オフショア開発成功の秘訣!エボラブルアジアがBacklogで実現するベトナムとのプロジェクト管理

ベトナムと日本でITオフショア開発事業を進める、エボラブルアジアのグループ会社「エボラブルアジアソリューションズ」はオフショア開発をBacklogで管理しています。オールベトナム人のオフショア開発事業が強みの同社では、上流工程から実装までベトナム人プロジェクトリーダーが兼任します。Backlogを使ったオフショアでのプロジェクト管理の秘訣を執行役員のヴィエトさんにお伺いしました。

左から:株式会社エボラブルアジア ソリューションズ執行役員兼システム開発事業本部 本部長 グエン・ダオ・ヴィエトさん、株式会社エボラブルアジア ITオフショア開発事業部 部長 矢野光児(やのこうじ)さん

写真左から:
・株式会社エボラブルアジア ソリューションズ執行役員兼システム開発事業本部 本部長 グエン・ダオ・ヴィエトさん
・株式会社エボラブルアジア ITオフショア開発事業部 部長 矢野光児(やのこうじ)さん
導入目的 ベトナムと日本の情報共有をスピーディで漏れなく進めたい。プロジェクトの停滞や出戻りを解決するために問題の早期発見・早期対応を実現したい
課題 オフショア開発特有の物理的な距離やミスコミュニケーションなどでベトナム側(作業者)と日本側(管理者)での情報共有がスピーディにできない
効果 ベトナムと日本側で共有される情報の透明性が上がり、問題を早期解決。高品質でスピーディな開発フローを実現している
業種 オフショア開発
利用人数 8名
Backlogを利用している職種 IT開発事業部
利用しているヌーラボサービス BacklogCacoo

―エボラブルアジアのITオフショア開発事業について教えてください。

矢野光児さん(以下、矢野):エボラブルアジアのグループ会社であるエボラブルアジア ソリューションズが、日本企業のITハイブリッド開発・受託開発をメインにしたオールベトナム人のオフショア開発事業を進めています。

同社が推進する「ITハイブリッド開発」は、従来のラボ型開発を進化させた開発工程で、お客様専属のチームを日本とベトナムに作り、プロジェクトの上流工程から実装までを一気通貫して進めるやり方です。

開発経験が豊富で日本語も堪能なベトナム人プロジェクトマネージャーやブリッジシステムエンジニアが、お客様と継続的にコミュニケーションをとりながら、ベトナムのプロジェクトマネージャーや現場のプログラマーに作業指示を出したり、開発プロジェクトの進捗を管理したりします。

エボラブルアジア ITオフショア開発事業部 部長 矢野光児さんエボラブルアジア ITオフショア開発事業部 部長 矢野光児さん

また、お客様社内に開発担当者がいない場合は、ベトナム人プロジェクトマネージャーをお客様の元に配置して、オンサイトサービスをご利用頂きながらスピーディーに開発を行うことも可能です。

従来のオフショア開発では、プロジェクトマネージャーやブリッジシステムエンジニアがお客様のもとに常駐して現場の開発を管理することはできなかったのですが、弊社の場合は、これらを一貫してベトナム人に任せることで、他社には真似できないようなクオリティでスピーディなオフショア開発を実現しています。

―エボラブルアジアのオフショア開発でBacklogを利用しているプロジェクトについて詳しく教えていただけますか?

グエン・ダオ・ヴィエトさん(以下、ヴィエト):現在進行している、チャットボット開発プロジェクトでBacklogを利用しています。

こちらのプロジェクトは、ITハイブリッド開発の形態をとっており、お客様から1名プロジェクトマネージャーとしてチームに入っていただき、弊社側では日本側のブリッジシステムエンジニア2名とベトナム側のプロジェクトマネージャー1名という体制を取っています。

プロジェクトは2017年10月から始まり、もうすぐ1年目を迎えます。当初は1名のブリッジシステムエンジニアがお客様のもとに常駐して、ベトナムのラボのプログラマー2名と開発作業を進めていました。徐々にプログラマーを増やし、現在は日本側のブリッジシステムエンジニアは2名になりました。

日本支社に在籍する50名のプロジェクトリーダー/システムブリッジエンジニアがオフショア開発先のベトナムに在籍する200名のエンジニアを取りまとめている日本支社に在籍する50名のプロジェクトリーダー/システムブリッジエンジニアがオフショア開発先のベトナムに在籍する200名のエンジニアを取りまとめている

問題報告時の雛形をBacklogで作成!日本とベトナムの意思の疎通を大幅に改善

―Backlogをプロジェクトに導入した時の流れについてお伺いしてよろしいでしょうか?

ヴィエト:弊社は基本的にはお客様からの要望でツールの導入を決定するため、今回の案件も先方からのご要望でBacklogを導入しました。Redmineも併用しています。

この2つは目的別に使い分けています。具体的には、プロジェクトのスケジュールやタスク管理はBacklog、不具合やバグトラッキングはRedmineというような使い分けです。

弊社はアジャイル開発でプロジェクトを進めるため、プロジェクトの開始直前は大まかなスケジュールだけを決めて、Backlogのマイルストーンで区切りつつ、課題を登録しています。

エボラブルアジア ソリューションズ執行役員兼システム開発事業本部 本部長 グエン・ダオ・ヴィエトさんエボラブルアジア ソリューションズ執行役員兼システム開発事業本部 本部長 グエン・ダオ・ヴィエトさん

関連記事:アジャイル開発のプロセスを改善!INDETAILのBacklogを活用したクライアントワーク

―プロジェクト管理やスケジュールの調整はRedmineではなく、Backlogを利用しているのはなぜでしょうか?

