こんにちは、Meggyです。 Backlog のユーザーグループ JBUG のミートアップ、1週間前に福岡の第1回イベントレポート記事を公開したばかりですが、今日はなんと!「JBUG@東京」の第1回目レポートをお届けします!
福岡と同じく「Web制作者のBacklogの使い方、最適解を探す夜」というタイトルでBacklogラバーによってイベントが設計されましたが、今回は福岡のような「ワークショップ形式」ではなく、 Backlogユーザーの方によるセッション形式。「Web制作」や「Backlog」というキーワードにピンときた方が集まり、Backlogの最適な使い方やプロジェクトマネジメントについて知を共有し合おうという趣旨のミートアップでした。
福岡の盛況ぶりに負けず、30名弱の方にお集まりいただいたようです!(おかげ様で、ヌーラバーがビールを買い足しに行く事態になりました(笑))
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今回も、運営の中核を担っているBacklogユーザーの ジョージさん が、すでにtogetterのまとめを作成してくださっています。「レポートブログよりもTwitterのまとめを見たい!」そんなあなたはこちらをチェックしてくださいね。
JBUGイベントレポート
今回、会場をお貸しいただいたのは、移転して間もない CAMPFIRE 様。イベントスペースをご提供いただきました。本当にありがとうございました!
冒頭に私から、「JBUGがなぜ発足するに至ったか」「参加したみなさんにお願いしたいこと」「諸注意」などを簡単にお話しさせていただき、乾杯。コンテンツが盛りだくさん&濃厚なので、早速セッションに移っていきます!
セッション1. [2009年ぐらいからBacklogを使ってきた我々の使い方2017年度版]
トップバッターは、株式会社mgn のメガネさんこと大串 肇さん。タイトルは、「2009年ぐらいからBacklogを使ってきた我々の使い方2017年度版」。
メガネさんは、何を隠そう東京JBUGの主催をしてくださったBacklogユーザー。後から聞いた話ですが、 JBUGに他社のBacklogユーザーの方を招待する方法さえも「Backlogで課題を立てる」だったそうなので、筋金入りです。そんな「Backlog玄人」のメガネさんは、課題を立てたら自動生成される「ガントチャート」「バーンダウンチャート」がお気に入りの機能だそう。
私がすごく面白いなと感じたのは、「 Backlog でプロジェクトを作ってまず最初にすること」のシェア。「(1)アイコンをファニーなものに変える」と「(2)自己紹介の課題を立て、そこでコミュニケーションを図る」だそうです。とにかく、一緒に使うメンバーに「 Backlog =楽しい」と思ってもらえる工夫だとのこと。
また、今回が初回の JBUG ですが、「今後、JBUGという場は、ゾンビというよりもはや『ミイラ』になってしまった課題をやっつけるきっかけにしよう」というご提案も。試しに「ゾンビ課題ある人?」とメガネさんが問いかけると、手を挙げる人続出!(笑)
他にも、「普通に話したら2時間は平気で超える」内容の資料がアップされていますので、 Backlog ユーザーの方はぜひ一度見ていただくと良いと思います。
▼資料はこちらから
セッション2. [ドコモのBacklogの使い方]
お次は、株式会社NTTドコモ 様より、森谷 優貴さんのご登壇です。タイトルは、「ドコモのBacklogの使い方」。
副題が「JBUGにちなんでBUGレポートしてみる」。ドコモさんは、 Backlog をエンタープライズ版 プロフェッショナルにてお使いいただいている企業様です。実は以前ヌーラボブログでも取材記事をあげさせたいただきました!これは面白いセッションの予感。
まず驚いたのは、 Backlog の利用ユーザー。なんと3000名弱!さすがに、すごく大きいですね。プロジェクトも400あるそうです。そしてさらに驚くことに、管理人は3名のみだそうです。そんなドコモさんの、 Backlog の使い方。
もちろん冗談です。「というのもさすがになんなので」、ということでセッションが続きます。
ドコモさんは、APIを活用され、「プロジェクトに所属していないユーザーの削除」や「不正登録の検知・修正」「メーリングリスト登録」などの自動化を進めていらっしゃいます。 Backlog にもともと備わっていない機能もどんどん作られるとのこと。素敵!
