こんにちは! Meggy です。早いもので今日で1月も終わりですね。
2017年10月、「サルでもわかる Wiki 入門」のリリースを記念して行われた、「サルのマスコットキャラクターに名前をつけよう!」キャンペーン。名前のアイディアを出したり、最終投票に参加したりと、多くの方が盛り上げてくださり、最終的に「ダイミョー」という素敵な名前に決まりましたね。改めて、本当にありがとうございました!
さて、今回は、ダイミョーの名付け親: 高井志保@Skydisc さんにキャンペーン記念Tシャツをお渡しするとともに、インタビューを行いました!
<高井志保さんプロフィール> 福岡県のIoT×AIベンチャー・株式会社スカイディスクのコミュニケーションマネージャー。早稲田大学卒業後、ヤフー株式会社で新規事業(リスティング広告代理店制度、Yahoo!クラウドソーシング、子会社IDCFのクラウドコンピューティングのオンライン販売検討など)を4年ほど担当。米スタートアップFancy.comの日本チーム立ち上げや、オンライン教育動画サービス提供をしているビジネス・ブレークスルーにて新規講座の立ち上げをした後、2017年2月にスカイディスクに入社。 |
サルにもヌーラボにも思い入れがある意外な理由
− Meggy : 今日はよろしくお願いいたします。名前がなかった「知能が高すぎるサル」、やっと名前が付けられました。ありがとうございます!
− 高井志保さん(以下、高井さん) : 名物キャラクターでしたもんね。私も、思い入れのあるサルに名付けができて嬉しく思っています。
− Meggy : 簡単に自己紹介をお願いできますか?
− 高井さん : はい。2013年に福岡で創業したIoT×AIベンチャー・スカイディスクで、コミュニケーションマネージャーをしています。主な業務は広報とマーケティングで、お問い合わせをいただいたお客様のところへ営業にいくこともあります。
− Meggy : ありがとうございます。そして早速ですが、こちらが記念Tシャツです。ぜひ着てみてください!
− 高井さん : ありがとうございます!おお、「ダイミョー」の名札が付いていますね。
− Meggy : ぜひお召しいただければと思います!ところで、「サルでもわかる◯◯」シリーズは、「サルでもわかるプロジェクト管理」「サルでもわかるGit」そして今回リリースした「サルでもわかるWiki」と、ディベロッパー向けのコンテンツが多いですよね。前からダイミョーの存在は知っていたんですか?
− 高井さん : 知っていました。スカイディスクの前に勤めていた「ビジネス・ブレークスルー」のときから Backlog を利用していましたので、Backlog のゴリラも、今回ダイミョーと名付けたサルも、よく見ていました。業務系のアプリではこういった可愛いキャラクターを押し出しているケースをあまり見ないので、印象に残りますよね。
− Meggy : なるほど、確かにそうかもしれません。通常、Backlog のユーザーコミュニティイベントなどでは、やはりどうしても男性の参加者が多くなるので、今回名付け親が女性であることが意外だなと思っていました。
− 高井さん : 実は、思い入れを持っている理由が他にもあります。私が勤めているスカイディスクの福岡本社は、実はヌーラボさんの福岡本社のビルのワンフロアにオフィスを構える予定だったんです。
− Meggy : えっ、そうだったんですか?知らなかったです!
− 高井さん : 契約直前に、なんと「ビル一棟を丸々借りてくれる会社が見つかった」とのことで入居拒否をされてしまいまして…(笑) それが、ヌーラボさんだったんです。また、スカイディスクもヌーラボさんも、代表の名前が「橋本」という共通点もあり、なんだかヌーラボさんには不思議なご縁を感じていました(笑) それで、Backlog はもちろん、出されるサービスやキャンペーンはよく見ています。
− Meggy : 確かに、なんだかご縁を感じます。ますます嬉しいです!ちなみに、「サルでもわかるWiki」では、Wikiを用いた情報共有についてダイミョーがわかりやすく説明してくれていますね。コンテンツとしてはいかがでしたか?
− 高井さん : まず、「さすが、見やすいインターフェースだなぁ」という感想を抱きました。内容についても分かりやすく、社内でも情報共有にWikiを活用できればいいな、とイメージが湧きました。
− Meggy :このリリースとともに「サルに名前を付けよう!キャンペーン」をTwitterで行い、「ダイミョー」以外にも多くの案が出されましたよね。高井さんが「ダイミョー」以外に気に入ったものはあったんですか?
− 高井さん : そうですね…。素敵な案が多かったので迷いますが、特に、最終投票にもノミネートされていた「バッキー」の呼びやすさ、言いやすさは魅力的だなと思っていました!
福岡発で、賢くて、グローバル。それが「ダイミョー」
− Meggy : いよいよ「ダイミョー」の名付けについて聞いていきます。最終投票で見事一番人気だった「ダイミョー」ですが、ズバリ由来はなんなんですか?
− 高井さん : 2つの理由があります。ひとつは、土地名の「大名」。ヌーラボさんとスカイディスクの本社が、ともに福岡の「大名」というエリアにあるんですよね。すごく近くて、徒歩3分くらい(笑)。
− Meggy : 最近は、スカイディスクさんが入っている「Fukuoka Growth Next」という官民共同型のスタートアップ支援施設が大名全体を盛り上げてくれていますね!
− 高井さん : そうですね。そして、「知能が高すぎるサル」というのは私も知っていたので、サルの博識さを表したいなぁと考え、ボス?ドクター?先生?…と考えていって、大名まで辿り着きました。「勢いのある土地の名前」と「博識さや格式」の掛け合わせで、「ダイミョー」としてみました!
