世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
今回はなんと!!Backlogのユーザーグループ、JBUG(ジェイバグ)が夏に続き、福岡でオフライン開催されたので、その時のレポートをします。
JBUG福岡は通常、参加者同士でディスカッションをするアンカンファレンス式で進める事が多く、今回のように登壇者を集めてセッションをしていただくのは最近では珍しいことです。
Session1:Plussing 株式会社(株)サイノウ 代表取締役 村上 純志さん
株式会社サイノウ の代表である村上さん(以下、むらじゅんさん)はコワーキングスペースやスタートアップ支援施設、カフェなどを経営しています。また、福岡市や長崎市と連携し、起業家支援や地域創生に携わるプロジェクトを進めています。
そんなむらじゅんさんですが、弊社ヌーラボとも関わりが長く、福岡に存在するコミュニティの礎を築いてきた方です。自治体とのプロジェクトや、各コミュニティ活動に携わる中で大切にしている事を発表していただきました。
“禁止を禁止”して人を動かす
印象に残っているのは「禁止を禁止する」という話です。例えば運営施設の周辺に迷惑駐輪があると「駐輪禁止」と張り紙を貼るのではなく、なぜこのような現象が起きるのだろうという発想に切り替えるのです。
結論として、迷惑駐輪をする人が抱える課題は「駐輪場が分からない」という発想に転換し、周辺の駐輪場の案内を貼る事で、迷惑駐輪の大幅削減に成功したようです。
また、フリーアドレスのコミュニティスペースで毎回同じ席に座る人の影響で、他の利用者の間で固定席の施設とのイメージが広がり、利用者同士の交流が進みにくいという課題がありました。
その際も「同じ席を禁止」ではなく、あらかじめ椅子をテーブルに配置せずに、毎回椅子をまとまった場所から取って都度席を確保するというスタイルにして解決したようです。
この「〇〇禁止」には参加者の意義やモチベーションを奪う可能性があります。
だからこそ「禁止」という発想ではなく、「仕組み」で参加者の心理的安全性やそこから生じる「居づらさ」を回避する事を大切にしていました。
Session2:Backlog初心者です。仲良くしてください(仮) プロンプト・K株式会社 技術開発G 上塘広也さん、技術展開G 西田慎一郎さん
プロンプト・KさんとはJBUG高知に参加した際、同じく参加したCLS高知で知り合いました。このようにコミュニティを通じて新たに生まれたご縁が、再びコミュニティで繋がるのはコミュニティマネージャー冥利に尽きます。
プロンプト・Kさんは、「密の見える化サービス」や「温湿度及びCO2センサ向けIoTプラットフォームサービス」など、IoTプラットフォームを開発しています。
IoTを活用して、集まる人にとって心地よい空間作りをできるようにしたり、人の動きを感知する事で介護サービスや防犯システムに寄与するシステム開発をしています。
Backlogの導入でプロジェクトを見える化したい!
そんな素晴らしい技術で世の中の課題解決に挑むプロンプト・Kさん、業務を進める上で下記のような課題を抱えており、Backlogの導入に至りました。
- 各プロジェクトのリソースや作業進捗の把握が必要
- 誰がいつ、どのプロジェクトで空きが出るか知りたい
- タスク管理のフォーマットを統一したい
- 社内コミュニケーションを活性化させたい
導入後は、利用開始もスムーズに進み、さらに課題解決もできてとても良かったとの事でした。
登壇者の上塘さん、西田さんは会社のある鹿児島からご参加いただきました。
今後は、会社としても対外的なコミュニティ活動を地元の鹿児島でも繰り広げたいようです。
もしかしたらJBUG鹿児島が開催される日が近いかもしれませんね。
高知→福岡→鹿児島とコミュニティのご縁を繋げていきたいです。
プロンプト・K株式会社 上塘さん、西田さんの登壇資料はこちらから
Session3:Re:N高から始める新社会人生活 有限会社久松 デザイン課パート 田中 杏さん
N高を卒業して、デザイナーとして就職した田中さんは、若干19歳です。もちろん今回の参加者の中で一番若いです。登壇内容は、最近まで在籍していたN高に関することでした。
最新型の教育に参加者も興味津々!N高ってどんなところ?
僕自身、昔から参加するコミュニティも含めて、様々なセッションのタイトルを聞いて来ましたが、高校について語られる方は初めてでとても新鮮でした。
他のオーディエンスの方々にとっても同様だったようで、皆さん興味津々の様子でした。
N高では、普段のコミュニケーションツールとしてSlackを使用しており、スクーリングもコロナ禍ではZoomで行ったそうです。
また各種部活の紹介をいただきましたが、「投資部」では部員になると運用資金として20万円が配られるそうです。
もちろん、投資活動に使用しないといけませんが、利益が出た場合は自分自身のお金にして良いそうです。
このように高校生の時からITツールを使ったり、投資活動を通して株や経済について学ぶ機会があるのは、現代の大人も羨む程の機会だと感じました。
Session4:BacklogのGitを支える技術 2022 株式会社ヌーラボ Backlog課 デベロッパー係 渡邉祐一さん
Session4ではヌーラボからBacklog課の渡邊が登壇させていただきました。JBUGerの皆さん、貴重な機会をありがとうございました。
渡邊は、BacklogのGitホスティング機能の開発全般を担当しています。
良い開発のために良い環境をつくる
そんな渡邊からは開発環境や技術的な話だけではなく「チームとして大切にしている事」について話しました。
例えば、下記に挙げるような事です。
- 心理的安全性をチームとしてどのように作り出すか
- タスクの属人化を避けて誰か一人に負担がかかる事を避ける
- 割り込みタスクの着手については本当に今やる必要あるかをチームとして検討し、判断する
このように判断や作業が誰か一人の負担になる事を避ける為に、どのような環境が良いか、チームのみんなで協力し合って作りだしている事は、非常に素晴らしいと思いました。
同じ会社ですが別のチーム、ぜひこのような取り組みは参考にしたいと個人的に思いました。
各登壇者のセッションが終わった後の会場では、登壇者とオーディエンスの方々との交流で盛り上がりました。もちろん、ヌーラボ7階で開催された二次会も大盛りあがりでした♪
開催に向け準備された、勝毛さん、小佐々さん、佐藤さん、郡司さん、金内さんありがとうございました!
また次回もよろしくお願いします🙇♂️
JBUGについて
JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています。
プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。
Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。
実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。
あなたの街でもJBUGのイベントを開催しませんか?
これまで、北海道、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。
いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にJBUGのフォームからご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!
Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。
それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!
パートナー制度について
ヌーラボではヌーラボサービスの導入 / 技術 / 運用支援を行う企業とアライアンスを組んでおります。
お困り事があればぜひ公式パートナーへご相談ください。同時にパートナーになって頂ける企業も募集しております。
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