#JBUG東京 成功も失敗も含めて多くの事例や考え方を紹介して頂きました♪ 是非今後の参考にご一読ください。 #JBUG

世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!

突然ですが誰にだって過去の自分にアドバイスしたい事や未だに反省している事は少なからずあると思います。

今回は「かつての自分に伝えたいコト」というテーマで登壇者の方々に様々な事例や考え方を異なる立場で思う存分語って頂きました♪

その時の様子をレポートとし、コミュニティマネージャーとしての所感をお届けします。

中道さんによる「30才目前でIT業界に入った私が生き延びるためにやってきたこと」

7年前の27歳の時に営業からエンジニアへ転身し現在はプロジェクトを管理する立場だという中道さん。
「かつての自分に伝えたいコト」は下記の通りだそうです。

  • 師匠を持つこと
  • 素直にふるまうこと
  • 飯は全て食うこと

師匠を持つこと

師匠に正しい努力の方向を示してもらう事で物事を早く習得できるようになると考えているので、中道さんにとっては師匠の存在が必要不可欠のようです。
また自分の尊敬する人の習慣を真似して、その人が好きな本から同じように知識を吸収するそうです。
そんな自身のキャリアを築く上で重要な存在となる師匠はコミュニティで見つけるという事でした。

素直にふるまうこと

師匠に対し感謝をして言われた事はとりあえずやってみる。そして何かあれば必ず師匠にフィードバックをするそうです。
その時に分からない事があればそれを素直に表現し、教えを仰ぎましょう。という話でした。この学びのサイクルを回し続ける事こそが自身の成長に繋がるので大切だと考えているそうです。

飯は全て食うこと

とあるコミュニティの懇親会でお話した方から言われた事がこちらの「飯は全て食う」という一言だったそうです。
言われた時に我に返ったそうで、それからは「まずはやり切る事」、そして「その仕事を誰よりも出来るようになる事」を徹底するようになったそうです。

要は四の五の言わず「目の前の仕事を全うせよ」という事です。

与えられた環境で精一杯頑張るからこそ、何事にも面白いと感じる機会に恵まれ、自分自身の仕事の領域が広がりキャリア形成に繋がったとの事でした。

総じて「学び続ける姿勢が大事」であり、「外の世界に飛び出そう」というメッセージと共に「挑戦し続ける人生」の大切さを訴えていました。

Tanny’s eye

中道さんが業界で生き延びる為にやってきた事ですが当たり前のようで難しい事だと思います。
「師匠を持つこと」は何かに夢中になっていないと見つかりませんし、「素直にふるまう」には健気でなければなりません。

また「飯は全て食う」という事は自身の仕事に正面から向き合うだけではなく、忍耐強くなければなりません。
僕は話を聞きながら僕だったらできるだろうか、と考えたら正直自信が持てませんでした。

そして何より大切なのは精一杯やるという覚悟だと思いました。
まずは目の前の事を一生懸命やるからこそ、次に見えてくる景色が変わってくるのであり、それを繰り返していたら気づかぬうちに自身の視座が上がっていくのではないかと思いました。

中道さんの資料中道さんの資料

山下さんによる「できること」起点の事業支援

PMとしてBtoC通販向けの事業支援を行っているという山下さんですが、「かつての自分に伝えたいコト」は下記の通りだそうです。

「やりたいコト」は無くても良い。「できるコト」から背伸びをすると、「求められるコト」が増える。

自身のキャリアや経験談を踏まえながら現在の考えに至った経緯などをご紹介頂きました。このような考えに至るにはかつての自分が「営業」という「限定かつ明確」な仕事をしていた事も理由の一つだそうです。

それも健康診断を管轄の医療機関で受診してもらうという内容だった為、決まったルールの中で決まった物を決まった人達に対して売るという事を繰り返していたようです。
そういった状況下でご自身のキャリアについて考えていく事になり、その後はWeb広告の代理店に転職したそうです。
代理店では広告制作においてキーワードの選択やクリエイティブの制作に携わりながら、決まった広告枠を売るという「やや限定かつ明確」な仕事をなさっていったそうです。

そして現在のWeb制作会社に至る訳ですが、今まで培ったWebや広告の制作や運用は同様に行いながらも、小さい組織の為「採用」や「広報」など未経験の職域にも足を踏み入れていく事になったそうです。つまりご自身にとっては「不明確」な仕事という訳です。

このように、「限定かつ明確」な仕事から段階的にキャリアを築いていった事で「不明確」なプロジェクトにも対応できるようになっていったそうです。

Tanny’s eye

山下さんの考え方には僕自身共感できるものがありました。
特に営業からIT業界へキャリアチェンジしていったのは僕自身も同様であり、営業をしていく中で様々な自問自答があったというのがセッションから伝わってきました。(僕が勝手にそう感じただけかもしれませんが…😅)

