#JBUG東京 開催♪ 公募によって選ばれた方々によるLT大会!皆さんの登壇内容はLTでは足りない程の内容でした。 #JBUG

世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!

今回は夏恒例のLT大会で、1年前に僕自身も登壇させて頂いたJBUG東京が懐かしいですね。

公募から選ばれたメンバーによるLTは非常に素晴らしく、とても勉強になる事が多かったです。皆さんご自身のご経験も踏まえてお話されていたので非常に説得力もあり、僕自身実践してみようと思える「考え方や知見」にも出会えました。

その時の様子をレポートとし、コミュニティマネージャーとしての所感をお届けします。

LT1:Web制作会社でディレクターを務める、川村さんによる「アンチパターンから考えるPMO必要論」

「PMOへのイメージが悪くない?」という観点からPMのあり方の問題という切り口でお話始めた川村さん。そこから「闇のPMO」「光のPMO」を定義したようで、ご自身が見てきた事例とあわせてご紹介頂きました。

例えばキックオフや体制の説明、メンバーの自己紹介がなかったプロジェクトのご紹介があり、その時は下記の様な状態になったようです。

  • レビューを誰に回して良いか分からない
  • 報告資料の工数増大
  • 日程調整に1週間
  • 言った言わない問題
  • 「なんで作ってないの?」となる謎の納品物問題

このような苦いご経験を踏まえて、ご自身が考える「光のPMO」をご紹介頂きましたが、大切なのは「全員が納得して進むための共通認識を作る人」と考えたそうです。

Tanny’s eye

大切なのはPMO自身を否定してはいけないということです。川村さんもお話の中で仰っていましたが、悪いのは「仕組みと無計画なアサイン」という環境によるものが大きかったりします。とは言え、チームに関わる全ての人にとって忘れてはいけないのは、お互いの立場や考え方を理解する事であり、もっと言うと、「理解しようとする姿勢」です。

今回ように「闇のPMO」という話が上がり、オーディエンスからは共感も得ていましたからPMOの方々も胸に手を当ててゆっくり考えてみる良い機会かもしれません。

もし、「嫌われているかも?」「浮いているかも?」という不安から孤独感を感じているなら、思い切って胸襟を開き、メンバーの懐に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

川村さんの資料川村さんの資料

LT2:株式会社カラダノートでエンジニアリングマネージャーを務める堀内さんによる「はじめてのアジァイル開発ならJIRAよりもBacklog」

入社1ヶ月でビジネスサイドとエンジニアサイドを巻き込んでアジャイル開発をするようにした時の話をして頂きました。
ご自身が感じているアジャイルを始める時の課題として、「横文字など専門用語が多い型の部分(スプリント、スクラムなど)」が、現場の実際の課題に当てはまらず、ギャップがある状態のまま結局無理してやっているという状態を挙げていました。

そこで理想としては課題にフォーカスして進めた時に結果的にスクラムなど、型の状態になっている事と考えて、まずは徹底的に各ポジションの人達と1on1をして現場についてのヒアリングをしたそうです。

議論を重ねていく中で、どのようにしたらアジャイル開発になっていくかを考え、下記のような工夫をしたそうです。

  • 横文字の専門用語を具体的にイメージできるよう、日本語に言い換える
  • 各タスクの担当を決めて一人一人に対して積むのではなく、全員に対してのタスクと考える事で手が空いた人から次々と積まれたタスクを片付けるようにする

この様に丁寧な思考と運用方法を踏まえた上で、ツールの中で使われている言葉や用語を比較した時に、 Backlogの方が分かりやすい。となったそうです。

その結果、デザイナーなど他のチームからも同様の手法を用いたいと声がかかるほど奏功したとの事でした。

Tanny’s eye

この堀内さんの考え方は非常に良いと思いました。特に専門用語を具体的にイメージができる身近な言葉に言い換える事は、普段知ったかぶりをしてそれを悟られないように必死に振舞う僕にとっては大変ありがたいと思いましたw

