2019年2月19日(火)、世界中のボードゲームで遊べるカフェJELLY JELLY CAFE 池袋2号店にて、プロジェクト管理を学べるボードゲーム「プロジェクト テーマパーク」お披露目&体験イベントを開催しました。2度の増枠にもかかわらず、参加希望者が相次ぎ、抽選制となってしまいました。抽選に漏れて惜しくもご参加いただけなかった方にも、イベント情報を知らなかった方にも、当日の様子をお届けしたいと思います!
19:30、ドキドキな雰囲気のなかイベントスタート!
会場はJELLY JELLY CAFE池袋2号店さま。広々とした綺麗なスペースに、ボードゲームがずらり。その光景だけで胸が躍ります!監修をご担当いただき、ゲスト参加もしてくださった白坂さん(JELLY JELLY CAFEオーナー)のご好意で、参加者のみなさんにワンドリンクもご提供いただきました。本当にありがとうございました!
小雨の降るなか、19:30のイベント開始に合わせ、ご参加者のみなさんが集まってきました。イベントシステムによる自動抽選制となったため、みなさん「おひとり参加・全員はじめまして」状態。「プロジェクト テーマパーク」は3〜5名で行うゲームですが、今回は4-5人で1チームとして座っていただきました。今振り返れば、このタイミングはなんだかちょっと緊張した雰囲気があったように思います(笑)。
イベントには、3名のゲストにもご参加いただきました。しかも、ゲストのみなさんも、体験チームに入っていただき、一緒にプレイしていただいたんです!(ありがとうございました!)
- 白坂翔 氏:JELLY JELLY CAFEオーナー
- 中島尚樹 氏:タレント、ゲームクリエイター、劇団マージブル主宰
- 朝戸一聖 氏:タンサン株式会社 代表取締役
「プロジェクト テーマパーク」いよいよ体験!
まずは、「プロジェクト テーマパーク」制作プロジェクトのリーダーであり、ゲームデザインを担当した、Backlog 開発チームの砂川よりルールの説明を行います。「プロジェクト テーマパーク」はその名の通り、決められた納期までにテーマパークを建設する協力型のボードゲームです。建設条件の見方や、見積もり方法などをみんなで学んでいきます。
正方形の箱を開け、説明のたびにコンポーネントを取り出し、並べ、チームメンバーとわいわいセッティングしていくのが楽しいんですよね。このあたりになると、イベント開始前の緊張感はだいぶん無くなり、チーム感が出てきました。
ちゃくちゃくとセットアップ中。準備中ってワクワクがつのる!!#backlogボドゲ pic.twitter.com/A0nyzvrgGB
— gaoryu (@DiscoveryCoach) February 19, 2019
一通りルールを説明したあと、それぞれが「役割カード」を引き、実際にゲームがスタートとなりました。役割カードにはBacklogゴリラやダイミョー(サルでもわかるシリーズのサル)も登場して、「見たことある!!!」と盛り上がりました。ちなみにこのキャラクターは、Backlogのユーザーグループ「JBUG」公式キャラクターのてんとう虫ちゃんです。かわいすぎる。
役割は愛されキャラ!#Backlogボドゲ pic.twitter.com/0vWURO6yuv
— エイマエダカツタロウ (@katsutaro) February 19, 2019
ゲームが進行するにつれ、最初の緊張はすっかり解けたようで、建設成功をしたときの「わーーーー!!!!(拍手)」という高まりや、建設失敗によってクライアントからの信頼を失った時の「やばい……(ため息)」という落胆があちこちで湧いています。みんなで勝利を目指すというのが、協力型ゲームの醍醐味ですね。
迫り来る納期、失われゆく信頼、そしてゲームオーバー
建設失敗が続くと、クライアントの信頼を失ってしまいます。そしてゲームオーバーのチームも…!諦めずに再トライされていました。何度でも失敗できるし、何度でも再挑戦が可能!!そう、ゲームなのですから!!!!
