再現しないバグはどうする?
バグへの対応にあたっていると、報告は上がっているものの、どうしても再現できないものと出会うでしょう。
先に書いたように、バグ修正においてはバグの再現は重要なステップです。再現しないバグは一体どうすればいいのでしょうか?
発生手順を確認する
まずは改めて報告されているバグの発生手順を確認しましょう。
手順を読み逃していたり、報告者の記憶違いがあるかもしれませんし、もしかしたら報告者の見間違いで、バグではない可能性もあります。可能であれば、バグを発見した人に直接話を聞いてみると良いでしょう。
発生した環境を確認する
バグには特定の環境・タイミングでしか発生しないものがあります。
毎日決まった時間に行われている処理の最中に特定の操作をしなければ起きなかったり、本番環境の設定・サーバーの設定まで同じにしなければ発生しないものもあります。あるいは物理的な設備の破損など、システムの外側が原因であることも。
バグが起きた環境に可能な限り近づけることで、何かがつかめるかもしれません。
それでも再現しない場合は?
どうしても再現させられない場合は、調査をしやすくするログを仕込んでおくなどして、一旦保留にするのも手です。またその際に、「再現しなかった」ということを記録しておくと良いでしょう。そうすれば数ヶ月後、同様の報告が上がってきた場合に参考にできます。どのような調査や対応をしたのかをしっかりと記録しておくことが重要です。
視野を広く持って取り組むばい!