− Meggy : すごい、ちゃんと考えてくださっている!ちなみに私の案は「サルサ」「かし子」です。大違いですね。でも、ダイミョーはカタカナ表記ですよね?
− 高井さん : 一応、そこにも理由があるんですよ。ヌーラボさんは福岡屈指のグローバルカンパニーなので、漢字よりもカタカナの方が、どんな国の方にも馴染みがあると思いました。
− Meggy : 海外でも通用する名前、ということですね。(※ヌーラボは社員の30%弱が外国籍メンバーです)
− 高井さん : 実際に使われる場面を想像してみると、聞いたことのある響きの方が良いかな?とも思いました。ヌーラボさんでは、年に1回世界中のヌーラバーが集まるイベントがあるということを知っていたので、本社に集まるときは必ず住所を確認しているはず!と予想しました。ということで、世界中のヌーラバーにとってスッと入ってくる名前になるんじゃないかな、と。
− Meggy : 言われてみると、確かにそうですよね。ただ改めて考えると、まず「地名」を想起したのは面白いですね。大体は「サル」とか「Wiki」とかから連想するようです。
− 高井さん : そうですね。実は、「地名」にはちょっと思い出がありまして。
− Meggy : ぜひ教えてください!
− 高井さん : 以前、Fancy.comというソーシャルコマースの会社の日本チーム立ち上げをしていたときの話です。日本から注文があった際、日本の住所がアメリカ人にとって難解すぎて、「住所を英語に翻訳できない」という理由で荷物配送がストップしてしまう…というトラブルが多発してたんです。
− Meggy : なるほど。注文した側は、楽しみに待っていても届かない、という状況ですね。
− 高井さん : それで、ブロガーで有名なnarumiさんにも叱咤激励をいただくことがありまして…。結局、日本人である私が仲介できたので、なんとか無事にnarumiさんの注文はお届けすることができました。その出来事があって以来、「海外の方にとって日本の住所を覚えることは難解だ」というイメージが非常に強くあります。
− Meggy : そんなご経験をされているから、「地名」と「グローバル」が結びついたんですね。
− 高井さん : 新しくヌーラバーになる外国籍の方にも、人気者のサル「ダイミョー」を通して本社住所を覚えてもらえるきっかけになればいいな、なんて思っています。
− Meggy : 「ダイミョー」が社内のコミュニケーションをも円滑にするイメージが持てますね。ありがとうございます!
名付け親:高井さんのこれまでとこれから
− Meggy : せっかくなので、高井さんのこれまでのご経験についてもっと聞かせてください。
− 高井さん : 大学卒業後、ヤフーでの新規サービスの立ち上げがキャリアのスタートです。4年と少しヤフーに在籍し、多くの新規事業・サービスの立ち上げに携わりました。その後、海外のベンチャー企業の日本拠点立ち上げに参画したり、フリーランスという立場で様々なプロジェクトに関わったり、ビジネス・ブレークスルーでは新規講座の立ち上げなどを行いました。
− Meggy : 事業領域や規模は様々ですが、一貫して0→1を行ってきていらっしゃるわけですね。
− 高井さん : そうですね!「価値のある新しいものを考え、届ける」ということがやりたいと思っています。
− Meggy : スカイディスクさんではどんなことをされているんですか?
− 高井さん : スカイディスクは、IoTセンサデバイスとクラウドサービスの開発、AI分析などを行う会社です。現在は「スマートファクトリー化」を推進するAI、IoTに力を入れています。私の役割は、「AI」「IoT」という一見分かりづらいものが身近に感じられるよう、広報やコミュニティ活動を通してより多くの方に情報を届けることです。また、私も工場に直接伺い、どういう作業を自動化できるかなど一緒に考えることもあります。
− Meggy : ずいぶん多岐にわたる仕事内容ですね。
− 高井さん : そうですね、会社としてもやりたいことはまだまだたくさんあり、仲間を増やしていっている状況です。大きなデータを扱えるという意味では、特に、AIエンジニアの方にとっては面白い環境なのではないかな、と思います。
注:スカイディスクさんの採用情報はこちら
− Meggy : 良いですね!スカイディスクさんは大型資金調達なども行なっていらっしゃいますし、成長ベンチャーというイメージがあります。
− 高井さん : ありがとうございます!福岡から世界に通用する会社を目指しているスカイディスクにとってヌーラボさんは、ビル一棟を颯爽と持っていかれたことから始まり(笑)、先日オランダ進出のプレスリリースも配信されていましたが海外進出もどんどんされている先輩企業です。2社の拠点のある大名という地名を、名物キャラクターにつけることで、世界中から面白い人が福岡、大名に集まってくれることを願っています!
高井さん、お忙しいなか取材にお付き合いいただき、ありがとうございました。
取材を通し、「ダイミョー」という名前に込められた想いや願いが想像以上に深いことが分かり、改めて「良い名前をつけてもらったんだなぁ」としみじみ感じました。
また、さまざまな経験をしてこられ、かつ「外部の目線」を持っている高井さんだからこそのアイディアだったということも感じ、マーケティングを担う私としては大きなヒントを頂いたように思います。
ヌーラボ社内だけではなく、ヌーラボプロダクトに愛を持ってくださっているユーザーの方々と一緒に、今後もプロダクトを育てていけたら嬉しいです。
名付け親になってくださった高井さんはもちろん、名前のアイディアの提案や投票に参加してくださったみなさま、改めてありがとうございました!
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