世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
4月18日に開催されたBacklog World 2020を皮切りに、次々と全国各地でオンライン開催が決まってきているJBUGですが、今回は第二弾となるJBUG高知のレポートとコミュニティマネージャーとしての所感をお届けします。
しかも今回はJBUG始まって以来、初めてとなるkintone Cafeとの共同開催なので、各コミュニティから代表者の方々にファシリテートやご登壇を頂きました!!
片岡さんのご挨拶とkintone Cafeについてのご紹介
kintone Cafeは全国各地で、kintoneの使用方法や上手なカスタマイズのしかたをお互いに共有し合う場所のようで、様々な悩みを抱える方が参加されるそうです。片岡さんには自己紹介やご自身のコミュニティでの役割などを交えお話頂きました。
小橋さんのご挨拶とJBUGについてのご紹介
「JBUGではBacklogの話だけではなく、プロジェクトマネジメントについてのノウハウを含めた多種多様な経験談やツールのTipsが紹介されており、こちらも全国各地で開催されています」とJBUGのご紹介を頂きました。
前回のJBUG高知は東京メンバーが主体だったそうで、今回の高知だけのメンバーで開催するのは事実上初めてとのことでした。
ただし、普段からウェブクリエイターズ高知というウェブクリエイターの為の勉強会も主催されている小橋さんはさすがのリーダーシップで、難なくと成功させました。
併せて、次回開催するJBUG大阪の宣伝もして頂きました。
kintone Cafe斎藤さん:「プロジェクト管理ってなんだろう?~kintoneを利用したプロジェクト進行イメージ~」
kintoneはaPaaSというジャンルで、ご自身の都合に併せて様々なアプリケーションを作成したり、ワークフローを構築する為のものだそうです。斎藤さんいわく、データの抽出やレポート機能も充実しているので、まずはプロジェクトのゴールだけ決めて、どんどんアプリを作成、ワークフローにのせながら、随時微調整というアジャイル運用が可能で、従来のプロジェクトマネジメントに比較すると、とても効率的だそうです。
僕も過去に少しだけ使用したことありますが、確かに様々なアプリを組み合わせ、ロールごとに情報開示もできるので便利でしたね。
JBUG谷口さん:「Backlogとkintoneで支えるプロジェクト管理」
まずはBacklogの語源から紹介。「やり残し」という意味合いから開発に伴うバグを潰したり、残タスクをこなしていく為のもの。と、いきなり本質をズバリと突いて頂きました。
Backlogに関してはご自身が運営するYoutubeのともすたチャンネルの配信時のタスク管理や書籍の原稿管理でご活用し、多くのステークホルダーを巻き込みながらカンバンボードで工程管理を行なっているそうです。
谷口さんが考えるBacklogのメリット
- ライセンス費用がユーザー課金ではなく、プラン毎の定額制なので増加し続けるメンバーの整理が不要でとても気軽であること
- Gitが内蔵されているので、書籍の原稿管理を行うことで変更履歴を可視化、余計なコミュニケーションを省くことに成功できたこと
- 優しくて分かりやすいUIなので、非ITの方々と連携する際も滞りなく業務を進めることができていること
と、ご自身の運用方法に照らし合わせながらBacklogのメリットをご紹介頂きました。
個人的にはGitで原稿管理を行うのは非常に面白いアイデアだと思いました。なぜなら文章の修正連携は場合により、量が多くなります。
そうなると互いのコミュニケーションが重なり見づらくなることで、理解するまでに余計な確認作業が発生しがちです。なので、本来であれば必要なかった時間をGitでスッキリと管理することで、スムーズにキャッチボールをできるようにしたのはとても興味深い運用だと思ったからです。
kintone沖さん、四宮さん、JBUG谷口さん、河内さんの座談会
こちらでは各コミュニティから2名ずつにご協力頂き、座談会をして頂きました。皆さんありがとうございました!印象的な内容は下記の通りです。
沖さん「クライアントはやりたいことを上手く言葉にできない場合があるので、kintoneで具体的に形にし、試しながら業務を進め、必要に応じて改善していく」
