テレワークで人間関係のストレスが増加!? 有効な対策とは?

職場における人間関係は、チームワークを円滑化する上で重要な要素の一つです。テレワークの実施に伴い、人間関係にストレスを感じる社員が出てくるのではないかと不安を抱えていませんか?

今回は、テレワークで人間関係がストレスになる主な原因と、五つの解決策を紹介します。テレワークで今や必須ツールとなりつつあるビジネスチャットが人間関係に与える影響についても解説していますので、ぜひテレワーク環境の改善に役立ててください。

テレワークで人間関係がストレスになる3つの原因

はじめに、テレワークの環境下で人間関係がストレスになる原因について見ていきます。出社時には生じなかった問題が表面化することもあるため、次の3点については十分に注意が必要です。

①気軽なコミュニケーションが図りにくくなる

令和3年11月に公表された内閣府の調査結果(※)によれば、テレワーク経験者が挙げたテレワークのデメリットとして最も高い割合を占めていたのが「社内での気軽な相談・報告が困難(36.1%)」という点です。社員がお互いに離れた場所で就業するテレワークでは、出社時には気軽にできていたコミュニケーションが図りにくくなると感じた人が多いことがわかります。

ビジネスチャットを導入しても、メールのイメージが根強く残っているために気軽な質問・相談がしづらいケースもあるでしょう。コミュニケーションのハードルが高くなることは、テレワークで人間関係がストレスになる主な要因といえます。

②Web会議でのコミュニケーションが不十分

同調査で2番目に多かった回答は「画面を通じた情報のみによるコミュニケーション不足やストレス(30.3%)」でした。Web会議ツールは離れた場所にいる相手とコミュニケーションを図る上で有効なツールですが、十分な意思疎通を図れるとは限らない点に注意が必要です。

たとえば、参加者が多すぎる・特定の人だけが発言しているといったWeb会議では、コミュニケーションが促進されないことが想定できます。Web会議ツールが人間関係の新たなストレスを生むケースもあるのです。

③お互いの様子が見えないため誤解が生じやすい

同調査では「取引先等とのやりとりが困難(25.6%)」など、連絡手段に制約があることを指摘する回答も高い割合を占めていました。文字ベースでの連絡手段に偏ることで、通常の連絡事項であっても「一方的に送られてきた」といった印象を受けやすいのです。

また、文字情報からは感情やニュアンスが伝わりにくいため、実際以上に冷たく感じられることも少なくありません。こうした感情面でのすれ違いが人間関係に影響を与える可能性は十分にあるでしょう。

※内閣府「第4回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」
〇調査方法:インターネット調査
〇回収数 :10,128(うち第3回調査の回答者数:5,911 )
〇調査期間:9月28日(火)~10月5日(火)

ビジネスチャットが人間関係に与える影響


テレワークの人間関係において、コミュニケーションが重要なカギを握ることは明らかです。コミュニケーションを活性化させるためにビジネスチャットを導入する企業も多く見られます。

しかし、ビジネスチャットを導入すればコミュニケーションの問題が解消されるとは限りません。次に挙げる通り、ビジネスチャットが人間関係に影響を与えるケースもあるからです。

文字情報のみのためニュアンスが伝わらない

ビジネスチャットは、基本的に文字ベースでコミュニケーションを図るためのツールです。文字は情報を簡潔に伝えられる反面、表情や声のトーンといった非言語情報を伝えることは困難なコミュニケーションの手段といえます。

たとえば、「進捗状況を報告してもらえますか?」という上司からのチャットを受け取った部下にとって、上司が単に確認しておきたいと思っているのか、現状の進捗状況が芳しくないと感じているのか、文字情報だけでは判断できないケースもあるでしょう。対面であれば起こりにくい誤解が生まれ、人間関係に悪影響をもたらすことも考えられます。

絵文字やスタンプを使うことへの抵抗感

ビジネスチャットでは、スタンプや絵文字が提供されていることがあります。感情やニュアンスを伝える上でスタンプや絵文字が有効なケースもあるものの、ビジネスシーンで使用するのは適切でないと感じる人も一定数いることは知っておくべきでしょう。

下図は、ビジネスチャットで絵文字を使用することについてどう感じるかを調査した結果です。絵文字を使用するべきでないと感じている人が1割以上いることに加え、年代が高くなるほど絵文字への抵抗感が強い人が多くなっていることが確認できます。

絵文字やスタンプの使用は、感情を表現する上で常に有効とは限らない点に注意しましょう。相手の年代や立場、会話の内容に合わせて使い分けることが大切です。

※参考資料
【Backlog総研/調査レポート】
2019年は “絵文字” のビジネスマナーをアップデートせよ!? メールとビジネスチャットの “絵文字” に関する意識調査