ヤバイ雰囲気出てきた #Backlogボドゲ pic.twitter.com/wbe6cqt7m9
— Isao Shimizu/清水 勲 (@isaoshimizu) February 19, 2019
Backlogユーザーの方にはおなじみ「バーンダウンチャート」で進捗を確認しつつ、ゲームは進行していきます。ドキドキ。ちなみに、「プロジェクト テーマパーク」には、「勝利」と「完全勝利」があるのですが、筆者の経験上、なかなか勝利することすら難しいものです。
実際この日、8テーブルのうち、7テーブルが勝利することができませんでした。
そして1チームのみ、完全勝利した奇跡のチームが…!!!
1チームのみ、すべてのアトラクションの建設に成功し、完全勝利を収めたチームが出ました。タンサン株式会社 代表の朝戸さんも参加したチームです。これには全チーム騒然(笑)。
まさかの完全勝利!!! #Backlogボドゲ pic.twitter.com/PJk0yPgfg6
— Meggy🍫ヌーラボ (@Megumi_Isogawa) February 19, 2019
チームワークが発揮されましたね。おめでとうございます!
5人で完全勝利!
こんな綺麗なバーンダウンチャート見たことない と言われた🙌#Backlogボドゲ pic.twitter.com/wT3JQmhVUt— kanaria🐺DX (@wolfsheepSE) February 19, 2019
よーく見ると、遅めの台風が直撃したり、重い雰囲気になったり、インフルエンザが流行したりしてますね。プロジェクトにトラブルはつきもの。それを乗り越えたチームに、改めて拍手です。
体験会に続き、「プロジェクト テーマパーク」の裏側をご紹介
さて、この日もうひとつのコンテンツは、ゲームデザインを担当した砂川によるセッション “「プロジェクト テーマパーク」の裏側”。ゲームの手を休めてセッションへと移ります。
#Backlogボドゲ の舞台裏。
なかなか奥深い…。 pic.twitter.com/6132TEaBTD— 神田 佳積 (@kazumiks) February 19, 2019
ついさっきまで実際にプレイして大盛り上がりを見せた「プロジェクト テーマパーク」。その背景にある世界観や、どんな思想で作られているか、ゲームとしてどんな原理が働いているのか。砂川より、包み隠さずお話ししました。発表資料はこちらです!どどん、大公開っ!
いよいよイベント終了。みなさん、楽しめましたか?
ゲストのお三方からコメントを頂き、集合写真を撮影したら、イベントはいよいよお開き。(実は、本日発表したJELLY JELLY CAFEさんにおける一般販売についても、イベントの終わりに先行発表していました!情報解禁まで秘密を守ってくださったみなさん、ありがとうございました!)
たくさんの「楽しかったー」「またやりたい!!」というお声に名残惜しさを感じながら、みなさんをお見送りしました。「#Backlogボドゲ」でも多くの感想を寄せていただきました。嬉しい限りです。
#Backlogボドゲ お勉強のつもりで行ったらただのボドゲが楽しかった会。プレゼンで出てたゲームのサイクルの話が印象的で、PMのモチベ管理ってゲーム体験の設計と同じなんだな、というのが1人で勝手に腹落ちしてほくほくでした。ほんと楽しかったですありがとうございました pic.twitter.com/MhlXDjYGK2
— がくひろた (@gaku_hiro) February 19, 2019
(余談1) プロジェクト開始〜完成まで
実は1年がかりの「プロジェクト テーマパーク」制作プロジェクト。発端は、2017年末に始動した、KBC九州朝日放送さんとの「ボードゲームを作ろう!」という企画でした。なにか一緒に面白いことを…という、ただの雑談から生まれた「ボードゲームを作ろう!」というアイディア。兼ねてから「プロジェクト管理」というものをもっと楽しく簡単に理解できる手法はないか、と探していたことも、プロジェクト始動の理由になりました。そこで、社内でも随一のゲーム好きであり、ゲーム制作の経験もある、Backlog開発チームの砂川祐樹を頼りにすることになりました。そんな風に、プロジェクトはなんとなく始まったのです。
