バグを報告しやすくするために

せっかく発見されたバグが報告されない、という環境になってしまうと、「バグは漏れなく報告する」というバグ管理上の重要な原則が守れなくなってしまいます。

結果、ほとんど修正に手間のかからないバグや、実は重大な影響のあるバグを見落とすことに繋がってしまいます。そのような状況を改善するには、バグを報告しやすい環境・文化づくりが必要です。

バグ報告のテンプレートを作る

バグ報告の労力を減らすことで、報告の心理的抵抗も減らすことができます。絶対に必要な情報と、あると嬉しい情報を整理し、共有して使える状態にしておくと良いでしょう。報告のフォーマットが統一されると、バグ修正の際の効率も上がります。

バグ報告に使うツールを見直す

バグ報告の心理的抵抗を減らす手段として、使用するツールを見直すというのも一つの手です。

例えば、ビジネスチャットツールを利用し、そこに直接書き込めば報告が完了するような体制を作れば、バグに気づいた人が更に気軽に報告しやすくなるでしょう。

報告の詳しさと手軽さを両立する
基本的に、報告を手軽にできるようにすると、その分調査に必要な情報が報告から失われやすくなります。報告の手軽さと詳しさを両立するためのなんらかの工夫を用意すると良いでしょう。
第一報をチャットで受け取り、取りまとめ役がバグとして登録していく、という体制などが考えられます。
またこの両立は、バグ管理システムとチャットツールを連携させることで解決することもできます。例えば TypetalkBacklog を連携させれば、チャット上でのやりとりをまとめたものを、Backlogの課題として簡単に登録する機能が利用できます。TypetalkとBacklog の連携機能3選をご紹介

バグの発見者に感謝する

バグ修正にあたる開発者にとって、バグの報告は自分の仕事を増やすもの、と考えることもできます。バグが発見された部分を開発した開発者の心情として、責められているような気になってしまうこともあるでしょう。

しかし、バグは発見されるまで無かったものではありません。存在はするものの、単に見つけられていなかっただけなのです。もしそのバグの発見が遅れていたら、もっと重大なトラブルを招いたかもしれません。バグの発見者を煙たがるようなことがあれば、その発見者はその後バグを報告してくれなくなることでしょう。

バグを生み出した人を責めない

また同時に、バグを生み出してしまった開発者を責めないことも重要です。自分からわざとバグを仕込む開発者はめったにいません。バグは注意していても生まれてしまうものなのです。

バグを埋めてしまったことよりも大事なのは、発見されたバグをどれだけ素早く、安全に修正したかという点でしょう。発見されたバグを理由に開発者が攻撃されてしまうような文化の下では、開発者はバグの発覚を恐れ、自分の立場を守るための言い訳に終始するようになるでしょう。

バグ報告のしやすい雰囲気を作るばい!

サルのダイミョー