また、具体的なイメージを持って話せるという事は、MTGなどその場で気になった事や少しでも腑に落ちない事を気軽に訊く事ができるという心理的安全性の醸成にも繋がります。

だからこそタスクを処理する際も前述したような工夫した手法を取り入れたいと言った時に受け入れてもらえる信頼関係がメンバーとの間で構築されていたのではないでしょうか。

堀内さんの資料堀内さんの資料

LT3:株式会社ユーティルでCOOを務める峯村さんによる「目的達成に向かって熱狂できるチームの在り方」

峯村さんご自身のご経験を踏まえ熱狂できるチームの作り方をお話頂きました。
まず、熱狂できるチームを作るにはメンバーにとって「夢中になる何か」が必要なようです。その「何か」とは目的を自分事化してもらう事であり、結果的にはそれこそが夢中になる為の第一歩になるとの事でした。

そして「熱狂の原動力=目的への執念」と定義し、各メンバーに対しては、目的・戦略・戦術の浸透が重要であると考えているそうです。
また、それと同時に、チームは主役の集合体と全員に思ってもらう事が各メンバーの意識を上げていき、成果に結びつける最善の方法との事でした。

Tanny’s eye

僕自身「チームは主役の集合体」という考え方は非常に素敵だと思うと同時に、目から鱗でした。
確かに各メンバーの仕事は大切であり、役割分担ですから誰が欠けてもチームは成り立ちません。
だからこそメンバーへの目的・戦略・戦術の浸透が重要と考えるのも頷けますし、その為にはWikiなどいつでも全員が確認できる場所に書いて置いておくようにしているそうです。

ただ、重要なのは周知・浸透させたい方からの一方的な発信にならずにメンバーが自発的な行動をとる事で、活躍していく事であり、伝えるべき事が形骸化せずにメンバー全員に腹落ちする事だと受け止めました。

峯村さんこそそれを一番に理解されているので「チームは主役の集合体」という言葉が出てきたのだと思いましたし、そう考え、振舞う態度こそが尚更メンバー個々人の意識が高まる事に繋がるのだと思いました。

峯村さんの資料峯村さんの資料

LT4:北村ファシリテーション事務所にて代表を務める北村さんによる「個人や組織の力を強化するファシリテーションの重要性」

全員ではないですが、まず、「自分で判断しない癖がつく」など、組織で働く事で受けそうな悪影響の部分をピックアップし、その結果として他責思考になるというお話をされていました。
だからこそファシリテーターはメンバーが他責思考にならない為にも「相手の発言を引き出す」事が大事であり、その為には下記の3点を意識すると良いそうです。

  1. 話やすくする
  2. 理解しやすくする
  3. 考えやすくする

つまり大切なのは相手の話を「聴く」事であり、「相手の発言がどんな背景から来ているのか」なども含めて、より深く相手を理解する事のようです。

また、お互いの立場を理解できるメンバーが増える事こそが他責思考を生まない上に、信頼関係が構築されるので結果的にチームワークが向上し生産性が上がるとの事でした。

Tanny’s eye

現場によって異なりますが、会議などでたまに聞くのが、「発言しない人が悪い」という考え方です。僕自身こういう考えを目の当たりにすると毎回疑問に思っていました。
「なんで発言しない人を責めて」「発言しにくい雰囲気にしている方はその雰囲気を改善しないのだろう」と。

そこで気づいたのはその様に考える方々は、やはり自分達で発言しにくい雰囲気を作っている事に気づけてないのだと思いました。
ではなぜ気づけていないのかと言うと、「発言しない方が悪い」と考える「他責思考」の為です。

今回の北村さんのお話はまさにそれを上手にまとめており、とても腹落ちするものでした。

僕としては今後の会議などで、ファシリテーションする機会があれば心理的安全性を醸成させる事で、より良い解決策を生み出す雰囲気作りをしていくと同時に相手の立場を理解し、話を聴いた上で懐に飛び込む事を目指していきたいと思いました。

