EDWIN×ゲーム開発会社が大型コラボを推進。Backlogによる進捗管理とナレッジ共有の仕組み

Backlog導入前の課題
・Excelやメール中心のタスク管理では情報が散在しがちだった
・進捗の見える化に課題があった
Backlog導入後の効果
・ガントチャートによって、プロジェクトの進捗や停滞が一目で分かるようになった
・メンバー間の合意形成がスムーズになり、プロジェクト品質の底上げにもつながった
・通知メール設定によって、通知の見逃しが多いメンバーもBacklogを閲覧する習慣を補えている
日本を代表するジーンズブランド「EDWIN」を手がける株式会社エドウイン。
同社ではECサイト運用に加え、ゲーム開発会社とのコラボレーション商品の開発・販売など、多様なプロジェクトが同時並行して進んでいます。
その中でタスク管理やナレッジ共有の基盤として活躍しているのがBacklogです。
今回は、Backlog導入の背景から具体的な活用方法まで、経営管理・情報企画本部 情報企画室 プロジェクト推進課の髙橋佑宜氏と、営業本部 営業第三部 eコマース営業課の戸崎奈菜氏にお話を伺いました。
目次
他社ツールと比較検討して感じた「手放せない」Backlogの使いやすさ
―― まずは、お二人の担当業務について教えてください。髙橋さんからお願いします!
私は情報企画室に所属し、ECのシステム開発と運用を担当しています。もともとデザイナー出身で、現在は兼務でゲーム会社とのコラボレーション企画やデザインにも関わっています。プロジェクトリーダーとして、関係各所との調整や進行管理なども担っています。

株式会社エドウイン
経営管理・情報企画本部
情報企画室 プロジェクト推進課
髙橋 佑宜 氏
―― ありがとうございます。戸崎さんはいかがですか?
私は、直営公式オンラインショップに加えて各ECサイトの運営を担当しています。MAツールを用いたCRM施策の立案から実行まで取り組むほか、ゲーム会社とのコラボレーション案件ではPMOを務め、タスク調整などもBacklogで管理しています。
―― EC事業の幅も拡がっていると伺いました。
はい。2025年より「Dickies」をはじめ、ミリタリーファッションブランド「SPIEWAK」「VALLEY APPAREL」の販売を開始しました。今後も自社製品とともに、ブランド展開を拡充していく予定です。

―― Backlog導入の経緯について教えてください。
Backlogが導入されたのは2018年頃で、当時はEC部門と広報部門で使い始めました。
私たちは当時在籍していなかったのですが、導入検討時は複数ツールを比較し、操作性の良さやひと目で分かるデザイン性、課題管理とコミュニケーションを両立しやすい点が決め手になったようです。
当時はExcelやメールを中心にタスクを管理していたため、情報が散在しがちで、進捗の見える化にも課題があったと聞いています。Backlogはその課題を一度に解消でき、「これは手放せない」と社内でもすぐに評価が高まったそうです。
―― そのほかにも、導入を後押ししたポイントはあったのでしょうか?
Backlogはユーザー数が無制限のため、コスト面でも非常に魅力的だったそうです。従量課金制のツールだと利用ユーザーに比例してコストも増えてしまいますが、Backlogは費用が発生しないため、社内に広く浸透させやすいというメリットがあります。
また、ヘルプページをはじめ、日本語のサポートが充実していることも安心材料でした。
―― 導入後の社内での活用状況についても教えてください。
社内でのBacklog活用は着実に広がりつつあり、現在のユーザー数は50名ほどです。私たちが活用する様子を見て、他部署のメンバーから「使ってみたい」と声をかけてもらうことも多く、そうしたメンバーに向けて使い方のレクチャーも行っています。
オンラインマニュアルの紹介に加えて、私たちの実際の運用例を共有したり、必要に応じてプロジェクトに同行してサポートしたり、段階的にフォローする形です。
最近では新しくシステム開発のプロジェクトが立ち上がり、そちらにもBacklogを導入しました。社内のタスク管理ツールとして、ますます活用が進んでいる状況です。

株式会社エドウイン
営業本部
営業第三部 eコマース営業課
戸崎 奈菜 氏
EDWIN×有名ゲームタイトルのコラボ企画が同時並行。ガントチャートが進行管理の要に
―― ゲーム会社とのコラボレーション企画におけるBacklogの活用方法についてぜひ教えてください。
ゲーム会社とのコラボレーション企画はいくつか同時並行で進むことが多く、それぞれの案件を一つのプロジェクト内で課題として管理しています。
―― 具体的に、どのような企画なのでしょうか?
これまでの実績から二つご紹介します。
PlayStation®とのコラボアイテム販売
この企画では、PlayStation®の30周年記念である2024年12月3日に予約販売を開始することが最初に決まっていたため、そこから逆算してスケジュールを構築。
ガントチャートで工程を可視化し、情報共有のズレを防ぎながら8名のメンバーで進行しました。情報の整理や配信スケジュールの可視化はBacklogの大きな強みですね。

