JBUG大阪 #6 「プロジェクト管理や開発生産性について考えてみよう♪」を振り返る!! #JBUG大阪 #JBUG

世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!

今回はBacklogのユーザーグループ、JBUG(ジェイバグ)が久々に大阪でオフライン開催されました!その様子を登壇された方ごとにレポートします。

オープニング 宮瀬さん&内田さん

Backlogの活用事例記事の取材にも協力いただいた株式会社カンリーの宮瀬さん、ファインディ株式会社の内田さんを中心にJBUG大阪がオフライン開催されました。

宮瀬さんは過去に数回JBUG大阪に参加しており、いつか開催したいと思っていただいていたようです。
また、ファインディ株式会社のサービスも利用している為、折角なので共催したいとご提案いただきました。

オープニングトークでは宮瀬さんと内田さんから、開催までの経緯や会場のルール、それぞれのコミュニティについて説明がありました。

JBUG紹介スライドJBUGの紹介資料

登壇資料:非公開

カンリーにおけるプロジェクト管理の変遷 宮瀬さん

オープニングトークに続いてそのまま宮瀬さんのセッションです。

宮瀬さんにはカンリーに入社してからシリーズBの調達を成功させるまでに行った組織ビルディングについて話していただきました。

入社直後に技術課題と組織課題を整備する必要があると感じた宮瀬さんですが、まずはDiscordの導入とスクラムの導入を経て、気軽に声をかけ合いやすい雰囲気作りに務め、結果として振り返りを通して、課題を全員が認識できるチーム作りをしたそうです。

また、Backlogの導入からプロダクトバックログを可視化でき、メンバーが各課題に対して前向きに取り組めるようになったそうです。
(詳しくは株式会社カンリー様の活用事例をご覧ください)

その後はレポートラインの確立やルール整備を行い、問題が発生してもきちんとフォローできる体制を作ったそうです。

並行して組織を拡大化するべく、下記を実施したそうです。

  • プロジェクトのマネージメントを委譲
  • リリースとともに新規プロダクト、新規事業計画開始
  • より組織をグロースさせるため採用強化や人員異動を実施

宮瀬さんの登壇資料宮瀬さんの登壇資料

どこの会社でも成長過程では組織が拡大していく為、コミュニケーション不足や人手不足感が否めないかと思います。

こういった状況に向き合わないと組織内の歪みが生じてやがて大きな問題となり得ると思います。
しかし、宮瀬さんの話からは真正面からひたむきに向き合ってきた様子が伺えます。

現在マネジメントや組織ビルディングで悩まれる方には非常に参考になる話だと思いました。
僕自身もいつかこの話を思い出し、困難に向き合っていきたいと思いました。

登壇資料:非公開

プロジェクト型→スクラムへ Chatworkの開発プロセスの変遷 澁谷さん

Chatwork株式会社でエンジニアに関わるピープルマネジメントや組織開発をしている澁谷さんに開発体制の組織変革についてお話しいただきました。

【Before:プロジェクト形】

職能による縦割り組織でプロダクト開発の案件が生じると各部署から集めたプロジェクトチームを作っていたそうです。

この場合、各部署からのメンバーでバーチャルチームを結成する為、技術領域ごとに分離され職種内の意思疎通がしやすいようです。

但し、関連するチームや部署が多くなりがちで合意コストが大きく、プロジェクトマネジメントの難易度も高かったようです。

【After:スクラム】

プロジェクト形を経て、開発と運用が密接に連携し、オーナーシップを持って作業ができる職能横断型の自己管理化されたチーム体制を作り、Featureチームと呼ぶようになったそうです。

