さん「初Backlogで、試行錯誤。最終的にこうなった!」

②グループメンション

コメントをお知らせしたいユーザのところに毎回、複数人入れるの面倒なので、課やタスクグループを設定しておくといいよねという話でした。すでに課の単位でグループを作ってあるのでサービス単位や製品単位などのグループがあると通知が飛ばせる活用ができそう。詳しくは家長さんのスライドをご覧ください!

③スクラムマスター当番

スクラムの状態に導く役割を持ち回りにすることで『相互理解』を深めようというユーザ事例発表と理解しています。ちょっと検索したところ「スクラムチームとして3ヶ月で46%生産性が向上している状態がスクラムが成功している状態」だそう。ハードル高い!?詳しくはスライドをご覧くださいね!

参考資料:認定スクラムマスター研修に行ってきました – Hack Your Design! 

④チャットとの連携

単純なチャット連携通知から一歩踏み込んで、カスタマイズしたフィルターで通知を流せるみたいです。”ノンプログラミングで”かなりのパターンの通知が作れるようです。Slackを使われている課もあると思うので両方に流すなどツール乱立してもAPIでシームレスにつなごうという取り組みのよう。
詳しくはこちら!

(巻さんのスライドは後日公開するそうなので、お楽しみに!)

LTとJBUGに参加した感想

登壇者による発表のあとは、LTが行われました!セゾン情報システムズ STORES マーケティング担当の大泉さんによる「Backlogツールを使う前に…….」とBacklogおじさんという愛称で親しまれている鍋島さんによる発表でした!詳しくはこちらをご覧ください。

JBUGに参加して良かったです。来年も良い1年になることを祈念して勢いでシール貼りました!

JBUGJBUGでもらったBacklogステッカーを手帳に貼りました!

フォトギャラリー

BacklogユーザーグループMCを務めたのは、よろづ屋の永野 英二さんとヌーラボの五十川慈さん。

JBUGセゾン情報システムズ STORES マーケティング担当 大泉さん「Backlogツールを使う前に…….」

JBUGBacklogユーザーで乾杯ーー!


次回のJBUGは2017年1月に開催予定だそうです!開催情報はFacebookページConpassページで随時お知らせするそうなので、チェックしてみてくださいね。こういうイベントを開催してほしい!というご意見も、Twitter(@nulabjp) かFacebookで受け付けているそうです!

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