PlayStation® ✕ EDWIN 30th ANNIVERSARY JACKET(2026年1月現在は受付終了)
スクウェア・エニックス「EDWIN×SaGa」コラボ企画
スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)の「サガ」ともコラボ企画が立ち上がり、プロジェクトを進行しました。
まずデザイン面では、商品の一つであるデニムジャケットには、あえてリジット(未洗い)加工を採用しています。着用と洗濯を重ねるほど、刺繍されたキャラクターの柄が浮かび上がってくる仕様で、時間をかけて育てるデニムの魅力と、自身の選択によって物語が紡がれる「サガ」シリーズの世界観を掛け合わせたものです。普段着として使える汎用性と、コアファンに響く要素の両立も目指しました。
こちらのプロジェクトでも、特設サイトやYouTube配信と連動しながら、第1弾以降のアイテムを順次告知するためのさまざまなタスクをBacklog上で管理しました。発信後もプロモーション計画や制作進行をBacklogで管理し、プロジェクト全体を整理しています。


【EDWIN × SaGa】サルーイン デニムジャケット(2026年1月現在は受付終了)
―― 外部パートナーとの連携にもBacklogを使っていますか?
日々のEC運用に携わる外部ベンダーとの連携にBacklogを使用しており、主要な外部ベンダー3社とは不具合対応や改修依頼などのやり取りをBacklog課題で管理しています。
また、プロモーション関連の協力会社をゲストユーザーとして招待するケースもあり、常時10社以上とBacklog上でコミュニケーションしています。
進捗がひと目でわかる。合意形成とプロジェクトの品質向上に直結するBacklog
―― Backlogを活用するメリットについて、どのように感じていますか?
マネジメントの観点では、ガントチャート機能に非常に助けられています。プロジェクトが順調に進んでいるのか、あるいはどの工程で滞っているのか、誰が見ても一目で分かるのは大きなメリットですね。
関係者が多いプロジェクトほど、マネジメント層からは「今、誰が何をしているのか」が見えづらくなります。Backlogのようなツールがないと、何か問題が起きて初めて遅延に気づくケースもあり、途中で察知できないリスクが生まれてしまいます。
また、業務に慣れているメンバーであれば各工程のリードタイムを見越して動けますが、経験の浅いメンバーにはまだその勘所がありません。スケジュール感の共通認識が持てていないと、思わぬところで問題が発生しやすくなります。
その点、Backlogのガントチャートはリードタイムを視覚的に理解できるため、メンバー間の合意形成がスムーズになり、結果的にプロジェクト品質の底上げにもつながっていると感じます。
もちろんメンバーを丁寧にフォローすることも大切ですが、ツールをうまく活用することで、コミュニケーションやスケジュール管理を良い意味で「軽量化」していきたいと考えています。
―― ガントチャート以外に、よく活用している機能はありますか?
スター機能はよく使っています。メンバーの投稿にスターを付けることでちょっとした「ありがとう」の気持ちを込められるのが、コミュニケーションを助けてくれるように感じます。
また、通知の見逃しが多いメンバーには、Backlogのメール設定で「通知とレポートを受信する」をONにすることを推奨し、Backlogを閲覧する習慣を補っています。
そのほか、Backlogの基本的な使い方は社内Wikiにまとめていて、必要に応じて参照してもらっています。
社内の知見を受け継ぐ存在として、Backlogにさらなる期待
―― 他部署での活用も進んでいますか?
現在は、バックオフィスの業務でもBacklogを活用しています。稟議の承認プロセス管理に使われており、法務確認の判断内容を履歴として残すことで、社内の知見を蓄積する仕組みとしても役立っていると聞いています。
―― ナレッジ共有の重要性は、これからますます高まりそうですね。
まさにそのとおりです。人材の流動性が高まり、働き方も変化している今、業務上の知見を正しく受け継ぐ仕組みがこれまで以上に重要になってくると考えています。一方で、一人ひとりが担う業務は多角化・複雑化していて、口頭だけの引き継ぎではどうしても限界があります。
その点、Backlogはナレッジを蓄積しやすく、共有の手段として非常に有効です。
さらに生成AIを活用した新機能開発にも力を入れていますよね。今後はさらに効率化が進むことを期待していますし、社内の知見をよりスムーズに活かせる環境づくりに役立っていくのではないかと感じています。
――貴重なお話をありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