また、キャリアを形成していく為の考え方としては、恣意的に職域を広げていくのではなく、目の前の「できるコト」や「求められるコト」をコツコツとやっていく事で、最初はできなかった事も結果的にできるようになっていくのだと思いました。

特に自分でも何がしたいのか分からない事もある中で、このように小さな事からコツコツと地道に進める事がやりたい事の発見にも繋がるのではないかと思います。

山下さんの資料山下さんの資料

徳永さんによる「ベンチャー企業で活躍できるスキル・マインドと実例」

百貨店で販売員として10年間勤務した後にIT業界へ転職された徳永さんですが、現在はベンチャー企業で人事と広報を兼務されているそうです。

入社前は安定思考だったようでベンチャーで働く事に消極的だったようですが、挑戦した事のない仕事に挑戦し続ける事ができて思っていたよりは「なんとかなる」というのが実感だそうです。

ベンチャーでは良くも悪くもルールがないという状況の中で何事も泥臭く業務をこなしていったそうですが、どういったマインドで働くかに関しては「大手企業」とさほど変わらないと考えているそうです。

働く事に関して「大手とベンチャー」それぞれを比較する事自体に意味はないと前置きしつつも、ベンチャーであれば裁量を持って新しい事に挑戦できるので様々なスキルやマインドが身につくと仰っていました。

Tanny’s eye

確かに、働く事に関して「大手企業とベンチャー」を比較する事自体に意味はなく、どちらが良いとか悪いという話でもないと思いました。

僕自身も大手とベンチャー、それぞれで働いた事があるので分かりますが、目の前の事を一つ一つこなしていくという意味ではさほど変わりません。

また自身のキャリアを考えていく中で大切なのは大手やベンチャーなど、気にするべきは体裁ではなく、「どうしたら自分自身を活かし成果に結びつける事ができるか」だと思います。
働く上では「安心」も大切かもしれませんが「成長」も大切であり、「やりがいや楽しさ」はもっと大切かもしれません。

徳永さんの資料徳永さんの資料

栗原さんによる「少人数チームの大量案件&タスク管理の効率化 試行錯誤し生み出したティップス紹介」

かれこれ5年以上Backlogを使用している栗原さんですが普段はWebサイトの運用を行っているそうです。

普段の業務の中で以前は口頭で指示する事もあったそうですが、失念のリスクや認識齟齬が発生し業務フローに改善の必要性を感じていたそうです。

他にも手順書は実際に運用するメンバーにお願いする事でメンバー自身の業務への認識を高める事に繋げたり、Backlogで課題管理する際は下記のようなルールを設けるなど、いかにして業務がスムーズに行えるかの工夫をしていったそうです。

「チケット管理の注意すべきポイント」

  • 課題の粒度を合わせる
  • 親課題と子課題を活用し、「課題の完了条件」を決める
  • 納期がある課題以外は「個別で優先順位」を決めて良い

またご自身も他部署へ異動されたそうですが、カンバンボードWiki機能を駆使する事で引き継いだ先からは問い合わせが皆無の状態だそうです。

このように仕事を進めていく中でメンバー自信が自律してタスク管理できるしくみが大切だと感じたそうです。

Tanny’s eye

話を聞いてとても大切だと思えたのは「口頭で連携する事のリスク」に気づけた事だと思いました。僕自身も「口頭のみ」での連携は怖いと考えています。

そういった経験を踏まえていく中で、試行錯誤されながら運用ルールを定めていった事で「ルールの根拠」も説明できる訳です。

僕としてはこのような背景も含めてメンバーに伝えたり、引き継いだりする事が良いと考えています。
なぜなら「運用ルールはこれ」と頭ごなしに伝えても「ルールは守るかもしれませんが、なぜそうなっているかを考えない」可能性があるからです。

なので、現在に至るまでの背景とあわせて伝えると「自分だったらどうするか?」や「どうしたらより良いやり方ができるか?」という観点で考えながらルールを踏襲していくので、結果的にルールを磨き上げて次にバトンを回していく事に繋げられるのではないでしょうか。

栗原さんの資料栗原さんの資料

最後に

今回の開催に向けご尽力された、JBUG東京の大西さんみやひろさんジャーニーマンさんお忙しいところお疲れ様でした!!ありがとうございました!!
最後は恒例の記念撮影😃

最後の記念撮影最後の記念撮影

参考資料につきまして

次回予告について

2020/10/30(金)20:00〜JBUG札幌#7「初めてのオンライン!試される大地のプロジェクトマネジメント」

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また、拠点関係なくゲリラ的にライブ配信する「JBUGフルリモート支部」が立ち上がります。
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JBUGについて

JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています

プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。

Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。

実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。

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これまで、北海道、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。

いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にJBUGのフォームからご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!

Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。

それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!

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