そして、副題の「 Backlog のバグレポート」に話が移ります! Backlog を使い込んでくださっているからこそ気づくバグのご報告、ものすごく意味がありますよね。頂いた内容は、開発者にしっかり共有させていただきます。
休憩
この辺りで、「おや?ピザの減りが遅いぞ…」と気付き始めた私。
「みなさん、遠慮なくどんどんアウトプットしてくださいね」に加え、「みなさん、ピザを食べるのは今日の義務です。」のアナウンスをすることに(結局最後までピザが余りまくってしまい、最後は参加したみなさまが一生懸命食べたり持って帰ったりしてくれた、というオチは秘密です)。
セッション3. [ JBUG の中心で、Cacoo愛をさけぶ]
ん? Cacoo ?そうです、 Backlog でなく Cacoo です。KDDI株式会社 様の 大橋 衛さんのセッションタイトルは、「 JBUG の中心で、Cacoo愛をさけぶ」です。
ちなみに大橋さんが肩にかけているのは、 Cacoo のロゴ(変更前)が入ったノベルティタオルです。愛を感じますね。ちなみにKDDIさんも、もちろん Backlog のユーザー様です。
大橋さんの「 Cacoo 愛」、まとめると次の5つだそうです。
- 1. デザインがイケてる – 線が丸い。色合いが優しい。ヌルヌルした軽快な操作。ミニマムなデザイン。
- 2. Webブラウザがあれば動く – 主要ブラウザはだいたいOK。
- 3. テンプレートとステンシルが充実している – ヒト、ネットワーク、AWSステンシルがお気に入り。
- 4. スライドも作れる – プレゼンテーション資料のシェアもオンラインで簡単に。プレゼンテーション用のテンプレも色々ある。
- 5. Backlog と連携できる – Wikiや課題にもURLを貼り付けるだけで自動更新!
最後の「 Backlog との連携」は、 Cacoo について知っている Backlog ユーザーの方でも意外と知らなかったようで、「使ってみたい」との声も聞かれました。
そして、大橋さんの発表を聞いたメガネさんが、 Cacoo で図を作ってシェアしてくれたのですが、これがまたとってもかわいい図でした。「簡単に作れてかわいい」を感じられますね。
セッション4. [ Backlog と Typetalk でリモートワークを快適にする方法]
最後のセッションは、神戸から出張で東京に来ていた株式会社デジタルキューブの小賀 浩通さん(通称:組長)。組長は、以前ヌーラボブログの事例取材記事にも登場いただきました。セッションタイトルは「 Backlog と Typetalk でリモートワークを快適にする方法」。全社員にリモートワークを推奨するデジタルキューブさんならではの知見がお聞きできそうなタイトルです。
組長は、 Backlog ユーザー歴も長い(9年)のですが、ヌーラボの別プロダクト Cacoo と Typetalk も使いこなしていらっしゃいます。今後、神戸の JBUG を引っ張っていってくれるに違いない存在です。
「リモートワーク」という言葉が今ほど浸透する前から、全社員にリモートワークを推進してきたデジタルキューブさん。2006年から10年以上に渡り培ってきたノウハウは、計り知れません。試みに、組長から「勤務先にリモートワーク制度がある方?」と問いかけがあると、手をあげる方が意外と多く、浸透してきているのだなぁと実感しました。
ちなみに組長は、デジタルキューブ代表という立場以外に、「HBT」でもあるそうです。この日もHBTとしてのお仕事をしっかり遂行されていました。
「HAPPY BEER TASTER」…「リモートワーク」は随分浸透した言葉のようですが、「HBT」は初めてお聞きしましたね!
