世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
今年度最後のJBUG東京は「そこが知りたい!Backlog活用術」というテーマで登壇者の方々にLTとパネルディスカッションに臨んで頂きました♪
その時の様子をレポートとし、コミュニティマネージャーとしての所感をお届けします。
LT1:株式会社オープントーン金田さんの「APIでDIY」
会社ではプロジェクトリーダーを務めている傍らBacklog助っ人サービスという導入支援のご担当をされているという金田さんですが、Backlogを使用して10年になるそうです。
他にも普段からSlackやToggl Trackも使用しており、業務の効率化を図っているそうですが別々のツールという事もあり、ツール同士が連携されてない事による共有漏れが生じていたそうです。また、時間管理などは人によって、やる人とやらない人がいて管理状況にムラが生じるという事もあったそうです。
但し、全てのサービスにAPIがある事に気付き各プロダクトを繋ぎ合わせる事でそれらの課題をご自身で解決されたそうです。
流れとしてはSlackに指定のコマンドを打つと、Togglで時間を測り、Backlogに計測した時間を実績時間として自動で入力されるというものです。
結果としてTogglでの時間計測漏れが無くなり、Backlogにも実績時間が反映されるので工数管理の手間も改善されたという事でした。
Tanny’s eye
このようにBacklogや他のサービスをご利用頂く中で生じた課題に気づいた後にそれを解決するには、ツールで対応するか、運用ルールでカバーするかのいづれかだと思います。
もちろん運用ルールでカバーされるケースの方が良いという場合もあると思いますが、人間が介在する分どうしてもヒューマンエラーが起こる可能性が拭えません。
その為このようにツール同士をAPIで繋ぎ合わせつつ、人の負担を軽減する事で業務効率化を図るのはとても良い事ですし、エンジニアの方であれば当然そのような発想になるのかと改めて関心しました。
また、金田さんがご担当されるBacklog助っ人サービスではスペース移行やAPIを使ったアイディアの実現など、様々なご対応をされているそうなのでよろしければ是非ご相談してみてください。
LT2:アスクル株式会社三浦さんの「新卒エンジニアがBacklogで業務効率化しました!」
フルスタックエンジニアになりたいという三浦さんは普段の業務では社内からのシステムに関するお問い合わせ対応をしているそうです。
今までメールやチャット、電話など様々な経路でお問い合わせがきていた事によって対応漏れなどが生じ、回答に時間がかかる事があったそうです。
それらの問い合わせをBacklogに全て集約する事で5営業日以内に解決するという基盤を構築されたようです。
またBacklogを導入する事によって「ナレッジが蓄積される」というメリットを享受しつつも、使い慣れない人達に向けてWikiを使用して運用ルールを浸透させる事にも成功されたそうです。
またGoogle Cloud PlatformでBacklogにある問い合わせ対応状況を取得し、Slackに通知させる事で定期リマインドをするシステムを構築されているそうで、結果として下記のような成果を生み出したとの事でした。
- 5営業日以内の解決りつ84.9%
- 運用開始時からお問い合わせ数が40.0%減少
- 他部署から情報展開の依頼
他にもBacklogで稟議申請の簡便化を行う事で全てのコミュニケーションを集約する事ができたようで、1つの稟議にあたり申請時間が20分から5分になり月間で300分のコストカットができたそうです。
Tanny’s eye
様々なお問い合わせ経路をBacklogに集約したというのはそれだけでとても価値のある事だと思いました。単純に問い合わせの進捗管理コストが削減できるという事もありますが、過去の問い合わせ対応履歴などナレッジが蓄積されていくという方が効果は高いと思っています。
例えば問い合わせをしようとした本人がプロジェクト内を検索して同様の問い合わせ内容を過去の履歴から見つける事ができれば、問い合わせをする方と受ける方の双方にとっての工数削減に繋がる為、その効果も単純に2倍になるからです。
また三浦さんの凄い所は稟議申請の簡便化も実現した事です。月間で300分のコストカットと仰っていましたが、問い合わせ窓口の効率化と併せるとその効果は絶大で、そのコストカットした分だけ利益を生み出していると解釈できるからです。
パネルディスカッション
今回も前回同様登壇者にLTをして頂いた後にパネルディスカッションをして頂きました。下記のテーマに沿って様々なお話が飛び交いとても参考になる内容でした。
是非こちらもアーカイブより併せてご覧ください。
- 登壇ふりかえり(42:30〜)
- はじめてのBacklog(56:30〜)
- リモートワークとツール利用(59:55〜)
- Backlogのあれこれトーク(1:10:50〜)
Backlog World 2021運営委員長の中道さん登場!!
最後にスペシャルゲストとしてJBUG広島のリーダーであり、3/13(土)に行われるBacklog World 2021の運営委員長でもある中道さんが登場しました。
セッションの中ではBacklog World 2021の企画を紹介頂きましたが、このJBUG東京の後にも続々と企画が固まり、発表されていきましたので是非公式サイトから最新情報をご確認頂き、お申し込み頂ければと思います。
Backlog World 2021の公式サイトはこちらから
最後に
今回の開催に向けご尽力された、JBUG東京の大西さん、みやひろさん、ジャーニーマンさんお忙しいところお疲れ様でした!!ありがとうございました!!
最後は恒例の記念撮影😃
参考資料につきまして
JBUGについて
JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています。
プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。
Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。
実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。
あなたの街でもJBUGのイベントを開催しませんか?
これまで、北海道、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。
いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にJBUGのフォームからご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!
Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。
それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!
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