各チームへどのように権限と責任を委譲し、オーナーシップを持ってもらうかという課題はあるようですが、開発プロセスとして意思疎通のコストは下がっているそうです。

澁谷さんの登壇資料澁谷さんの登壇資料

基本的にはチーム体制や組織開発に関しては会社やメンバーの考え方に合った方法があると思うので、これが正解。ということはないかと思います。

ただ、澁谷さんの話を聞いて、大切なのはやりながら改善を試みることだと思いました。

プロダクトの開発と同様に組織の運営やチーム体制も検証を繰り返しながら自分達に合った形をとっていくのがより良いやり方だと思います。

澁谷さんの登壇資料「プロジェクト体制→スクラムへ Chatworkの開発プロセスの変遷」はこちらから

成功するプロジェクト管理のポイント 渡邊さん

株式会社セナネットワークスで営業兼ディレクターを務める渡邊さんに成功するプロジェクトマネジメントの話をしていただきました。

セナネットワークス社ではインフラ、ハードウェアからソフトウェア開発までトータルサポートを行っているそうです。

営業とディレクターを兼ねている渡邊さんは普段から忙しくしている為、Backlogをシンプルに利用いただいており、そのメリットを下記のように述べていました。

  • タスク管理が一目で確認できる
  • 個別チケットごとにスケジュール確認ができる
  • 社内だけではなく社外の方とのやり取りも記録化される

自社で開発している修正依頼ツール、Naoshiteを活用し、Backlogと連携することで作業効率を大幅にアップしているようです。

また、過去に弊社のサービス、Cacooの事例記事の取材にもご協力いただきましたが、Cacooを使用することで、リモートワーク環境で更なる業務効率化を図れているそうです。

広報の沢本さんにはCacooのコミュニティ、Cacuu(かきゅー)に登壇いただき、その活用内容をご紹介いただきました。

渡邊さんの登壇資料渡邊さんの登壇資料

僕自身も両方経験がありますが、営業とWebディレクターといずれもタスクが増えがちな職種を兼務するのはとても大変だと思います。

それこそToDoやスケジュール管理に紐付き多くの確認事項やタスクがどんどん生じていきます。

そういう時は敢えて時間を取り、落ち着いてタスクマネジメントをする必要があります。
その際にBacklogをご利用いただいているのは大変ありがたいですし、凝った使い方をしなくても、業務改善やプロジェクトマネジメントに役立っていることが今回の話から分かりました。

特にNaoshiteは僕自身もWebディレクターをしていた時に使いたかったと思いました。
今後機会があればBacklogと連携して使ってみようと思います。

渡邊さんの登壇資料「成功するプロジェクト管理のポイント」はこちらから

ワークショップ&交流タイム

セッションの後はワークショップを行いました。予め決めていたトピックを各テーブルに割り振ります。参加者には興味あるトピックがあるテーブルに集まっていただき、トピックに沿って議論いただきます。

議論した後は各テーブルから代表者1名を選出し、「どういう話をしたか」、「どのような結論が出たか、出なかったか」など、簡単にまとめていただき、発表します。

ワークショップの様子ワークショップの様子

セッションを聞くだけでは参加者の皆さんが会話するきっかけが生まれにくいこともあります。

今回のワークショップは交流するのにとても良いきっかけになりました。各テーブルを回りましたが、みなさん現場で培った経験や教訓をシェアし合っていました。

交流会 / 二次会

ワークショップに続いて行った交流会も良い雰囲気が続き、参加者全員が積極的に交流していました。そこではJBUG京都を初開催したい方とも出会うことができました!
近々実現するかもしれません!どうぞお楽しみに😃

JBUG大阪もぜひまた開催して欲しいとの声もあったので引き続き盛り上げていきましょう!

発表いただいた皆さん、ご参加いただいた皆さんありがとうございました!

集合写真集合写真

今回はJBUGに初めて参加した方が9割以上で、皆さんに楽しんでいただけたのか二次会の参加者も多く感謝しています。
仕事の話だけではなく、プライベートの話から人生相談まで、とても盛り上がっていました!

二次会の様子二次会の様子

レポートブログについて

今回は末川さんと初参加の石原さんにレポートブログを書いて頂きました。ありがとうございました!

末川さんのブログ:JBUG 大阪 #6 プロジェクト管理や開発生産性について考えてみよう♪ に参加しました!
石原さんのブログ:【レポート】JBUG 大阪 #6 プロジェクト管理や開発生産性について考えてみよう♪

会場提供について

サイボウズ社よりとても素敵な会場、サイボウズ関西オフィスを使わせていただきました。
細かいご準備や調整などお手伝いもいただき大変助かりました!ありがとうございました!とても楽しかったです♪

次回以降のJBUGについて

イベントの詳細及び参加申し込みはこちらからどうぞ👇

JBUGについて

JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています

プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。

Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。

実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。

あなたの街でもJBUGのイベントを開催しませんか?

これまで、北海道、宮城、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、鹿児島、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。

いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にJBUGのフォームからご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!

Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。

それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!

JBUGバナー

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