世界中のBacklogユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
2020年4月18日(土)にYouTubeで生配信した「Backlog World 2020 re:Union」は多くの方から反響があり大成功となりました。後述しますが今回のテーマが「ONE」だったからかもしれません。
以下の数字を見るとイベントに対する反響度合いがより伝わるのではないでしょうか。
- 配信時間 5時間42分52秒
- 参加登録 約630名
- 同時視聴 約400名
- 動画視聴 2,000回(公開24時間後)
- ツイート 約2,600ツイート
配信した本編の内容や資料はアーカイブされていますので、今回のブログはコミュニティマネージャーとしての所感を述べたいと思います。
Backlog World 2020ですが、元々は2月29日(土)にオフラインで開催予定でしたが、コロナウィルスの影響により中止を決定し、オンラインで開催することとなりました。
一致団結したチームは強かった
前述した通り、当初はオフラインで開催予定でした。皆さん本業があり普段からお忙しい方ばかりです。そんな方々が半年以上も準備を重ねてきた訳です。特にオフライン開催を予定していた2月は毎週夜遅くまで打ち合わせを繰り返してきました。
それも週に1度ではなく、週に2,3度と繰り返し内容を固めていきました。そこまでやってきて「コロナウィルス」です。
運営委員長の西馬さん始め、運営メンバーは中止の判断を余儀なくされました。今でも忘れない2月17日の会議でのことです。決断した時の空気は重かったです。それもそのはず、普段会えない全国のJBUGメンバーが一堂に会す千載一遇のチャンスで、この日を心待ちに毎日頑張って来たので当然といえば当然です。
しかし、メンバーは諦めませんでした。
中止に伴う後処理など、迅速に担当者を決め、クロージングをしっかり行いました。その間もクロージング作業の進捗確認を行う為、会議体を設けていましたがその中で「リベンジ」に向けた話題が少しずつ増えて来ました。
まさに、消えかけた灯火が再燃し、じわじわと炎が大きくなっていく。そんな感覚を全身でひしひしと感じたのを覚えています。
決断から開催まで
オフライン開催の後処理後、オンライン開催のプロジェクトを立ち上げて1ヶ月という短い期間でした。しかもオフラインの時とは違いオンライン開催は誰も経験したことがなく、慣れない中での運用とタスクの割り出しでした。しかし「やる」と決めたらからには皆さんタスクの対応が早く、普段からプロジェクトマネジメントに携わるメンバーだからこそ、成せる技なんだと感じました。
特に開催日が近づくにつれて連日連夜行われた打ち合わせやリハーサルが、より一層結束力を高めたと思います。時には深夜まで行うこともありました。本当に皆さんの「熱意」には感服でした。
運営メンバーの発言には「焦りっていうのは、自分が動けていない自覚がある時に感じるものなんだよな…」や「オンラインで逆に距離が近くなった。」というものもあり、このような考え方や意識を持つ個人が集まったからこそ、強いチームができたのではないかと思いました。
繰り返しますが、皆さん本業とは別に活動しており、副業としてやっている訳でも無ければ、自社サービスに寄与するような取り組みでもありません。
当たり前ではないのに「当たり前のように」協力頂いた、ご登壇者の皆さん
驚いたのは運営メンバーだけではなく登壇者の方々にも快くご協力頂けたことです。
オフライン開催の時に予定していた登壇者の方々にオンラインでの登壇を依頼すると、ほとんどの方に快諾を頂けたことには驚きました。
つまり、それだけ中止になったオフライン開催を楽しみにして頂いていたということかもしれません。しかも皆さん慣れないオンライン登壇で、当日も朝からリハーサルのご協力を頂きました。
当然、皆さん本業がある中ですから無理を言うわけにもいきませんし、そんな立場でもございません。仮にご登壇のお断りを頂いてもそれは普通のことであり、それが残念ということではないのです。それでも慣れない環境下で快くお引き受け頂いたことには感謝の言葉しかありません。
