やることを具体的に
タスク管理の第一歩として、まずはタスクを作っていきましょう。
タスクを作る際に注意すべき最初のポイントは、「やることをできるだけ具体的にすること」です。 作業内容を曖昧に設定してしまうと、チームメンバー内で認識がズレてしまう恐れがあります。
例えばECサイト開発プロジェクトで「ログイン画面を作る」というタスクを作った場合。
上記のような状態になってしまうと、ログインする機能が全く作られていないことが数週間後に明らかになり、大急ぎでログイン処理を作る羽目に……などとなりかねません。
タスクをこなす自分を想像してみる
曖昧な作業内容を具体的なものに落とし込むには、自分がそのタスクを担当し、実行しているところを想像してみるといいでしょう。
例に挙げた「ログイン画面を作る」というタスクを行う自分を想像すると、ログイン画面のWebページを作り、デザインを考え、サーバーにログイン機能を追加しなければならないことに気づくはずです。
そうしたら今度は、タスクを「ログイン画面のWebページを用意する」「ログイン画面のデザインを作成する」「ログイン機能を実装する」と分割しましょう。
これでやることをより具体化できました。この3つのタスクであれば、先ほどのような誤解は生まれづらいでしょう。
Note
自分の不得意な分野のタスクで具体的な想像がしにくい場合は、その分野に詳しいメンバーに相談してみるのもいいでしょう。
大事なのは手段ではなく、できるかぎり細かくそのタスクのスタートからゴールまでの道筋を見通してみることです。
具体化のメリット
具体化のためにタスクのことを深く考える過程で、曖昧だったためにそれまで見落としていた問題点を見つけられる可能性があります。 またタスクの作業内容を具体化することで、メンバー間での認識を統一することができます。 メンバーの認識が一致していれば、メンバーがあなたの考える作業内容の見落としを発見してくれるかもしれません。 何より、やるべきことを明確にすることで、担当者が迷いなくそのタスクをこなせるようになります。
やることをはっきりさせればいろんなことが見えてくるばい!