さて、デジタルキューブさんは、 Backlog と Typetalk をどのように使っているのでしょうか。全社員がリモートワークという(現状の日本では)珍しい形態。やはり顔を合わせてのコミュニケーションが難しい分、工夫をされているようです。
- Backlog:タスクを管理して情報を記録する目的。プロジェクト管理、バージョン管理、タスク管理。
- Typetalk:流動性の高い情報をやりとりする目的。Backlog課題の通知、社内コミュニケーション、開発ディスカッション、アイデア・プロセス議事録。
受託開発の場合、 Backlog のプロジェクトにお客様も交えてタスク管理をされているそうですが、一方で、「お客様に見せなくても良い情報」は Typetalk で行うなどの使い分けもされています。参考になりますね。
ちなみに私は、 Typetalk と Backlog の連携機能として、「 Typetalk のまとめ機能から Backlog の課題を起票する」と「 Backlog カード」が便利で大好きです😆
組長のセッションも佳境。ラストは、ヌーラボ代表の橋本へのリクエストで幕を閉じました。その内容とは、「 Backlog 、AMI(Amazon Maschine Image)で公開してよ!」。橋本は残念ながらこの場にいなかったので、私がしっかり伝言しようと思ったのですが、その要望が妥当なのか確認すべく、会場の皆さんに多数決を取ることにしました。
というわけで、橋本にはしっかり伝えておきました。
組長のスライドは、こちらにUPされていますよ。
飛び入りLT×2 !
時間に余裕があったので、飛び入りのLTを募ってみたところ、秋田県に本社のある株式会社neccoの安倍さん・石黒さんが名乗りを上げてくれました!neccoさんもまた、リモートワークを推進している企業様です。
実は、「今Backlogは使っていません」というneccoさん。しかし、「どこがネックで使わなくなったか」「こういう風になればいいな」というお話しはとても意味があり、この赤裸々感こそユーザーミートアップの醍醐味だな、と感じます。
スーツアクターとエンジニアの融合体を目指す石黒さんのLTに、Twitterや質疑応答が大盛り上がり。この日一番盛り上がった気がするぞ。
全参加者による感想シェア
LTを含めた発表も全て終わり、最後に全参加者が口を開く、「感想シェア」の時間をとりました。
- もっと活用できる方法があるなと学んだ。学んだことは社内に共有していきたい
- デスマーチになりそうな案件こそ Backlog を使うべき
- Backlog は、「ダサい使い方をしたい人」のために本気出してくれ
- 孫課題作りたい
- 私ゾンビです。完全にゾンビ
- メンションもつけず、チケットも切らないで自分宛のメッセージを書いてくる人をどうにかしてくれ
など、「分かる分かる」な話から「なにそれ詳しく聞かせて」な話まで、色んな感想が飛び交いました。
懇親会(CAMPFIRE様、本当にありがとうございました)
まだまだ話が尽きそうになかったため、急遽利用時間を延長していただき懇親会を。急な打診にもかかわらず快く対応いただいたCAMPFIRE様、感謝してもしきれません。ありがとうございました。
そして最後はグループフォト!
Backlog の「b」を現している(つもり)です。
そんなこんなで、東京の JBUG は、ヌーラバーが想像していた以上にアツく面白い夜となりました。主催いただいたみなさま、ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
今後の開催について
東京・福岡で、9月頃にまた行う計画を立てているそうです。「自分も発表したいことがあるぞ!」な Backlog ユーザーの方は、ぜひヌーラボのSNSのDMかメールにてご連絡ください!それぞれの地域の JBUG 運営メンバーをご紹介いたします。また、「○○県でもやろうよ!」なお誘いも大歓迎です!ご飯の美味しい地域だとなおさら喜びます!
JBUG 開催時は、 Backlog の Twitter や Facebook でも告知させていただきます。ぜひチェックしておいてくださいね。
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