Gitの基本 変更を記録するコミット

ファイルやディレクトリの追加・変更を、リポジトリに記録するにはコミットという操作を行います。

コミットを実行すると、リポジトリの内では、前回コミットした時の状態から現在の状態までの差分を記録したコミット(またはリビジョン)と呼ばれるものが作成されます。

このコミットは、次の図のように時系列順につながった状態でリポジトリに格納されています。このコミットを最新の物から辿ることで、過去の変更履歴やその内容を知ることができるようになっています。

これらのコミットには、コミットの情報から計算された重複のない英数字40桁の名前が付けられています。この名前を指定することで、リポジトリの中からコミットを指定することができます。

バグ修正や機能追加などの異なる意味を持つ変更は、できるだけ分けてコミットするようにしましょう。後から履歴を見て特定の変更内容を探す時に探しやすくなります。

コミットの実行時にはコミットメッセージの入力を求められます。コミットメッセージは必須となっているため、空のままで実行するとコミットが失敗します。

コミットメッセージは、他の人がコミットの変更内容を調べる場合や、自分で後から履歴を見直す際に大切な情報となるので、変更内容のわかりやすいコメントを書くように心がけましょう。 Gitでは標準的に

1行目 : コミットでの変更内容の要約
2行目 : 空行
3行目以降 : 変更した理由

という形式でコメントを書きます。