主催者の「JBUG」と「登壇者」が「ONE」になった瞬間です。
配信が始まると
4月18日14時、実際に始まると現場の空気は午前中のリハーサルの時よりも張り詰めました。それもそのはずです。現場と言っても全員がリモートであり、誰一人同じ場所に居る人はいません。Zoomも控室用と本番用の回線を2つ用意、それぞれにイヤホンを繋げ、左耳と右耳から違う声を聞きながらデバイスも2つ以上を観るという状態です。
しかし、開会式の西馬さんのご挨拶が終わり、配信も順調に進むと少し落ち着いた雰囲気になり、控室で会話できるようになったり、登壇者の横に流れてくるTwitterのタイムラインを確認できるようになりました。
そこでさらに驚いたのは、視聴している一般参加者からの反応です。とてもポジティブで暖かいお言葉が多く、たくさんの方々に褒めて頂きました。その予想外の反響を目の当たりに感動し、ワクワクしている控室の運営メンバーの表情が忘れられません。僕は一人で鳥肌が立っていました。
まさに、主催者の「JBUG」と「登壇者」と「視聴者」が「ONE」になった瞬間です。
最後に
僕自身もコミュニティマネージャーとしてJBUGに寄り添って全てを見てきました。
「気づけばこんな時間」と感じる日々を送り、一言では表現できないほどの時間を一緒に過ごしたメンバー達にはとてつもない達成感があると思います。
その中にいて感じたのは、有償無償問わず、「チームメイトや参加者に貢献したい」という、人が本来持つべき「サービス精神」と「GIVEの心」によって成り立っているものであるということです。
当然普段のお仕事でもこのような感覚は味わえるかもしれませんが「忙しい日々の合間を縫って無償で労力を提供して組織に貢献する」という行為はその真価を問われるかもしれません。
だからこそ、そんな有志が集まるコミュニティであるJBUGのみんなで登った山からはそれぞれが格別の景色を味わっていることだと思います。
最後に、運営委員長の西馬さん、副委員長の大西さん始め、運営メンバーの皆さん及び、2月29日のオフライン開催に向けてご協力頂いたJBUGメンバー含め、皆さん大変お疲れ様でした!!本当に、本当にありがとうございました。
以上、「プロジェクトマネジメントの祭典」をプロジェクトマネジメントしたJBUGメンバーのお話でした。
Special Thanks
天神放送局様
全面的に配信にご協力頂いた天神放送局の新藤さん、松井さん本当にありがとうございました。
ご登壇者様の皆さま
慣れない環境下でご登壇にご協力頂いた皆さまも本当にありがとうございました。
- 株式会社mgn 大串肇さん
- クラスメソッド株式会社 大橋力丈さん
- 株式会社両備システムズ 河内一弘さん & 福田利行さん
- 広島修道大学 佐藤達男さん
- 株式会社テンタス 小泉智洋さん
- 株式会社コータロー/ママノチョコレート 江澤孝太朗さん
- 北海道テレビ放送 三浦一樹さん
- 合同会社PeerQuest 浪川舞さん
- 株式会社LIGフィリピン 堀口誠人さん
- 株式会社Re:Build 鈴木孝之さん
参考資料につきまして
JBUGについて
JBUG(ジェイバグ:Japan Backlog User Group)は、Backlogユーザーによるコミュニティです。現在はオフラインやオンラインでのイベント開催をメインに、Backlogの話だけに止まらず、プロジェクトマネジメント全般やチームコミュニケーション、働き方などについても意見交換を図っています。
プロジェクトマネジメントは、全ての業種/職種において必須のスキルである一方、そのノウハウが学べる場はあまり多くありません。Backlogは国内最大級のプロジェクトマネジメントツールであり、すでに100万人を超えるユーザーがいることから、「プロジェクトマネジメント」「仕事のうまい進め方」に関する知識やテクニック、ノウハウを学び合うことをねらいとして、Backlogユーザーによって、JBUGが発足されました。
実体験から学んだ知見やノウハウのシェアを通し、より「働くを楽しくする」を実現したいと思っています。
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