連絡頻度やタイミングがストレスの原因になることも

チャットによる連絡があまりに頻繁だったり、逆に少なすぎたりすると、チャットでのやりとり自体がストレスになることも考えられます。チャットは非同期通信のため、メッセージを確認したり返信したりするタイミングは各自が都合に合わせて決められます。しかし、人によっては返事をしないまま放置しておくのは相手に対して失礼にあたると感じ、作業を中断する場面が増える原因になることも考えられるのです。

チャットは気軽にメッセージをやりとりできるため、ささいな確認事項や相談事にも活用されがちです。しかし、チャット上で共有される情報が増えすぎてしまうと、やりとりの頻度が高くなりすぎる原因にもなります。基本的な情報共有はチャット以外で行えるよう、仕組みを整えておくことが大切です。

テレワークでの人間関係を円滑にする5つの対策

テレワークでの人間関係を円滑にするには、具体的にどのような対策を講じればよいのでしょうか。ここまでに挙げたストレスの原因を踏まえて、解消するための対策を5つ紹介します。

チャットのハードルを下げる

ちょっとした相談事や質問など、気軽なコミュニケーションに活用できるのがチャットの長所です。しかし、「お疲れさまです」や「よろしくお願いいたします」といった定型句を記載していると文面が長くなり、気軽にやりとりがしにくくなってしまいます。

挨拶文の省略や絵文字・スタンプの使用を公式に認め、カジュアルなやりとりをしやすい雰囲気を作っていきましょう。チャットでメッセージを送るハードルが下がり、コミュニケーションの活性化につながります。

Web会議の参加人数は最小限に

Web会議を開催する際には、参加人数は最小限に留めましょう。Web会議に参加する人数が大勢になればなるほど、一人ひとりが発言する心理的ハードルが高くなってしまいます。話し合った内容を部署内やチーム内に伝える必要があれば、Web会議の様子を録画したものを共有したり、議事録を共有したりすることで解消する方法がおすすめです。

やむを得ず大人数のWeb会議になってしまう場合は、事前に議題をレジュメにまとめ、発言するべき内容を考えた上で参加してもらうとよいでしょう。一人ひとりが発言する機会を設け、まったく話していない人が出ないようにすることが大切です。

意見交換や討論の場を設ける

コミュニケーションが一方的なものにならないよう、意見交換や討論の場を設けるのも効果的な対策といえます。たとえば、グループチャットやWeb会議で双方向のやりとりができる場を用意しましょう。

意見交換や討論においては、各自の発言を否定しない、1人あたりの発言時間を決めておくなどのルールを決めておくことをおすすめします。発言の自由度が保証された環境を用意することで、安心して発言しやすい雰囲気を作ることにつながるからです。

社内SNSを導入する

社内SNSを導入してコミュニケーションを促進する方法も効果的です。通常のSNSと同様にコメント機能や「いいね」機能を活用できるサービスもありますので、フィードバックや事例の共有に活用できるでしょう。

社内SNSを上手に活用するコツは、「ポジティブな意見を交換する場」であることを周知徹底しておくことです。上司やリーダーは率先して手本となり、社内SNSでのポジティブなやりとりを促進していく必要があります。

タスク管理ツールを活用する

チャットや社内SNSが雑多な確認事項に使われてしまうと、連絡頻度が高くなる可能性があります。基本的な情報はタスク管理ツールで共有しておき、より有益な情報のやりとりができるように環境を整えていくことが大切です。

たとえば、全体のスケジュールや各自の進捗状況などは、都度メンバーに尋ねなくても一覧で確認できるようにしておく必要があります。現在のプロジェクトの状態やタスクの進捗状況を可視化できるツールを導入するのが得策でしょう。

テレワークでのタスク管理にBacklogを活用しよう

テレワークで人間関係がストレスになる主な要因は、コミュニケーションのハードルが高くなることや情報共有の仕組みが不足していることにあります。情報共有を促進することで行き違いを防ぎ、ストレスフルなやりとりを減らしていくことが大切です。

情報共有を促進するには、プロジェクト管理ツールBacklogを活用することをおすすめします。Backlogは進捗状況の見える化やスケジュールの共有に役立つツールです。プロジェクト管理に必要な機能がオールインワンとなっていますので、テレワークの人間関係を円滑化する上で役立つでしょう。

Backlogの機能概要や活用事例はサービス資料で確認できますので、テレワークで生じがちな人間関係のストレスを軽減する対策としてぜひご活用ください。

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