Backlogの課題詳細欄やコメントで特定の相手を指名して”通知”することで、課題のやり取りをスピーディにする新機能「メンション」をブラウザ版Backlogとモバイル版Backlog(iOS/Android※)でリリースしました!
メンション機能は、昨今主流となっているSNSやチャットをはじめとした、オンラインコミュニケーションにみられる通知方法に対応するために作られた新機能です。従来のメールのような宛名型の通知方法とは異なり、文脈に沿うかたちでより確実に相手に情報を伝えられます。
メンション機能の正式リリースにともない、既存の通知UIは廃止いたします。本記事では、メンション機能のメリットと操作方法をユーザーのみなさまにお届けします!
Backlogメンション機能のメリット
Backlogでプロジェクトメンバーに課題の依頼をしたり、コメントでやり取りするときの”通知”を使ったコミュニケーションをよりスピーディで簡単にするために、新機能「メンション」を本日よりBacklogのすべてのプラン、すべてのお客様にご提供します。
メンション機能によって、通知を送る側は文章を入力しながら自然な流れで通知したい相手を指名できるため「この文章は誰に向けたものなのか」を伝えやすくなります。また、通知を受け取る側は「返答が必要なのか、ただの共有なのか」を判断しやすくなります。
またメンション機能は、Backlog以外のヌーラボ製品であるオンライン作図ツールCacoo、そしてビジネスチャットツールTypetalkで既に搭載されている機能ですので、ヌーラボのプロダクトで統一された方法を使って通知機能を利用できるようになります。
通知方法を刷新する背景について
これまでのUIはメールを念頭においたもの
「まず宛先を決め、本文を書き、送信ボタンを押す。」これまでのBacklogの通知UIは電子メールを送信する際の操作を念頭に置いたものでした。
Backlogが誕生した2005年当時、ビジネス現場におけるWebを介したやりとりの主流は電子メールだったからです。以来15年の間、Backlogは通知に関するUIを大きく変えずに維持し続けてきました。その間に、Webを介した仕事のやり方は変わり続けています。SNSやチャットツールが普及してきた今日、本文の中で通知相手を自然に指名できるメンション方式が通知をする操作の主流になりつつあります。
そうした世の中の業務用ITツールの使い方の変化にBacklogも対応するために、通知機能を刷新することにいたしました。
Backlogをシンプルに保つため
今回の刷新に関しては、ユーザーの皆さまが慣れ親しんだ通知欄を廃止せずに、既存の方法と新しい方法どちらでも通知できるようにする案もありました。しかし議論を重ね熟考したた結果、これまでの通知欄を廃止することを決めました。
廃止を決めた最も大きな理由は「Backlogの機能をシンプルに保つため」です。継続的に機能を更新し続けるWebサービスが複雑になり続けることを防ぐには、意識的に機能を整理していくことが重要だと考えています。
既存の通知UIを廃止します
本機能のリリースに際し、通知先の指定に利用していた既存のUIを廃止する予定です。リリース後、課題関連の通知はメンション機能を利用していただく予定です。新しい通知方法のメンション機能の詳細をお伝えします。
メンション機能の使い方(ブラウザ版Backlogの場合)
通知相手を指名する
メンション機能は課題詳細やコメントの本文で@を入力することで利用できます。
通知したい相手をリストから選択し、そのまま本文を登録してください。名前やメールアドレス、ユニークID/ユーザIDで通知相手を絞り込めます。通知相手の指名には、これまで通りチームやこの課題の参加者をまとめて指名することもできます。
通知した相手を確認する
通知した相手は、これまでと同じようにコメントの右下で確認できます。また、課題詳細画面では入力したメンションがハイライト表示され、マウスカーソルをあてることで相手の情報(ユーザー名・メールアドレス)を確認することもできます。
メンション機能の使い方(モバイル版Backlogの場合)
本日リリースしたメンション機能はBacklogモバイルアプリ(iOS版 / Android版)でもご利用いただけます。
利用方法はブラウザ版と同じで、課題詳細やコメントの本文で@を入力することで利用できます。通知したい相手をリストからタップして、そのまま本文を「送信」または「投稿」してください。名前やメールアドレス、ユニークID/ユーザIDで通知相手を絞り込めます。
「この課題への参加者」または「Participants」をタップすると、課題の参加者をまとめて指名することもできます。また、チームを作成すると特定のメンバーにまとめてメンションすることもできます。
従来の通知方法からメンション機能の刷新について「通知について変わらないこと・変わること」でも解説しておりますので、こちらもあわせてご覧ください。
メンション機能は改善を続けていきます
今後はBacklogのプルリクエストの詳細とコメントにもメンション機能を対応させる予定です。ぜひ楽しみにお待ちください。
メンション機能や新しい通知方法について、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
メンション機能でより楽しいBacklogライフをお過ごしください!