谷口さん「kintoneは良くも悪くもゼロからのスタートなので、自身で色々作成したりカスマイズしたい方にとっては楽しさを感じてもらえる。Backlogは最初から項目が用意されているので、慣れない方や非ITの方々にとっては、優しく使いやすい。」と述べて頂きました。
また、「Backlogではプロジェクトを立ち上げた際に、必ず一つ目の課題に『連絡板(いた)』という課題を立ち上げ、誰でも気軽に相談できる場所を作った」というTipsのご紹介も頂きました!このように気軽に呟ける連絡用の課題を立てるのは慣れていない方にとっては非常に助かりますね。
河内さん「Backlogを使い始める際は、皆さんきちんと使う事を意識しすぎているので、まずは気軽にいじり、課題登録やコメントなど、小さなことから始め慣れていくことが重要」とお話し頂き、プロジェクトに関しては「遠慮があるプロジェクトは失敗する。遠慮がないプロジェクトが成功する」という格言も頂きました!!つまり、人間関係構築や、心理的安全性も含めてのプロジェクトですね♪勉強になります。
四宮さん「Backlogとkintoneを連携させるプラグインを自社で制作、kinotneで課題管理をして、Backlogにも入力したい場合はボタン一つで可能にした」と、さすがにそれぞれのツールを使いこなす株式会社ジョイゾー様ですね。
全体を通して
今回のJBUG高知は、JBUGというコミュニティが立ち上がって以来、初めてとなるkintone Cafeとの共同開催でした!
相談頂いた当初はどうなるのか、想像がつかない部分もありましたが、Backlogとkintoneそれぞれのツールを使いこなす方々は意外と多く、相性もよかったのではないかと個人的には感じました。また、長年プロジェクトマネジメントに携わる登壇者からは様々な経験談やTips、各ツールの長所や短所が共有され、非常に学ぶことが多かったと思います。ここでご紹介できるのが一部なのが残念です😂
最後に、今回の開催に向けご尽力された、JBUG高知のリーダー小橋さん、お忙しいところお疲れ様でした!!ありがとうございました!!
また、配信に伴いご協力頂いたJBUG東京の大西さん、西馬さん、ジャーニーマンさんもご協力頂き、ありがとうございました!!
参考資料につきまして
JBUGのあとは恒例の懇親会😋
とても盛り上がって楽しかったー(プハー😙)♫
JBUGについて
JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています。
プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。
Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。
実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。
あなたの街でもJBUGのイベントを開催しませんか?
これまで、北海道、東京、愛知、静岡、大阪、兵庫、高知、岡山、広島、福岡、宮崎、沖縄にてJBUGのイベントが開催されました。
いずれも、「イベントをやろう!」というBacklogユーザーさんが主体となり、リーダーとして話を進めてくださっています。もしあなたがBacklogユーザーで、「私の住む街でもJBUGを開催しようかな?」と思ったら、ぜひお気軽にJBUGのフォームからご連絡ください!Backlog運営メンバーの方々と一緒に、開催時期やテーマについて考えましょう!
Backlogの開発・提供のみならず、プロジェクトマネジメントのリアルなノウハウや知見を共有する場をオフライン、オンライン問わず増やしていくことにより、「働く」を楽しくしていきたいと考えています。
それでは、JBUGのイベントでBacklogユーザーのみなさまにお会いできることを楽しみにしています!
こちらもオススメ:
プロジェクト管理とは?目的や項目、管理手法について徹底解説! | Backlogブログ
プロジェクト管理の基本や主な項目を紹介。CCPMやWBSなどのプロジェクト管理の代表的な手法やプロジェクト管理全体の流れを解説。これからプロ…
backlog.com