バグ管理システムを使うメリット
バグ管理システムを使ったメリットは以下のようなものがあります。
どこからでも簡単にバグ報告できる
多くのバグ管理システムがWebブラウザから利用することができるため、特別なツールをインストールすることなく、どこからでも簡単にバグ報告したり、残っているバグを確認したりすることができます。
必要な情報を漏れなく登録できる
バグの報告時に、管理項目をカスタマイズできるため、必要な情報を漏れなく報告してもらうことが可能になります。また、スクリーンショットや動画、ファイルの添付もできるため、修正の担当者にビジュアルでバグの内容を伝えることができます。
常に最新の情報を参照できる
バグは日々報告され、また修正されていきます。優先度やそれを対応する時期もプロジェクトの状況に応じて、変化していきます。プロジェクトの関係者が、常に最新のバグの状況を得られることはとても重要です。バグ管理ツールを使うと、メンバーが古いままの情報を参照しながらバグ修正を進めていくことを防ぐことができます。
履歴も含めて管理できる
バグ管理ツール上でバグを管理すれば、その瞬間から誰がアクセスしても最新の情報を参照できるようになります。ファイル名に日付をつける必要もありませんし、変更の履歴や経緯も含めて全て残っていきます。
複数人で同時にバグを修正できる
管理者だけでなく、バグ修正の担当者やテスターなどバグ管理にはいろいろな役割の方が関わります。そのような時にバグ管理ツールを使えば、他のメンバーの作業を邪魔することなく、並行してバグ修正や更新を進められます。
- バグ管理ツールを使わないと同時に更新できない?
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例えばExcelファイルを利用してバグ管理を行っている場合、Excelに用意されている共有機能を使用することもできます。ですがこの方法は、WindowsとMac間の互換性の問題など、様々な課題を抱えたままであることも事実です。
Webベースのバグ管理ツールであれば、Webブラウザさえ動けば、ほとんどのOSで利用することができます。
あとから探しやすい
プロジェクト開始時だけでなく、進行に応じてバグは次々と生まれてきます。プロジェクトを進めれば進める程、以前登録して対応したバグの履歴などを探したい場面が多くなるでしょう。
またプロジェクトが大きくなるにつれて、バグも多くなります。付箋やノートに書いていると量が膨大になってしまいますから、以前作成したバグなどを参照しにくくなります。
このような場合にツールを使用してバグ管理を行っていると、以前登録したバグを確認したいときや、内容を思い出したい時に非常に便利です。
手軽に探して確認
例えば、以前に対応したバグに関連した部分のバグが発生した場合に、修正したバグの経緯などを振り返ることが簡単にできます。バグを修正する判断材料として大いに活用できるでしょう。
他にも、管理項目として設定できる「担当者」「期限」などをしっかりと入れていれば、その情報を元にバグ情報を探すこともできます。
たくさんの情報の中から目的のものを探しだす時間は、思わぬ時間をとられてしまいがちです。検索機能を使いながらスピーディーにバグ管理を行いましょう。
あとから探しやすいように、バグ登録の際に件名を工夫したりするのもよかばい!
バージョン管理システムとの連携ができる
バグ管理システムやタスク管理システムには、バージョン管理システムと連携できる機能が備わっている製品も多いです。その場合、ソースコードのコミット時に管理番号を入力したりすることで、バグの起票とそのバグに対するソースコードの修正を紐づけることができます。どのバグに対する修正か、バグはどのソースコードの修正で解消したか?が一目瞭然になります。
このような場合にツールを使用してバグ管理を行っていると、以前登録したバグを確認したいときや、内容を思い出したい時に非常に便利です。