対応するバグしないバグ
バグの修正に当てられるリソースは有限です。多数報告されるバグの山を、対応するバグと対応しないバグに振り分けるのも、バグ管理の重要な工程です。
では、ある一つのバグを前にした時、そのバグは対応すべきなのか、あるいは対応しなくてもよいのか、どうやって判断すればいいのでしょうか。
そのバグで「誰が」「どう」困るのか?
大きな判断材料となるのは、そのバグが発生することで「誰が」「どのように」困るのか、ということです。
例えば、その業務に精通したユーザーが使うことを想定している業務システムで、業務の知識がないユーザーが困るバグであれば、修正の優先度は下がるでしょう。
また、社内のみで利用されるシステムでは多少の表示崩れは問題にならないことも多いでしょう。逆に、金銭的なやりとりが発生する処理でのバグは、最悪の場合その会社を揺るがすトラブルにもなりかねません。絶対に対応しなければならないバグと言えるでしょう。
このように、そのバグの影響範囲を具体的に考えていくことで、優先度の高いバグと低いバグがわかります。
重要なバグに集中するばい!