ヴィエト:「コミュニケーションが円滑に進む」からですね。ツールの性質上、Redmineはバグ修正など作業レベルでの管理には向いていて、コミュニケーションという面ではもう一歩かなと感じています。

特に、Backlogと比較した時に情報の可読性がどうしても難点かなと思います。例えば、現場の開発でクリティカルな問題が発生した時に、プログラマーからブリッジシステムエンジニアに問題が報告された際の原因追求が遅れがちになります。

―Backlogではその点が解決しやすいですか?

そうですね。例えば、プロジェクトが停滞してしまうような、クリティカルな問題の報告をBacklogで早期報告するようになってから、作業者と管理者の意思疎通が円滑になったと感じます。

問題の報告は、Backlogの課題の詳細欄に「不具合の原因」「修正方法」という項目を作って、簡潔に明記した上でプロジェクトマネージャーやブリッジシステムエンジニアに通知をするように、ルール化しています。

※不具合(バグ)を報告する際のBacklog課題のテンプレートイメージ※不具合(バグ)を報告する際のBacklog課題のテンプレートイメージ

―問題の報告を現場から管理側へ簡潔に報告できるようになっただけで業務の効率化が図れたのですね。

ヴィエト:はい。問題となっている課題は、Backlogで通知されることで、日本側のプロジェクトマネージャーやブリッジシステムエンジニアなど管理者側ですぐに確認します。

つまり、現場のテストを待たずに早期のレビューができるようになるため、問題が肥大化する前に、早期発見・対応ができています。

起こりがちな例として、現場判断で改修作業が進んでしまった結果、元々の要件と異なるものが出来上がることがあります。その場合、もとの状態に復元するための手戻りに費やす工数がかさんでしまいます。

Backlogで簡潔にわかりやすく情報を伝達することは、手戻りやミス対策に大きな貢献をしていると感じます。

関連記事:Backlogは課題に記入する内容のテンプレート設定ができるようになりました! 

―オフショア開発では成果物に対する品質の問題がありますが、Backlogはその点でも効果がありましたか?

ヴィエト:はい。先ほどお話しした、作業や成果物の品質はやはり現場での作業内容に左右されるので、現場で発見された問題に管理側のプロジェクトリーダーが迅速に対応することで、品質の向上につながっていると思います。

また、弊社では、スプリントが終わったタイミングで自動テストがされます。自動テストの結果に問題があった場合は、メールなどでBacklogに自動で課題を登録して、ブリッジエンジニアやプロジェクトリーダーがBacklog上でレビューするような運用を計画しています。

―現場側から管理側への問題の報告体制が整っていますね。逆に管理側から現場に作業を依頼するときに気をつけている点はありますか?

ヴィエト:当たり前かもしれませんが、課題を作成するときに「担当者」「期限」「優先度」を必須項目にしています。

プロジェクトマネージャーとして、ベトナムと日本という物理的な距離をカバーするためには、こうした当たり前だけど細かいことを漏れずに管理できるかが重要だと考えています。

他にも、ガントチャートは常に表示していますね。現場の状況を直接見れないので、ガントチャート上の課題で遅延しているものを見つけたら、課題のコメントの内容を確認したり、チャットツールなどでコミュニケーションを取ったりしています。

※チャットボット開発プロジェクトのガントチャートイメージ※チャットボット開発プロジェクトのガントチャートイメージ

関連記事:スケジュール管理に便利!ガントチャートの簡単な使い方

オフショア開発を成功させる秘訣「Backlogに情報を一元化する」という選択

―コミュニケーションという面でBacklogを導入して一番効果を感じるのはどういう点でしょうか?

ヴィエト:個人的には、Backlogの最大のメリットは情報を一元管理できる点だと考えています。一元化したことで得られたメリットはこれまでお話ししてきましたが、総括すると以下の3点が情報を一元化することで得た効果ですね。

1.課題の対応漏れの確認が簡単
2.作業内容が明確なのでプロジェクトメンバーが主体的に動ける
3.管理側目線での進捗管理の使いやすさ

―オフショア開発を成功させるためには、現場と管理側の簡潔な情報共有やコミュニケーションができるかが重要なのですね。

ヴィエト:そうですね。これは今回例にあげたプロジェクト以外にも通ずることなのですが、ベトナムと日本という物理的な距離から生じるコミュニケーションロスは、例え同じ母国語・文化であっても一筋縄では解決できない難しさがあります。

もちろん、ビデオ会議を使ってできるだけ顔を合わせたり、Backlogのようなツールを活用してコミュニケーションができるように普段から取り組んでいますが、やはり対面でのコミュニケーションをすることが一番意思の疎通がしやすいと感じています。

こうした壁を乗り越えてオフショア開発を成功させるためには、現場と管理側で錯綜する情報をいかに整理して、簡潔に、可視化できるかが重要だと考えています。

―最後にヴィエトさんがオフショア開発を成功させる上で、Backlogはどのような存在か教えてください。

ヴィエト:私は、プロジェクトマネージャーの仕事は、スケジュールと要件・担当者を明確にして、チーム内で作業をスピーディに完結することだと考えています。Backlogを使うことは、こうしたプロジェクトマネージャーとして果たすべき目的をより達成しやすくさせます。

ITハイブリッド開発のパイオニアとしてエボラブルアジアソリューションズを牽引するために、今後もBacklogを活用しながら邁進していきます。

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