この時に番組パーソナリティとして出会い、現在に至るまでアドバイザーとして活躍してくださったのが、タレントの中島尚樹さん。ご自身でも数々のゲームを制作したご経験をもとに、(当初はヌーラボ社員よりも高い熱量で)「Backlogボドゲ」の開発にゼロから取り組んでくださいました。あくまでテレビの収録がきっかけでしたが、信じられないほどのコミットメントで、長文フィードバックや改善のご提案、ルールの矛盾の指摘など行ってくださいました。感激。
ある程度現在の「プロジェクト テーマパーク」の原型になるものができてきたところで、厚紙で作ったプロトタイプを持って監修をお願いしに行ったのが、日本で一番ボードゲームに詳しいであろう白坂翔さんでした。ボードゲーム好きの方には言わずと知れた「JELLY JELLY CAFE」オーナーの方です。ゲーム性、生産した場合のパッケージイメージなど、プロからのフィードバックを受け、「プロジェクト テーマパーク」はどんどん良いものになっていきました。
いよいよ「プロジェクト テーマパーク」の内容が決まったとき、制作を誰にお願いするのが良いか、白坂さんに相談に伺いました。「かわいいパッケージのボードゲームを作ることで有名」とご紹介いただいたのが、「プロジェクト テーマパーク」アートワークをご担当いただいたタンサン株式会社の朝戸一聖さんです。
ゲストとしてお招きした3名の方々は、このようにずいぶん前から「プロジェクト テーマパーク」の生みの親として一緒に「プロジェクト テーマパーク」制作プロジェクトに関わってくださっていたのです。また、イベントには参加していませんが、みなさんが「Backlogっぽい!」と大絶賛してくださった役割カードのキャラクターは、Backlogゴリラなどを生み出したデザイナーの高田美奈子さんにお願いしました。
(余談2)「プロジェクト テーマパーク」完成〜イベント開催まで
そうして完成した「プロジェクト テーマパーク」。テレビ番組が発端になっただけあって、情報は小出しにしていましたが、完成発表は、去る2019年1月22日に行いました。それMdN Design Interactiveさんに掲載され、大変多くの反響をいただきました。その多くは「やってみたい!」「欲しい!」というもの。ただ、このタイミングでは「プロジェクト テーマパーク」一般販売を予定していませんでした。
頂いたポジティブな反応の数々を踏まえ、【お披露目+体験イベント】をやろうか!販売についても進めなくては!と、すべてが急ピッチで進んでいきました。日々、「プロジェクト テーマパーク」についてたくさんのご意見やご要望が寄せられ、忙しい日々が始まりました。バタバタと準備を進め、イベント開催に至ったのでした。
「プロジェクト管理」をもっと楽しく、簡単に
100万人以上が利用するプロジェクト管理ツール「Backlog」を開発・提供するヌーラボ。誰もが簡単に「プロジェクト管理」が分かるようになり、チームではたらくことがもっと楽しくなるといいなという思いを込め、「プロジェクト テーマパーク」は生まれました。
ヌーラボからの直接販売は予定しておらず、JELLY JELLY CAFEさんによる個数限定の販売を本日発表しましたが、すでに第1弾は売り切れ(すごい)!恒常的な販売は今後も予定していませんが、状況を見て一度だけ再入荷が行われる予定です。再入荷に関する情報は、Backlogの公式Twitterでもお知らせいたしますので、ご希望の方はフォローいただき、続報をお待ちくださいね。
こちらもオススメ:
プロジェクト管理とは?目的や項目、管理手法について徹底解説! | Backlogブログ
プロジェクト管理の基本や主な項目を紹介。CCPMやWBSなどのプロジェクト管理の代表的な手法やプロジェクト管理全体の流れを解説。これからプロ…
backlog.com