北村さんの資料北村さんの資料

LT5:株式会社DIGITALJETにてプログラマを務める古里さんによる「WordCamp男木島とBacklog」

世界で多くのユーザーがいるCMSのWordpressですが、今回はそのコミュニティイベント「WordCamp」についてお話頂きました。
基本的に東京や大阪という都市部で開催される「WordCamp」ですが以前にコミュニティ界隈で話題になった瀬戸内海中部にある男木島で開催した時は様々な業種の方や地元の方など多くの方々の協力があって成功したそうです。

また、2018年当時の運用時に使用していたBacklogが、今回の2020年の開催に向けても引き継げる内容のものが多く圧倒的なタスク管理の効率化に繋がっているそうです。

Tanny’s eye

僕も昔東京で開催された「WordCamp」に参加した事があり、当時は運営や参加者の方々の充実した表情が印象的であり、とてもワクワクしたのを覚えています。
今回、WordCamp男木島はコロナ禍で中止する事も議論されたようですがオンラインにて開催されるようなので頑張ってください!

Backlogを使用し続けていると、前述した様に過去に登録した課題などが蓄積され、転用もできるので大変便利です。

例えば普段の業務に置き換えると新入社員や後からプロジェクトに参画した人達に対してもどういった経緯で今のような状態になったのかなど、Backlogに記載の内容を読んでもらうだけで良いのです。

そうなれば補足程度は口頭でするとしても言葉での引継ぎや説明が圧倒的に省けますし、ましてやその為のミーティングを設ける事も不要で、「事の経緯や背景」を伝えられるので飛躍的な業務効率化に繋がります。

古里さんの資料古里さんの資料

LT6:KDDI株式会社にてスクラムマスターを務める須田さんによる「スクラムの始めかたとリモートワークの続けかた」

KDDIにおけるアジャイル開発の歴史のご紹介と伴にご自身が所属するMaasアプリ開発チームのお話をして頂きました。また、須田さんはスクラムマスターでありながらIT勉強会「Tech-on」のコミュニティマネージャーでもあるそうです。

そしてご自身の経験から開発チーム立ち上げで一番効果的なことを「Go To Izakaya」と仰っておりましたが、他にもスクラムマスターとしては下記の5点に取り組んだそうです。

  1. まずは小さく始める
  2. それぞれの立場や言葉をよく観察してファシリテーションする
  3. レスポンスは早く、障害は早く取り除く
  4. フラットな場をつくる
  5. 価値を議論し共有する

上記に加えリモートワークでの工夫点としてはCacooでユーザーストーリマッピングを作成したり、チャットコミュニケーションだけではなく、Discordなどボイスチャットツールを導入し気軽に雑談や相談をできるようにする事で、より働き易い環境を構築しているそうです。

Tanny’s eye

POへの掛け合い方やチームでの立ち位置など非常に勉強になる事が多かったです。

例えば、「なぜこの機能を作るのか」をきちんとメンバー間で議論し、開発メンバーの腹落ちを得てから進めるようにPOに働きかける事や、フラットで誰でも気軽に意見が言えるような心理的安全性の確保など、どうすればより良くプロジェクトが進むのかを学べました。

特にリモートワークであれば非同一空間ですから、関係構築もオフィス勤務の時より難しくなります。

そんな中でも相手の立場や考え方、発言の背景など、より深い相互理解に向けたコミュニケーションを取る事が大切であり、須田さんの多くの試みや考え方はまさに今の時代にピッタリだと感じました。

須田さんの資料須田さんの資料

最後に

今回の開催に向けご尽力された、JBUG東京の大西さんみやひろさんジャーニーマンさん神田さんお忙しいところお疲れ様でした!!ありがとうございました!!
最後は恒例の記念撮影😃

最後の記念撮影最後の記念撮影

参考資料につきまして

次回予告について

現在イベントページは立ち上がっておりませんが、「大阪・広島・静岡・北海道・東京」で続々と企画中です!
是非こちらのページをブックマークして都度ご確認頂ければと思います。

JBUGについて

JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています

プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。

Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。

実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。

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これまで、北海道、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。

いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にDMにてご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!

Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。

それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!

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